果たしてこれで世界恐慌は防げたのか? | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

果たしてこれで世界恐慌は防げたのか?

9/21(日) 今週の金融危機は、日米欧の3極の金融当局が、必死になって危機回避に動いた・・・ということなんやろうね。。。日本も米ドルを特に欧州市場にも、何兆円分も積極的に放出して、米ドルが市場で不足するのを助けた。。。それにしても、今の世界の金融システムが、とっても細い綱渡りの状況になっている・・・ということが、これではっきりした。。。ということやね。。。恐ろしい恐ろしい。。。

 そして、英国は、米国の証券市場に続いて、英国でも、株式の空売りを禁止することにした。。。これも、少々遅すぎたぐらいやわなぁ。。。信用取引をすると、実際に株を売買しなくても、他の人の持っている株を、貸株制度を使って、借りれるから、持ってもいない株を売買することが出来る。大量の空売りを仕掛けて、株価が暴落したところを狙って、安値で買取り、莫大な利益を得られる。。。てなことも出来るワケや。。。ただ、相当数の資金量があるものだけが勝てる仕組みになっとる・・・ということも忘れたらアカン。。。

 株券の現物を売買するだけだったら、限りある数量の株取引にしか、ならないのだが、この空売り、空買いが出来てしまうと、市場に出回る株券以上の取引がどんどん出来てしまう・・という恐ろしさがあるのやね。。。実はこれが、大暴落、大暴騰の大きな原因になっとる・・のやね。。。

 もともと、少ない資金でも大きな取引が出来てしまう・・・という信用取引制度は、当たればデカイけど、負ければ、負けも大きい・・・リスキーな取引である。素人が下手に手を出したら、市場には海千山千の機関投資家がたくさんいて、赤子の手をひねるように簡単に資産を持っていってしまいよる。。。素人が手を出せるものやないのやね。。。大博打過ぎるのや。。。

 今の相場は、日替わりで何百ドルもダウが激しく乱高下する市場が続いている。この相場を一番優位に使えるのが、このような大口の機関投資家や、ファンドマネージャーたちなんや。。。この人らは、自分の持つ大きな資金力を背景にして、激しい相場展開を自ら作り出すことが出来る・・・のやね。そこには、大きな利益が隠れているからね。。。つまり、素人から、むしり取るだけむしり取れる・・・という、プロにとって美味しい相場展開なんやね。。。だから、株価の変動幅が、恐ろしく大きい、荒れた展開が多いんや。。。

 株の空売り規制は、このようなヤツらに好き勝手なことをさせない・・・と、NSCなどが歯止めをかけて、相場を必要以上に荒れさせないための切り札なんやね。。。現に、金曜の市場では、株価は大反発しているものの、金の先物、原油市場は、激しく上昇している。。。株のように頼りのない不安定要素の強い商品より、金や石油などの手堅い商品市場に、資金がハッキリと流れて行っている・・・と言うことの表れなのやろうね。。。

 金融は、生き物である。そのつかみ所のないバケモノのような生き物を、うまく、完全にコントロールすることになんて、誰も出来ない。。。ただ、少なくとも、その動きを緩慢するための措置ぐらいは、出来るはずや。。。市場絶対主義は、行きすぎると、金をたくさん持っているものだけが勝てる世界になってしまうし、そんなことをすると、個人投資家の資金は、寄ってこなくなる。。。かと言って、市場をあまり制約し過ぎると、市場としての魅力が薄れて、これまた資金が他のマーケットに移動してしまう。。。水は高いところから低いところに流れていくものだが、資金は、より多くの富が得られる所へ、どんどん流れていくものなのやからね。。。

 つまり、カネの臭いのするところに、どんどんカネが流れ込む・・・のやね。。。ノアの箱船に乗り込めた者だけが生き残り、泥船に乗り込んでしまった者は死を待つのみ。。。せめて沈まない鉄の舟をたくさん造って、出来るだけ多くの人を助けるのが政治の役割・・・ということ・・・なのやろうね。。。