大腸癌闘病記1 | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

大腸癌闘病記1

1/25(日) いろいろな人にご心配をいただき、申し訳御座いません。今のところ、2月の初めに入院手術の予定です。それまでに、いろいろと術前の検査が続きます。まぁ、私自身の備忘録も兼ねて、少し紹介しておきます。

 大腸に出来た癌を、どのようなものかを調べるのに、いろいろな検査の方法があります。まず、一番普通なのが、腹部のレントゲン検査。これは、健康診断でもやるヤツです。でも、最近のは、フィルムではなくて、全て、パソコンで見られるように画像ファイルで管理されているのが一般的なようです。電子カルテっていうヤツでね。。。

 これに疑惑が出て次にやるのが大腸の注腸検査っていうヤツです。1日前から検査食というおかゆとかスープのようなものしか食べてはいけません。まだ、絶食よりはマシですが、まぁ、このメシの不味いこと・・・。もちろん、お酒もダメです。検査前日の夜、2種類の下剤をかけて、体内に残っている便を全て排泄します。当日は、お尻に穴の空いた紙のパンツに履き替えて、検査用の服に着替えます。

 胃腸の動きを止める筋肉注射をして、検査開始。まず、肛門に管を突っ込まれて、造影剤を注入されます。技師の方は、被爆防止のエプロンをかけながら、テレビ画面で患部の撮影をされます。ただ、この際に、腸を膨らませるために、空気を入れはるのやね。。。これが結構、お腹が張って痛い・・・。しばらく撮影したら、機械から何やら棒のようなものがニューっと出てきて、お腹を押さえる。。。何をするねん。。。という感じですね。。。無事30分~40分ほどで検査は終了。。。お腹に貯まった造影剤と空気を出すために便所にしばらく通い詰め。。。腹が減っているのに、気持ち悪くて、食欲どころではない・・・のが本音やね。。。

 腸のカタチが判ったら、まぁ、次は、直接内視鏡っていうので患部を見る・・・っていう検査になります。。。これは、注腸検査と前後するかも知れません。。。こっちの方が、便を完全に出しておかないとあかんので、食事制限は厳しいです。絶食のうえ、ほんと、たっぷりの下剤を次から次へと飲まないといけません。。。前日は、これで腹がたぶたぷ。。。何度も何度も便所通いです。。。

 便の色が全く無くなるまで、これが続きます。。。トイレ疲れするぐらい。。。そして、やっと検査当日。。。紙のパンツに履き替えるのは、腸の造影検査と一緒。。。肛門にゼリー状の麻酔薬を塗って、大腸の中に直径1センチぐらいの黒い管を入れていきます。この管の先にカメラが取付られていて、おまけに、ここには、武器のようなものが付いてます。輪っかを、ひょいと、リモコンで出したり、そこにある組織を採取したり、患部に注射したり、水を拭きかけて患部を掃除したり、なかなかハイテクのロボットアームのようなものです。

 これらの検査の他に、癌が他に転移していないか・・・というのを調べるPETというのがあります。検査の1時間前に、放射性物質を含んだ薬を注射して、1時間、隔離された部屋で薬が身体中に回るのを待ちます。時間が来るとインターホンで検査室に移動。ベッドに固定されて検査開始です。まぁ、これは断層写真を撮るCTとかMRIと一緒です。身体中に回った癌に反応する試薬を探して検査は30分から40分、念入りに続きます。。。動けない・・・っていうのは、意外としんどいもの。。。変なところに力も入るので、終わったら、身が入ってます。。。

 この他にも、血液検査やら、尿検査やら、以前にやった病気が、今回の手術に影響が無いか、術前検査が続きます。以前、心筋梗塞もやったことがあるので、私の場合は、心臓のエコー検査も。。。これは、胸にゼリー状のモノを付けて、音波探知機のようなもので、心臓の細部までテレビ画面で確認するもの。結構、念入りにやってもらえました。同じようなところをぐぃぐぃと、棒のようなもので押さえつけられるヤツです。。。お産の時に胎児の映像を見るヤツと同じやと思います。

 以上のような検査が終わってやっとのことで、オペ日と、どこまで切るかなどの方針の詳細が決まります。ただ、大病院というのは、いろいろなところから、重傷患者が集まってくるところで、町医者が中核病院を紹介、そこの医師が大病院を紹介。。。というケースが多いこともあり、何かにつけて、時間がかかる。。。紹介状がなかったら、初診で判断されて、次にその上の医師の予約を取る。それがまた1週間後。それから検査の予約、入院の予約、手術の順番待ちなんてしていたら、早くても1ヶ月以上待たされるのは、常識・・・という世界、みたいなんやね。。。

 早く手術をやってほしいのなら、空いている病院でやったらええのやけど、そこが、あんまり症例が無かったら、やっぱり不安・・・となるから、必然的に大手術は、大学病院のようなところ・・と、いうことになってしまう・・のやね。。。その間にも、いろいろな急患が病院には飛び込んでくる。。。難しいもんなんや。。。どの患者を先に処置するか。。。救急救命の世界で、トリアージとかいう言葉が、有名になったけど、医者の世界で、患者に優先順位をつけるのは、ホント難しい仕事やと思うね。。。