顔で笑って心で泣いて。やせ我慢も楽じゃ無い。。。
5/30(土) 生まれて2回目の、大手術を受けてから、もう3ヶ月になる。8年前の心筋梗塞に続いて、この2月に、大腸ガンの摘出手術をやったのだが、おかげさまで、癌の転移も、今のところはなく、化学療法も、何とか免れて、体重も順調に回復してきた・・・。手術の時に、せっかくお腹の脂肪までたくさん、取って貰ったのに・・・と、ヨメさんは言うのやけれどね。。。
手術の時には、13日間も絶食をしたのやから、当然のように体重は10㎏ほどは減った。術後も、しばらくは、毎日、点滴だけで過ごしていたのやけど、点滴が抜けると、今まで全く無かった食欲も、徐々にではあるのやけど回復してくるものや・・・。
でも、当初は、腸が腫れていたからなのか、少しの食べ物を食べただけで、すぐ満腹になってしまって、その代わり、すぐ腹が減る・・・というのを繰り返していた。
それと、意外にも最近気づいた・・・のやけれど、手術の時って、驚くほど痩せているやんか。。。究極に痩せた状態で、お腹は縫ってある・・・やんか。。。ところが、退院して、体重が回復してくると、徐々にお腹も太ってくる。。。これが、けっこう、痛い・・のやね。。。太ろうとする腹と、そうはさせじと、がんばるお腹の縫い目の勝負やからね。。。つまり、本人的には、お腹の縫い目が痛むと、もうこれ以上は肥えたらアカン・・・というバロメーターになるんや。。。
私のお腹のなかでは、便通が良くなったり、悪くなったりを繰り返していたのは、今でも、まだまだ続いているが、ちょっと見たところの、外見上は、どこが大病をした患者か・・・と思うぐらいなんやね。。。事情を知らない人には、なかなか自分の方から、大腸ガンだということを、逐一説明するのにも疲れて、逆に、病気自慢をしているように、先方に取られるのが嫌で、ついつい、口をつぐんでしまうのやね。。。まぁ、出来たら、そんなことを、言いたくは無いわなぁ。。。多分、向こうさんも、そんなこと、聞きたく無い。。。
それでも、週一回の、好きなバレーボールも、肥満防止のために復帰しているのだが、普通、大病をした人は、スポーツをするなんて、なかなか想像しにくい・・・のやね。。。周りの人は、スポーツが出来るぐらいに回復しているのだから、もう大丈夫なんだと、思っていただけるのだけれど、実は、お腹の中では、ぐるぐると患部を便が通る音が、とても頻繁にしていて、常に便意があり、それでもなかなか便所に行きにくいときは、とても我慢している時もあるのなんて、想像もされない・・・のやね。。。便が緩い時なんて、何かの拍子に、漏れないやろうか・・・って冷や冷やしている・・・。そんな事が、けっこうあるものなんやね・・・。
逆に投薬を受けている下剤を少し控え目にすると、途端に便通が悪くなり、極度の便秘になってしまう。。。下腹が張り、何度も何度もトイレに行くのだが、全然出ない。出ないから、また下剤を飲む・・・。すると、それが効き過ぎて、今度は下痢になってしまう・・・。こんなのを繰り返しているのやね。。。こんなの、他人さんに、いくら説明しても仕方のない事・・・。理解してもらおうと、思っても仕方のないことやからね。。。
先生に聞いたら、焦らずに、1年ぐらいかけて、普通に戻せば良い・・・と言ってもらえるのやけど、1日に10回も20回もトイレに行く日が、未だに、たまにある・・・これが結構辛い。。。トイレがない場所へ行く・・・とか、あまり長時間の移動とかは、ちょっとまだ自信がない・・・というが本音なのやね。。。
大腸をつないだところの痛みは、もうすっかり、忘れてしまうほどには、なっているのだけれど、体重が戻ってきて痛む腹の縫い目の痛みは、けっこう辛いものがある。。。まぁ、肥えるな・・・っちゅうことなんやろうけどね。。。
いろいろな人に逢うと、どうですか。もう、よろしいのですかと、お声を掛けていただく。。。本当は、まだお腹の調子が、なかなか、以前のようには直ってないのです。。。と言いたいところなのだが、それも、男のグチになるから、情けないので、もう、大分、マシです・・・なんて、どうしても言ってしまう・・・ものなんやね。。。
この手の病気は、どうしても、本人でしか判らない・・・っていうことが多い。痛みや、腹具合の不調をどうしても、言いにくいから、顔で笑って、心で泣いて・・・。いくら人に、愚痴っても、仕方のないこと・・・とあきらめて、何かと我慢して、日々生活している・・・っていう感じに、どうしてもなってしまうのやね。。。
自分が病気になると、人に対して、気遣う・・・という意味が、その病気の経験が有るか無いかで、大きく違うのが、ほんと、よく分かる。。。経験のない人は、通り一辺倒のご心配をしていただける・・という感じだし、こっちもそれが判る。。。同じような病気をやったことのある人にとったら、まぁ、戦友のような感覚で、悩みを本当に共有出来たりする・・ものなんやね。
それまで、人にお見舞いを言う時に、何にも気づけずにいた事が、今では判って、ハッとする時もあったね。。。人の身になるとか、その人の本当の辛さを理解する・・・・・っていうことは、本当に難しいモノや・・・と、自分が病気になってみて、初めて、心底判るものやね。。。。