中国で、壮大な社会実験がはじまる。。。
8/7(木) 中国北西部の新彊ウイグル自治区で、武装警察官36名が死傷するテロがあった。バス爆破のあった、昆明に次ぐテロ事件で、まだまだ、この国が安定している・・・と言うのにはほど遠いような印象を受けた。。。
イスラム色の強いこの地域には、もともと、中国からの独立を目指したい勢力が強かった。それを、何とか漢民族が抑え込もうとして、強力な軍隊を派遣している。。。その構図が、やっぱり、変えられなかった・・・ということやろうね。。。
中国でのオリンピック開催が決まった2001年、世界は、中国が2008年までに、国を変えて、自由で民主的な五輪の開催をする・・・という約束を信じて、賛成票を投じてもらったはずである・・・。もちろん、この五輪の成功をきっかけに、中国という国自身が生まれ変わるであろう・・・という世界からの期待を込めてね。。。この時の条件であった、世界各国マスコミの自由な取材、インターネットの接続規制、大気汚染問題の改善・・・、どれも、この開催直前になって、かなり改善されたが、まだまだ・・・という向きもあるのは事実である。。。
国家権力による強制で、何とか、かんとか、体裁を取り繕っているだけ・・・という意見も多い。。。やはり、この国が五輪を開催するのは、少し早すぎた・・・という意見もある。。。のは残念なことである。。。
まぁ、そんなことを今更言っていても仕方がない。。。この国は、この国なりの、一生懸命さで、この一大イベントを何とか成功させようと必死になっている。。。我々は、それを、じっと見守るしか無いのやね。。。
まぁ、ここに来て、中国国内のいろいろな問題点が、一気に露見してきた・・・っていうのはある。地震のあった四川では、倒壊した中学校の下敷きになった子供たちの親に250万ほどのカネをばらまいて、口封じ作戦に出た。五輪開催中に、身内のごたごたを他国のマスコミに嗅ぎ回られたくない・・・という中国当局の本音が見え隠れしているね。。。北京の無茶な都市計画で家を追われた人たちも、今しかない・・・と、当局に立ち退き保証金を出させようと必死である。。。
世界は、いま、社会主義国やら共産主義国は、ほとんど減ってきてしまっていて、あのロシアですら、国内の独立勢力の高まりを受けて、多くの国が独立している。ところが、中国政府は、あれだけの多民族国家であるのに、何とか1つの中国・・・を堅持したい・・・っていう矛盾した状況が続いて居るのやね。。。台湾も香港もマカオも、全部含めて内モンゴルも、ウイグルも含めて1つの中国・・・っていう、少し、時代遅れな感覚なんやね。。。
ただ、中国の中には、たくさん、自分のところだけで、独立国になりたい・・・っていう勢力がたくさんあるのやね。。。それを必死に抑え込んで、何とか漢民族による多民族の支配を維持したい・・・っていうのが本音なんやね。。。だから、例え1つでも独立を認めてしまうと、雪崩のように中国国内で民族独立の嵐が起こる・・・。これを今の政権は一番恐れている・・・と言えるのやね。。。つまり、五輪や万博は、何とか国民の気持ちを1つにつなぎ止めておくための、イベントとして、中国政府は最大限に使いたい・・・のやね。。。
何やかんや言っても、中国は、このイベントをやりきる。。。問題は、その後やね。。。本当にこの国が、世界と歩みを揃えて生きていこうとする気があるのかどうか、それとも、数にモノを言わせて、その中華思想のパワーを世界に広めていくのか。。。自身をつけた中国は、やや一人勝ちの懸念があるのだが、そんなのは、全く気にもとめていない・・・15億の民が、先進国なみの生活を手に入れてしまったら、いったい、どういうことが起こるか。。。壮大な社会実験を見ているような気分になるのは私だけやろうか。。。