小沢党首の第七艦隊発言が拡げた波紋
2/27(金) 小沢民主党党首が、日本の防衛ぐらいやったら、米国の第七艦隊だけで十分やないか・・・と発言して、自民党の中の、ちょっと元気の良い人たちから批判されている。まぁ、自民からしたら、守勢一辺倒から、やっと攻勢に転じられるネタが出てきた・・と言ったところやろうか。。。
防衛とか軍事とかいうネタは、戦後の日本では、タブー視されてきた内容が多い。憲法第九条で、日本は他国に対する戦争を放棄し、専守防衛を、戦後ずっと、呪文のように唱え続けてきた。平和国家・日本の方針は、アジアにおけるアメリカという大国のプレゼンスを持ち続けたい・・・という、米国の思惑と相まって、とても都合の良い関係が、日本と米国の間で続いてきたのやね。。。
まさに、日本と米国の利害が一致してきた60年・・・とも言えるのやろう。。。ところが、米ソ冷戦が終わって、米国はアジア各地にある米軍施設を、撤退、集約する流れが出てきた。。。
その代わりに、中国が経済的な好調さを背景に、軍事大国化を計ってきた。。。今までの日米同盟は、世界に敵無しの関係でいられたが、これからは、中国を無視出来ない存在になっていく。。。
中国と直接的な対立を嫌う米国は、だんだんアジアから引いて行きたい・・・と思うのやないかね。。。そこで困るのは日本や。。。今までアメリカ一辺倒で良かった外交関係を、中国と米国、そして日本と、バランスをシフトした関係に変えていかんとアカン・・・そうやけど、急には変えられない。。。そんなとこやろ。。。
小沢は、確実に中国との関係改善を狙ってくる。。。となると、米国の基地が集中する沖縄やらの負担を軽減して、平和的な関係を築く・・・ということを目指して行く。。。のは、自然な流れ・・・なのやないかね。。。
恐らく、右寄りの人たちは、こんな小沢の態度を平和惚けや・・・、そんなことで日本の防衛が出来るか。。。なんて言う・・のやね。。。まぁ、米軍が撤退していったら、日本は自前の防衛に予算を割かないとあかんようになるから、そっちの方が大変やと、心配する向きも判らないでも無いけどね。。。
まぁ、幸いにも日本は、自衛隊という軍隊を持ちながら、長い間、他国と戦争をせずに済んでいる。。。世界には、スイスのように永世中立国になりながら、世界一線級の戦力を保持し続けて居る国もある。。。戦力があるから抑止力になる。。。この論理は、核がない世界でも、有る程度は成り立つ。。。
日本がいつまでもアメリカの核の傘の中に高い金を払い続けているのも、不自然な事かも知れない・・・のやけど、かといって、劇的に現状を変えることへの抵抗感が高まる事へも、理解出来る。。。
一番の問題は、日本の国としての防衛論議に、誰も真剣に立ち入ろうとしない・・・という、今の状態・・なのやないのかね。。。そういう意味では、小沢発言は、池の中に小石を投げ込んだ・・・という意味では、一歩が踏み出せることになる良い機会になったのかも知れないね。。。