患者を絶対に断らない病院もある。。。
11/23(日) ブレーキの壊れた列車が猛スピードで走っています。あなたは、その列車が走っている線路のポイントを切り替えられる場所にいます。この列車の進行方向には、5人の保線員が作業中で、もう、この人達に列車の接近を報せるだけの時間はありません。ポイントを切り替えたら、この5人の保線員の人たちは助かります。ところが、切り替えた方の線路にも一人の保線員が作業中です。あなたなら、どうしますか?こんなテレビの番組宣伝が流れていた。。。
なんでも、こんな質問を子どもたちにするのだという。。。さて、どう、教えたらええものかね。。。普通で考えたら、5人が死ぬよりも、一人の方がマシ。。。と考えて、ポイントを切り替える・・・のかね。。。でもね、よく考えてみ。。。自分がポイントを切り替える事によって、その一人の方の保線員の人の命を失わせる事になるのやで。。。つまり、自分が、その人を殺すことになる。。。。自分が何もしなかったら、その人は命を失うことはなかった・・のやから。。。
まぁ、このような究極の選択・・・っていうのは、あまり、現実的な話ではないのやけど、似たような選択を迫られるような場面っていうのは、意外とあるものなのやないやろうか。。。
戦場の野戦病院で、身方の兵士が多数負傷して、みんな瀕死の重傷。。。ところが、もうベッドは無い。。。どんどん運び込まれてくる重傷の負傷者たち。。。医師や看護師の数は限られていて、どの患者の治療を優先すべきか。。。難しい選択やね。。。震災や、戦争などの非常事態の話なんやけど、こんな時には、運ばれてきた患者をランク分けして、優先順位をつけるのだという。。。治療や処置に、緊急性があるかどうかを判断するわけや。。。
そして、緊急性のある患者から、優先的に処置をする・・・。これが、結果的に、出来るだけ多くの人の命を助けることが出来る。。。というマニュアルなんやね。。。
京都市の山科区に、洛和会音羽病院という、病院がある。この病院が、最近注目されて、何度かマスコミで紹介されている。この病院の最大の特徴は、救急患者をけっして断らない・・ことにあるのだという。。。
私のおばあちゃんが亡くなった時も、救急車が来て、車の中で、30分も40分も待って、何軒もの病院に救急隊員の方が電話をかけては、断られ、また別の病院をあたる・・・という、当事者にとったら、気の遠くなるような長い時間が過ぎたような記憶がある。。。せっかく、早く救急車が来てくれたのに、これじゃ、意味がないやんか・・・と、素人ながら、言い表せないような不安と、情けなさで、泣きそうになった。。。結局、そのまま、おばあちゃんは、亡くなったのやけど、病気や怪我では無くて、老衰でなくなったのやけど、何か、釈然としない気持ちにさせられた。。。
テレビのインタビューで、その音羽病院の院長さんが、言ってはった。。。なぜ、あなたの病院だけ、けっして、救急患者を断らないのですか?お医者さんが手一杯の時でも、なぜ、受け入れが出来るのですか?という質問に答えて、それは、この病院が、この地域に住む人たちのためにあるからです。ウチが断ったら、その人は、山超えて、遠くの病院まで、行かなくてはいけなくなる。それでは、病院の意味がなくなる。。。病院は医者や、病院の経営者のものではなくて、みんなのもの・・・やからですわ。。。
なかなか、ここまで言えないええ言葉やね。。。