昭和一ケタと団塊の世代 | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

昭和一ケタと団塊の世代

10/20(月) 昔から、お年寄りは、いたわって大事にしなさい。。。みんな、そう、言われて来たのやないか?だから、ご高齢の方たちは、もう十分に働いて来たのやから、もう、ゆっくりしたらいい。。。って、言ったら、怒られるのやね。。。

 今のお年寄りは、いつまでも、生涯、働き続けたり、動き続けないと、生きていけない・・・という性を持っている年代の人たちなんやね。。。昭和一ケタ。。。青春時代は、戦時中で、食べたい盛りに、あまり良いモノも食べられなかった。仕事をしたら、高度成長時代で、馬車馬のように働いて、ちょっと油断したら、人に足をひっぱられるような、生き馬の目を抜くような、厳しい時代を生き抜いて来た・・のやからね。。。

 私は、この年寄りのメンタリティが、この年になって、ちょっとは、理解出来るようになってきた。。。というところやね。。。ちょうど、自転車の運転のようなもんや。。。立ち止まると倒れてしまうから、一生懸命、こぎ続けてないといけない。。。別の世代の人なら、なかなか理解出来ない感覚なのやけど、この年代の人は、そうなのである。私の親の年代やからね。。。

 ところが、昭和21~23年ぐらいに生まれた段階の世代の人たちは、これとはまた違う。。。同時期に生まれた人の人数がとても多いから、お互いの競争が激しい。。。小さい声でボソボソ言ってたのでは、自己主張が出来ないから、自然と、強い表現でアピールする・・・。集団のなかに埋没しないようにライバルを蹴落としても自分を主張する。。。こんな年代的な特徴があるのやね。。。そういえば。。。あの人は団塊の世代やなぁ。。。と、心当たりのある人も多いやろう。。。この年代の人は、しっかりと、自分を持っていて、自分だけが不公平な目に遭うことを極端に嫌う・・・という傾向がある。。。

 さて、今の日本を象徴するかのような、この2つの年代が、いま、やっぱり注目されている。。。というのは、昭和一ケタの人たちは、75歳以上の後期高齢者のまさにど真ん中に居る人たちであるし、団塊の世代の人たちは、60歳の定年の歳を迎えて、まさに、これから、年金給付開始までの、魔の5年間を経験する人たちだからである。

 後期高齢者世代の人たちは、極端に世間の人たちから、別扱いをされるもの嫌う。年寄り扱いをされたくない。自分は、まだまだ現役だ・・・と、いつまででも言われたい世代なのである。。。ところが、新しい医療制度では、75歳という特別な枠をこさえて、これ以上の人たちだけ、いつまでも若くはないのだから、何か罰金のような感覚で、この制度を捉えているフシがあるのやね。。。つまり、若い人たちから、のけ者にされた感覚。。。これが、今、この制度が、大きな反発を受けている・・・大きな原因の一つやと思うのや。。。つまり、年寄りのメンタリティに触れてしもた・・・ということや。。。この年代の人たちの悪い方の琴線に触れてしもた・・・ということなんやろう。。。

 今の制度で、厚労省は、多くの人にとって、負担は減る・・・ということを、必死になってアピールしているのやけど、そんなことやない。。。カネやないのや、のけ者にされた感覚が一番許せない・・・のや。。。という事なんやね。。。

 これとは別で、団塊の世代の人たちは、定年を迎えたら、ちょっとは、ゆっくりしたい・・・と考える人もある。その反面、この年代の人も、競争社会を生き抜いてきた世代やから、なかなか急には、自分の生活ペースを、変える事が出来ない。。。会社人間だった人が、急に家庭にいるようになって、熟年離婚なんていうのが増えたり、あらためて女房との接し方が判らない・・・なんていう問題も出てきているのやね。。。奥さんはパートを続けるが、ダンナはそんな都合の良い再就職先は見つからない。。。そんなこんなで、鬱になったり、落ち込んだり。。。ダンナの年金も夫婦別々になるし、魅力の無くなった旦那さんが元気な奥さんからポィと捨てられる。。。そんなのが離婚原因になるのやね。。。

 そんな、有る意味、対照的な2つの世代やけど、ここに共通点がある。それは、みんな、一緒・・・という感覚なんや。。。とくにこの2つの世代の人たちは、自分だけ、不利な条件にされる・・・ということを、他の世代より強く感じる人が多い世代やと思うのやね。。。有る意味、今の日本を動かしてきたこれらの世代の人は、日本社会において、まだまだ強い影響力を持つ。一方は、カネを持っているし、一方は数を持っているからね。。。

 次の政権が自民になるのか民主になるんかは、わからんが、これだけは言える・・・のは、これらの世代の気持ちをグッと掴んだ方が、勝つ・・・ということや。。。選挙が11月30日や・・・。いや1月や・・・っていう党利党略みたいなこと、ばっかりやってんと、もっと、これらの年代にも、支持のえられる、筋の通ったまともな政策で、勝負してほしいもんや。。。年金、介護、医療。。。福祉ばっかりを、国が重視していくような国はフィンランドみたいに国が破産していく。。。ということも、お忘れなくね。。。みんなが公平にサービスを減らされるのは仕方ないと思っていただけるけど、今までの福祉サービスをこれからも維持し続けるために、負担増をしなけりゃあかん・・・というやり方では、もう、これからは、難しくなっていくのやないかね。。。

 税金も年金も払い続けてきた人からしたら、いざ自分が年寄りになって来たら、肝心の時にまた自腹で他の人の医療費まで負担させられるのやったら、いったい、何のために今まで払い続けて来たのか・・・という感覚になる人は多いと思う。。。税でやるべきものまで、別に負担させるようなやり方は、許せない・・・っていう感覚。。。無理もないのやないかね。。。

 年金の事を言えば、何にもしなくても、国から年に200万以上ものカネを貰える国は、そりゃ、ええ国なのかも知れないけど、その金額を維持出来ないようになる・・・のは見えている。。。そうなりゃ、年に100万位の給付でも、何とか生活できるような仕組みがやっぱり必要になってくるのやないのかね。。。団塊の世代が行った後には、ぺんぺん草も生えてない・・・。そんな状況になってしまうのは、今から見えているのやないか。。。。