朝の連続テレビ小説つばさの辛口評 | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

朝の連続テレビ小説つばさの辛口評

6/3(水) 私は、毎朝、NHKの朝の連続テレビ小説っていうのを、見てる。この春から始まったのが、つばさという番組。いちおうドラマ仕立てにはなっているのだが、少々、お話が、練れてない。。。



 多部未華子演ずる、玉木つばさが、埼玉県の川越でコミュニティFM局をやっていく筋書きなのだが、どうも、お話の随所に、かなり強引なところがあって、普通、こんなの、あり得ないやろう・・・というツッコミどころ満載なんやね。。。



 まぁ、バラエティドラマなのだから、そんなルールはどうでも良いのだろうけど、せっかく、みなさまのNHKが、ふんだんな予算を使ってやるのやったら、もうちょっと何とかならんのか。。。というところが多いのやね。。。



 川越という町は、関西人からしたら、もっとも縁の薄い都市のひとつ。そこにある文化とか、ご当地ならではの風習とか、その地に生活する人たちの、生き方とか、気質とか、そんなのが題材になっているのなら、少しは興味も持てるものなのだが、そんなのは、ほとんどない。。。甘玉堂という和菓子屋さんが、主人公つばさの実家なのだけど、そんなに、変わった特別美味しそうな食べたいような和菓子でもなく。。。何の色香も、そそられるものがない。。。



 実は、明治以来、東京が首都になって、それまでの首都だった京都にあるものは、全部否定され、新しい文化は全部、東京から。。。という発想で、日本のくにづくりは進んできたのやね。。。ところが、京都には文化の香りは有っても、東京には、何にも、高い感性のものが少なかった。。。だから、東京は、必死になって明治以来、ものすごい投資をして、関西に負けない文化圏を築きあげることに、躍起になって来たのやね。。。



 ところが、関東の地方都市は、全部東京の劣化カーボンコピーばっかりのまちづくりしかして来なかったから、何にも見るべき文化が無く、有ってもとても歴史の浅い表面的なものが多いのやないやろうか。。。町一番の繁華街のことを○○銀座・・・って言う。。。どこの町にもその○○銀座が有って、駅前にはパチンコ屋とデパートと、銀行がある。。。そんな風景ばっかり。。。川越の人が誇れるのが、火の見櫓だけって、ちょっと、寂しすぎるやんか。。。



 昨今のまちづくりブームで、町おこし、村おこし、わがふるさとの、誇りを作り出そうという運動が、各地で起こっているが、どうも、どこも取って付けたようなものが多いのやね。。。餃子の町宇都宮とか、妖怪ロードの鳥取、東国原知事の宮崎県は別格にしても、思い浮かぶのはそれぐらい。。。ご当地ラーメンで有名なところとか、何々が名物・・・っていうぐらい。。。とても、本当の町おこしやと胸を張っていえるものは少ないのやね。。。



 さて、そのつばさが恋をしたり、放送局を立ち上げたり、いろいろな経験をして、成長していく様を、「つばさ」のストーリーは盛り上げていくのだが、なぜか、お話の区切り区切りには、サンバの踊り子たちが、ド派手なあのサンバの衣装で出て来て、リズムにあわせて、全員で踊る・・・。見ているものからしたら、いつもこの「オチ」で逃げられたらずるいなぁ。。。という感じなんやね。。。安物のドリフターズのおもろないコントのオチを見せられているようなもんや。。。ド派手な衣装で、あり得ないシチュエーションで、いつも総踊り・・・。もう、おもろない・・・っちゅうねん。。。



 ちょっと泣けて、ちょっと笑えて、一日の始めを爽快に迎えられるようなドラマが、朝の連ドラの役目。。。その意味では、まあまあなのかも知れないのやけれど、オカマのような弟くんやローリーのようなあくの強いキャラクター、放浪の母高畑淳子の奔放さと、祖母役の吉行和子の厳格さ。。。父梅雀のキャスティングなど、さすがNHKというところもあるだけに、ストーリーの安直さが目立ってしまうのやね。。。