日本の技術移転阻止は安全保障か?
2/22(日) 日本の経済指標は、戦後最悪の状態を指していて、その割には国民には悲壮感はなく、何かどうやねん・・・てな感じの時代が続いている。
そんななか、昭和22~23年生まれの団塊の世代の人たちがいよいよ大量に定年を迎えて、日本はこれからどうなっていくのか・・・という彷徨い感が覆っているのやないのかね。。。
その中で韓国の企業が、日本企業の定年退職した技術者の人たちを再雇用したがっている。韓国は、日本などの技術協力などのおかげで、世界第11位の経済大国になってきたし、サムスンやLGなどは日本の電気メーカーを凌駕してしまっているし、現代自動車などはアメリカ市場でカーオブザイヤーを獲得するまでになっている・・・のやね。
ただ、輸出頼みの経済構造は深刻で、外国の景気の波のあおりをもろに受けるという体質は日本よりひどいし、韓国経済もぼろぼろになっている。
そんななかで、韓国の日本より劣っている点は、やっぱり、部品産業にあるのやね。。。日本の中小企業は、やっぱり優れた技術力を持っていて、なかなか他にはまねのできないものを持っている。世界的なシェアが八割九割なんていう独創的な企業も日本には多い。。。
つまり、韓国は、製品の製造は得意になったが、そのパーツを日本から輸入しなくては成り立たないという構造的な貿易赤字を抱える要因には、根本的なメスが入って来なかったのやね。。。つまり、中国と同じな、組立工場立地型の製造業でしかない・・・という現実からなかなか脱せなくなっている。とも言えていたのやね。。。
そこで、退職した日本の技術者たちをなんとか韓国に来てもらって、部品から製造できるような体質にしたい。。。ということをやっているのやね。。。韓国企業が、日本の技術者を引っ張ってきて、技術力まで「輸入」しようと躍起になっている・・・これは、ここ何十年も変わらない流れやね。。。
ここで、日本側から、いつも出てくるのが、技術力の保護主義論である。日本の企業は多くの研究開発費を費やして、独創的な新製品を生み出し来ているのに、何の苦労もなしに、その企業機密を人間ごと持っていくのは、卑怯なやり方である・・・という日本人の感情や。。。
まぁ、日本のトヨタがアメリカのT型フォードを買ってきて、徹底的にばらして技術を盗んできたり、松下電器が「まねした電器」って言われるぐらい、他でヒットした製品のコピーで生きてきた過去を考えたら、あんまり、日本人も、褒められたことやない・・・のやけどね。。。
韓国とちがって、中国なんて、技術力とか企業機密なんていう概念そのものがない・・・。ホンダそっくりのバイクを平気で作って先に登記してしまったり、工場そのものを他の国から投資させて作らさせて、その工場ごと、国のものにしてしまう。。。なんていうパクリよりもっとエグイことを平然とやってのける。。。
知的所有権とか、特許とか極秘の社内技術なんていう概念そのものが、軽視されていて、他の国の十分の一とか百分の一とかいう超低価格で、物を作ってしまう・・・という、ある意味呆れてしまうようなスピードとパワーがある・・のやね。。。日本人がいくら、うちの国が発明した大事な技術なんやぞ・・・って凄んでも、向こうは、それだどうした・・・で終わりや。。。
日本は、今まで、他国とは違って、抜きんでた技術力で他国を圧倒し、そのライセンス料や技術移転を商売にして、生きていこうと目論んでいたふしがある。。。実際、欧米の企業は、この方法で特権的な先見利益を守ってきた。。。でも、成長著しいアジアで、こんな悠長なことをやっているのは日本だけで、青色LEDがすごい発明や・・・と新聞に出たわずか数カ月後に、その技術をちゃっかり利用した製品が格安に大量に世界に行きわたってしまう・・・という、恐ろしい現実に直面するのやね。。。まさに、ルールのないサバイバルゲームのようなもの。。。
これに、日本が打ち勝って行くには、より高度な技術であるとか、ゲームソフトのような、コンテンツ系のものとか、より多くの世界の人たちに受け入れられるものを、他より先に、どんどん生み出し続けるしかないのやね。。。