だから言ったやろ。アメリカ流なんて崩壊するって!
6/6(土) 今週、アメリカのゼネラルモーター社が破産法の申請をして、事実上、国有化された。アメリカ最大の製造業とまで言われたGMが、時代の流れに追いつけず、瓦解したのやから、さぞかし、アメリカ国民はショックを受けていることだろう・・・と思ったが、株価は上がるし、オバマの下したGM救済に批判的な意見の人も、多いのにちょっと驚く。。。
中にはGMの破綻回避を、ベトナム戦争に例えて、限りなく血税が一企業に注ぎ込まれて、「泥沼化」するのではないかと、危惧する意見の人も多い。。。ハイブリッド技術を持たない。。。時代遅れの馬鹿高い大型車ばかり作って、おまけに、ガソリンをばらまくような車ばっかりしか作れない企業体質。。。多くの低所得の労働者たちを中産階級に押し上げたという功績も、裏返せば、労働組合の力が強くなりすぎて、高コスト体質になっていた。。。という批判はかわせない。。。
米国の労働組合っていうのは、ちょっと驚いたのだけれど、この前のクライスラーの再生の時には、なんと再建のための資金の55%もの出資を労働組合がやっている・・・のやて。。。そこまで、アメリカの自動車産業っていうのは、労働者のための産業に成り下がっている・・・ということなのやないのかね。。。
ゼネラルモーター社っていうのは、あらゆるアメリカ企業のお手本となるビジネスモデルを確立した企業やった。。。つまり、投資家と、経営者を全く別にして、資本と経営の分離を世界で初めて、実現していたのやね。。。
つまり、今まで経営者が資本を出して会社を大きくする・・・というスタイルだったのを、市場から投資を募って、その資金で、プロの経営者がマネジメントを専門に行う・・・というスタイルに変えたのやね。。。このビジネスモデルがうけた。。。
全世界の企業は、このアメリカ的な考え方の企業理念を真似して、日本もEUも右へならえ・・・をした。。。ところが、このやり方が、一部の者たちに悪用されて、今度のリーマンショックや、サブプライムショックのような事を起こしてしまった。。。実体経済がマネーゲームに凌駕されてしもたようなもんやんか。。。
言い換えたら、これって、アメリカ型のビジネスモデルが破綻した・・・結果とも言えるのやね。。。資本家がカネを出して、経営者が高額の報酬を貰ってマネジメントだけをやる。。。このルールの非効率さと、本来、一体で全責任を負うべきものなのに、どこか人任せにしたり、どこかで、放りだしてしまうような体質・・・。こんなのが今、問題視されているのやないのかね。。。
経営者は会社を儲けさせて、大きくするだけ大きくして、結果として、それを他人に高く売り飛ばすことが、目的になってしまう。。。投資家は投資家で、自分の投資した代金を増やすことだけに血眼になり、企業の社会的価値とか、長期的な理念とかが、欠落する。。。ここの大きな弱点があったのやね。。。
企業は人なり。。。本当は会社は誰のものか。。。本当は、株主のものではなくて、経営者のものであり、そこで働く者のものであり、そこの会社の製品やサービスを愛用してくれる顧客のものである。。。その価値観って、いま、ものすごく、大事になってきているのやないのかね。。。