中国に覇権主義を放棄させることは出来るのか | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

中国に覇権主義を放棄させることは出来るのか

8/19(火) 日本の高村外務大臣が中国へ訪問。。。ところが、向こうの外務省は、どうせ、北京五輪を見に来た・・・のやろうやて・・・。毒餃子事件の捜査の進展具合を聞きに来たり、北朝鮮の6カ国協議の事をただしに来たのに、物見遊山と決めつけるのは、無礼千万・・・と怒らんかい。。。えっ、女子マラソンやら、女子レスリングを観戦してたって・・・。こいつ、みんなの税金使って何をしに行っておるんや。。。

 それにしても、高村外相も、存在感無いなぁ。。。日本選手団を激励って、外相の仕事かいなぁ。。。こんな軽い事ばっかりしているから、舐められとるんや。。。ほんま、緊張感が無い。。。

 まぁ、今の世の中、日本は盆休みで、向こうでは五輪で大騒ぎ。。。仕事も手に着かない・・・のも、判らないでもない。。。でもね、世界は刻々と動いておる・・・。イランは衛星打ち上げロケットと称して、弾道ミサイルにもなる技術で、ロケットの打ち上げに成功しとるし、グルジアでは、ロシア軍が警備活動と称して、街を占領しとる。。。日本の外相は、もっと、やるべき事があるのやないのかね。。。日本がやるべき外交・・・って何にも出来てないやんか。。。

 日本は、まず、他の西側諸国と協力して、ロシア・中国などの人権を無視したような民族覇権主義みたいなの・・・をあきらめさせるように努力すべきやろうね。。。この二カ国は、未だに、大ソ連、大中国という、ロシア人や、漢民族が周辺に住む少数民族を統治、隷属させる・・・という19世紀のような夢物語を、21世紀の現在になっても、未だに呪文のように唱えておる。。。世界の趨勢が、自主独立により、多くの自立した独立国がたくさん生まれている。。。これは、人権と自主独立を両立させるには、人種や宗教、思想によって、1つの国を作るのが念願であるという、大きな世界の流れがあるのやね。。。ところが、中・ロのやっていることは、この時代の流れに完全に逆行している。。。1つの中国、1つのロシアを目指して、その力が、分散、弱体化するのを、嫌っている・・・なんていう現状。。。これを何とか説得しないとあかんのやね。。。

 ただ、誰がこのネコのクビに鈴を付けるようなことをやるか・・・って言ったら、なかなか難しい問題なんやね。。。私はロシアにはフランス、ドイツ、イギリスなどの西欧各国が覇権主義を放棄させるように、もっていき、中国には、日本が、少数民族の人権を守らせて、漢民族のみによる支配を止めさせる方向で、その役にあたる・・・っていう必要性があると思うのやね。。米国は、両方に関わるのやろうやけど。。。

 中国は1つの中国・・・って言って、全中華が統一する・・・という思想がある。台湾の独立、新彊ウィグルや内モンゴル、チベットなどの、西部に多い中国から独立分離を目指したい勢力なんかを、必死になって、抑え込もう・・・としているのやね。。。歴史を見れば、かつて、今の中国のエリアが1つの国として成り立っていた時期っていうのは、ものすごく短い・・・のやね。。。この何十年かが、奇跡的に統一されている・・・と言う方が正しい。。。

 私は、この国を、なんとか1つにつなぎ止めておくためには、共産主義でしか出来なかった・・・という時代の判断は仕方がないし、正しかった・・と評価する方なんやね。。。ところが、この共産主義から市場原理主義に変貌した中国が、各個人の資産の所有や、利益の保障をやりだしたとき、社会の構造と、個人の意志の尊重・・・という最大の矛盾にぶち当たるのやね。。。

 ところが、今の中国は、ご都合主義というか、経済は自由主義社会のええとこどりをしておるくせに、国家は中国共産党の一党独裁で、それ以外の自由な意見や思想を、一切、排除している・・・という、大変歪んだ社会構造になっとるのやね。。。政府の人間はみんな賢くて、ほかの一般人民は愚かで貧しい・・・。愚民政策の最たる考え方やね。。。。

 中国では、今や、億万長者になった人の数が、日本を遙かに超えている。。。豊かになった中国人が、強い原理主義に変貌しはじめていて、アジアの経済大国日本になだれのように押し寄せている・・・という現状。。。この力を持ったお金持ちたちが、社会の中で力を持って、今まで好き勝手に権力を握っておった役人達とぶつかる。。。この衝突が不可避になる。。。

 毛沢東が豊かになれる人からなったら良い・・・という今の政策も、沿岸部と西部の格差、生まれた都市によって、差別される賃金格差、社会のなかで、いくら努力しても埋まらない差別。。。これへの不満が、いつか爆発する。。。こうなった時、強い軍事力は、実は、国内向けに、反対分子を抑え込むために組織されているのが現実なのやないのかね。。。人民解放軍と呼ばれる国軍も、武装警察も、実は、対外的にではなく、国内の反政府分子の制圧のための組織。。。なんやね。。。

 この国に、人権という意識が根付くためには、まだあと100年もの時間を必要とすると思う。そう、この国には、個人一人一人の人権より、国家の統率の方が、よっぽど大事である・・・という思想がまだある。人民や国民に主権がない国は、国家や政府が飛び抜けて強く大きな権力を持つたがる。。。これが、この国のアキレス腱になるのやね。。。この国が民主国家になる日は、まだまだ遠いし、でも、この国の国家の中枢を成しているのは、多くが海外留学経験のあるテクノクラートたちである。

 北京五輪は、この国にとって、かなり背伸びした、かなり無理のあるイメージの大会やった。。。ただ、中国政府は、この大会をきっかけにして、有る意味、大きな賭に出た・・・とも言える。。。一気に、中国人たちの意識を先進国並・・・とまではいかないけど、中進国ぐらいには引き上げようとした・・・とは言えるやろうね。。。果たして、この企みは成功したのか。。。それは、これから、半世紀、中国がどんな国にかっていくか・・・これにかかってくる。

 他の国では、信じられないような矛盾を内部にかかえたまま、とりあえず、ものすごい勢いで爆走しながら、いろいろなことを考えている国・・・。それが中国である。。。