日本はいつもマラソンレースの先頭を走る義務がある
7/14(火) 今晩から京都市内は歩行者天国が始まる。いよいよ祇園祭のクライマックス近し・・・というところや。。。雨が降らなきゃ、ええけどね。。。
さて、先週実は衝撃的なニュースが新聞に出た。全世界での自動車の販売台数で、ついに、中国がアメリカを抜いて、世界一の自動車販売数の国になった・・・というのや。。。
経済規模からしたら、まだまだ先やと思っていたこの首位逆転なのやけど、昨年来の大不況で、米国や日本の自動車販売台数が記録的な落ち込みを見せて、今年、ついに、販売実数での逆転劇が起こったのやという。。。
少し前まで、中国人の平均月収は、わずか30ドルあまり。。。世界最貧国の一つやった中国が、たった20年弱で世界一の自動車大国になるなんて、誰が予想出来たのやろうね。。。それだけ、多くの人が豊かになって、多くの人が自動車を購入出来るようにまでなった・・・ということなのやろう。。。中国がいかに、世界からの富と投資を一気に集めたか・・・というのが判る。。。
昨年来の景気急落を受けて、日本の自動車メーカーは、ハイブリッドカーやら、電気自動車やらの開発を一気に加速させている。ただ、ヨーロッパはディーゼルエンジン併用型。。。日本はモーターとガソリンエンジン併用型。南米ではバイオジーゼルエンジン型、アメリカは完全電気自動車型のプラグインタイプと、これからの自動車の開発方向は、まちまちで、なかなか一本化されていないのやね。。。
規格がバラバラだと、例えば高速道路のサービスエリアに、電気のコンセントをたくさん作るべきなのか、液化天然ガスのスタンドを増やしていくべきなのか、リスクの高いことになるのやね。。。いずれ一本化されるにしても、負けた方の設備が、ドブに金を捨てることになる。。。
ただでさえ、民主党政権になったら、高速道路は無料化されて、あれだけ大騒ぎしたETCは、ゴミ箱行きになる・・・とまで言われている。。。このようなとんでもない規模の無駄が起こってしまうのやね。。。
日本の官僚達が一生懸命やってきた燃料電池で動く車は、水だけで走るのはええけれど、車の値段が1000万円もしていたら、誰も買えない。。。役人さんお得意の補助金を出しても、1台に何百万円も補助出していたら、成り立たない・・・。量産されてもなかなか電池の価格が下がらない・・・のが、ネックになっとるのやね。。。
1つの製品の規格って言うのは、実は、先駆的に投資したところが、世界のマーケットを総取り出来る・・・という性格を持っていた。。。昔はね。。。。。古くはビデオデッキの規格でVHS対ベータの争いがあったし、データの記憶媒体では、フロッピーやCD、DVDなどで多くの規格が生まれた。レーザーディスクやらMDやら、MO、フラッシュメモリやら、HDDなど、ほんとたくさんの規格が生まれては消え・・・を繰り返しておる。。。
ところが今は、一番最後に勝つのは、部品の価格がこなれてきて、一番低価格で、最も優秀な方式の規格が生き残って、それを量産したところが、大もうけする・・・という図式になっとるのやね。。。
薄型テレビも大型のディスプレイ方式で、プラズマか液晶かどっちが主流になるか・・・日本のメーカーがしのぎを削って新製品競争をしている間に、韓国のサムソンが、大量に安く液晶テレビを量産して、世界一のシェアを取ってしまいよった。。。
つまり、今ではもう、今までの日本メーカーの成功パターンが通じないような時代に、もうなっている・・・といいことなんやろう。。。今に見てみ。。。今は、静観視している中国メーカーが日本の何十倍の規模で液晶テレビをこさえて、一気に、世界シェアを取ってしまいよるから。。。
これからの日本にとって開発者利益をどう、守っていくか。。。この課題は大きい。。。パソコンの世界では、今までは製品価格に含まれて当然やった基本ソフトを高額にして、この考案者利益を最大にしようとしたし、CPUのシリコンウェハーなどの製造技術を高度化させて、付加価値を付けることで、発明者利益を守ろうとしてきたのやね。。。
いずれも、マイクロソフトと、インテルなどのハイテク企業の成功事例なのだけれど、今の世界、なかなか他に真似をされないような技術を、発明したり、保持出来たり・・・というのは、大変難しくなっているのやね。。。極論すれば、真似が出来ない技術など無い・・・ということなんや。。。
任天堂のゲームソフトが売られて、すぐに、海賊版が流通する。。。映画のDVDが制作者たちの意図に反して、どんどん安値で市場に流通してしまう。。。これらの統制がなかなか出来ない国が多い。。。結局、違法コピーや、猿まね・・・は恥ずかしい行為であるという倫理観が、そこにあるかどうか。。。という壁に行き着くのやね。。。
人のものを盗んではダメ。。。いくら法律を作っても、泥棒はおる。。。だから、盗人は、警察に捕まって、酷い目に遭わされる・・・という罰が無いと、モラルが守られない・・・のやね。。。だから、デザインや技術を盗んで儲けた人は、儲けを全部はき出さされる・・・とか、違法にコピーしたものを売ったり、所持したり、買ったりした人には、厳罰が、待っていて、その行為そのものが、割に合わない・・・と、みんなが感じるぐらいにまでならないと、なかなか守れないものなんやね。。。
でも、いくら中国は日本の製品の物まねばかりして、酷い・・・って言っても、ちょっと前まで日本は物まねばっかりやっていたのやから・・・って言われたら、それまでや。。。まして、中国という世界最大のマーケットから閉め出されたのでは、日本は食っていけない・・・という弱みがある。。。
つまり、日本は、ずっと、世界一先駆的な製品を作り続けていくしか、生き残る方法は無いのやね。。。有る程度、利益が見込めるまでにまったら、それを中国などで量産し、日本はまた先の商品開発をする・・・という方法しか、生き残れないのやね。。。何か、とてもしんどいことなのやけど、世界のトップランナーの看板を降ろしてしもたら、日本は、何にも残らないのやから。。。
攻撃は最大の防御なり・・・という言葉がある。日本は、守ることは、有る程度あきらめて、常に攻め続けるしか、生きる道は無い・・・。それも出来なくなったら、日本の存在価値は無くなってしまうからね。。。何か、後ろから、つつかれ続けて走り続けなければならない、マラソンのペースメーカーみたいなもの・・・に似ている。。。最後に本命に抜かれてしまうのやけれど、たまには、その本命がつぶれてしまうこともある。。。追い上げるのは難しいのやったら、始めから飛ばし続けるしかない。。。
一度、気を抜いたら「負け」の厳しいチキンレースがそこにはある。。。