消えた日本型経営。こんな日本に誰がした!
12/26(金) 世の中は、やれ派遣切りや、期間社員の帰休やと、大騒ぎやが、大企業の人件費削減より、もっと深刻なのが、下請け切り・・・やと思うのやね。。。ここまで急激に悪くなると、今まで下請けに出していた仕事をなんとか、自社内でやろうとする動きが出る。下請け企業とは、契約があるけど、発注やオファーを出さない・・・というだけで、簡単に切れる構造になっとる。。。一番楽なリストラなんや。。。
いま、日本中で下請け切りが毎日のように行われていて、中小企業は、どんどん仕事が無くなってきている。。。本当は規模的にも、金額的にも、こっちの方が日本経済に深刻な影響を及ぼすのやね。。。仕事が無くなれば、資金繰りに行き詰まる。行き詰まったら、倒産廃業の憂き目に遭う。。。当然、中小企業に勤めていた人たちも職を失う・・・。こっちの方が大問題になるのやね。。。人数も格段に多い。。。
雇用っていうのは、まさに、弱肉強食の世界で、企業業績がどんどん下がってきたら、実は、労働単価の低い派遣社員やら、期間社員は残して、基本給やら厚生年金やらの負担が大きい正社員が、今度は企業の存続をかけた闘いのなかでは、メインになってくる・・のやないのかね。。。その中で、その企業は、何に優先順位をつけるか。。。なんや。。。
今の大企業を見ていると、企業内留保がたっぷり有っても、先行きの売上が見込めないから、人件費削減を優先している。。。これって、会社は誰のもの?っていう、極めて初歩的な経済論の問題なんやね。。。
欧米的な価値観では、企業は、出資をした株主のもの・・・という考え方が主流や。日本もこれにならって、企業は株主のもの・・・と、どこの大学でも教えておる。。。ところが、日本人のメンタリティの部分では、企業は、未だに、創業社長さんのもので、そこで働く社員は家族で、そこに集った人たちがみんなで会社という組織を盛り上げていく。。。という感覚が強いと思うんや。。。
つまり、こんな極めて日本的な会社の構成要素を、無理矢理、西洋的な価値観に当てはめたのが今の日本の企業・・・っていう部分がまだまだ、抜けていないと思うのやね。。。こんな日本企業のカタチは、高度成長期、日の出の勢いだった日本型経営として、欧米で、恐れられていたのやね。。。
社員が会社のために必死になって働く。。。滅私奉公的に働く人っていうのは、ビジネスはビジネスと割り切って、醒めた西洋人と比べて、大変良く働く。。。エコノミックアニマル・・・とまで言われた日本人。。。欧米人たちは、この狂ったように働く日本人をどうして懐柔しようかと、智恵を絞っていたのやないのかね。。。そして、日本人は働き過ぎやと、週休二日制を押しつけて来たし、仕事より家庭を大事にする価値観も押しつけて来た。。アホな日本人は、これにホイホイと、従った。。。
もともと、資本はたっぷり有るのに、株式を公開したら、これだけ簡単に資金調達ができますよ。。。と、日本の大企業も、株式上場をしていないと、大企業ではない・・・ように、必要もないところまで上場して、欧米流の株式市場を作らされた。。。これも、日本がホイホイと、口車に乗せられてきた歴史やないのかね。。。結果、日本中が株式の上げ下げに、一喜一憂し、博打のような市場が、どんどん大きくなってきて、誰かだけが、大儲けできてしまうマネーゲームの土壌を形成してしもたんやね。。。
あえて言うけど、日本では、会社は、経営者とその企業の社員たちのものであり、カネだけ出している株主は、あくまで投資家である。この会社と運命を共にしよう・・なんていう気持ちなんか、これっぽっちもない。。。。こんな人たちに、企業の経営なんていう重いものを任せてしまう方がどうかしとる・・・っていうのが日本人の価値観なのやないかね。。。私も、そう思うで。。。だって、ええ時はええけど、悪くなったらババ抜きのババのように、株をたたき売って逃げてしまいよる・・やんか。。。こんなの、のさばらせていたら、社会がとっても不安定で、殺伐としたものになってしまう・・やんか。。。
今の世の中、社員たちを大量に、素早く首切りした社長が株主から優秀な経営者や・・・と評価され、一生懸命、首切りをせずに我慢している経営者が無能やとされている。。。これって、絶対、おかしいことやで。。。会社にとって、一番の財産は、社員。。。これを大事に出来ないような会社は、社会から、もっと非難が集まらないとアカンで。。。
このことに気付いた会社は、早々と、雇用期間以前の首切りを撤回し、契約期間までの雇用継続を表明している。。。そりゃ、そうや、いくら大企業でも、明日から来るな、3日以内に寮を出ろ。。。なんていう、非人間的なことしか出来ないところは、酷いことをする。人を人と思ってない・・と、言われて当然やと思うのやね。。。
業績が急激に悪くなったのなら、社長や役員たちの給料を、まず真っ先にカットする。それでも無理やったら、社員の給料もカットする。それでもまだアカンかったら、契約社員さんに、辞めてもらう。。。このぐらいの順番があって、当然やと思うのやね。。。今は、これが無くて、いきなり解雇通知。。。そりゃないで。。。という世間の批判が集まって当然である。。。
日本企業の強みはどこへ行ったのか・・・。こんな日本に誰がした。。。