中田横浜市長が突然辞任までしてやりたかったこと
7/29(水) 横浜の市長さんが突然の辞任。。。任期を8ヶ月も残しての辞任は、何か唐突な感じ・・・が、せんでもない。。。衆議院選挙と市長選を同時にやったら、10億円ほどの選挙費用予算の削減になるという、下手な言い訳もあったけど、そんな道理が通ってしまったらのなら、任期そのものの意義が薄れてしまう。。。
任期は、全うしてナンボの世界やと思うし、その前に辞任してしまうのは、前の選挙で受けた何年間、市政をお願いしますよ・・・という信任を裏切ることにもなるから、これは、本末転倒な論議になると思うのやね。。。
宮崎県の東国原知事が任期半ばで、国会議員に転出か・・・という話しの時にも出たことやけど、任期を全うすること・・・というのは、国民の負託に応えることでもある・・・という認識が、何故か、薄いのやね。。。それだけ、政治という世界が、風を読む必要のある性格の職業やということなのかも知れないけど、地に足を付けた行政という仕事と、違いが際だって、異なっている・・・ということなんやろう。。。
そんななか、地方の首長さんが集まって、いろいろな政治力の結集を計ろうとしている動きがある。大阪府の橋下知事さんなんかが仕掛けているのだけれど、何でもかんでも中央で決めてしまうのやなくて、どんどん予算も仕事も地方に振り分けて、どうしても国がやるべき仕事だけを東京でやってもらおう・・・という考え方は、時流に沿っていると言えると思うのやね。。。
ただ、どの政党を支持するかで、首長さんが、政党を踏み絵にする・・・ような感覚は、少し違和感がある。確かに知事や市長さんたちは、地方の政党支部という応援団が付いていて、いざ選挙となったら、その応援を受けて立候補する。ただ、この政党というのが、中央と地方では、常に一枚岩の関係ではなくて、たいがいの場合は、その地方選出の有力国会議員が、政党支部の支部長を兼任していて、いざ選挙となったら、協力関係がすぐに出来るような仕組みになっとる。。。
ところが、比較的無党派層の多い都市部では、この政党支部の活動の割合がかなり低くなっていて、文字通り「かぜ」で、風向きが変わる傾向が強いのやね。。。つまりいくら盤石な支持基盤を持っていても、都市部では、それの数倍以上の数の無党派という怪物がいる。。。こと都市部に限ったら、その無党派層の応援がないと、当選出来ない・・・ことになるのやね。。。
近年、自民も民主も、バリバリの政党支持・・・という人が減ってきてしまって困っている。昔から自民党・・・一本てな人も、たまには民主に投票して、政治的なバランスを取る・・・こんな投票行動に出ることが多いのやね。。この国民のバランス感覚の移動・・・が、政治的な風になるのやね。。。
昔は、この風が吹く・・・というのは、比較的人口の多い都市部に限られていて、田舎ではあいもかわらず、親子何代も世襲の議員さん・・・という人たちが、指定席のように、議席に座っていた。ところが、この頃は、その指定席がどんどん減ってきて、地方でも、若くてやる気のある、志の高い人たちが、何とか、この国を変えなければならん。。。と、立候補していて、この人たちが、どんどん当選してくることが考えられるのやね。。。
政治っていうのは、淀むと澱む。。。政治家さんという人材も、固定化されるのやなくて、どんどん新陳代謝が進むことは、有る意味、ええことや。。。ただ、その分、政治というものに、少し安定感とか、重厚感が薄れてしまう危惧がある。でも、政治は行政ではなくて、よりダイナミックなことが有る意味、要求されることがある。今回の中田市長さんの動きも、その政治のダイナミズムからのことなのやろうけど、さて、どう転ぶか・・・。
百戦錬磨、有象無象が跋扈して、生き馬の目を抜く世界だけに、われわれ庶民からしたら、なかなか目が離せないね。。。反対勢力の体制が整わないうちに、後継市長を決めてしまう。。。ご自身は、別の政治的な動きなどで、新党結成まで目論む。。。時代の節目には、いろいろな動きが出てくるものやね。。。