狙われた北京五輪 ~中国は変われるのか~
7/28(月) 中国の昆明で起こった路線バスの爆発事故は、やっぱりテロ攻撃やった。。。こんなショッキングなニュースが流れた。。。イスラム系の北京五輪を中止せよ~なんて言っている組織が犯行声明を出したと米国のマスコミが報道した。。。
この手のニュースで、気をつけなければいけないのは、極めて政治的な意図がそこにある場合である。。。。中国五輪の開催を快く思ってない勢力って、意外と居ると思からね。。。。今回のバス爆発事故で、中国当局も、何者かが仕掛けたテロである。。。ということを、珍しく先に報道している。中国からしたら、北京五輪が目前に迫っているこの時期にテロのニュースは、真っ先に隠しておきたいところだが、こればっかりは、そうはいかない。。。
このイスラム系の組織は、この報道に拠れば、今までに、なかった方法で、中国や五輪への攻撃をする・・・って言っているから、これは、まさに、脅威やね。。。まして、北京五輪なんていうのは、世界中が注目している時である。人が多くて、混乱しているような五輪会場なんかは、テロ首謀者からしたら、格好のターゲットになる・・・。これは、恐ろしい事やね。。。
まぁ、中国当局も、メンツにかけて、徹底的な警護をするのやろうけど、広い中国で、北京以外を標的にされたら、とても守りきれるものやない。。。女子サッカーの試合があるのは上海らしいけど、こんな大都会で、前みたいな、テロでもやられたら、防ぎようがない・・・というのが、本当のところやろう。。。まして、上海なんて外人がたくさんいる。。。一時的に外国人を国外退去とかでもしない限り、完璧な安全対策なんていうのは、難しいやろうからね。。。選手や観客に恐ろしい被害が起こらないように願いたいものやね。。。
それにしても、テロ犯たちは、何がやりたいのやろうか。。。世界に自分たちの存在をアピールしたいのか。。。それとも、大儲けしておる中国への、ひがみ、やっかみか。。。それとも、自分たちとは反対側の勢力に加勢しているのを、快く思っていないか。。。そんなところやろう。。。
中国当局は、最近、国内で起こっている暴動やら、反政府抗議行動などを、外国メディアに、察知されないようにする方針を、あきらめているフシがある・・・。チベットの時の報道規制が、世界中から批判されたからや。。。あの時、外国メディアをシャットアウトしたことで、中国っていう国は、未だに、自由な報道を規制していて、官制の声明、つまり、自国の政府にとって都合の良いニュースだけを報道して、国民の思想統一をしようとしている・・・そんな民主主義が遅れた国である・・・と、言われるのを嫌がつているのやね。。。
まして、五輪の時は、世界中からたくさんのマスコミがやってくる。。。中には中国政府に批判的なメディアもあるやろうし、そんなに、当局の都合のよいところだけを、発信してくれるものではない。。。というのが、判ってきたんやね。。。そこで、開き直って、どうぞ、ご自由に報道下さい・・・っていう態度になったんやね。。。するとどうやろ、今まで地方で起こっていた地方役人の不正に対する批判やら、政府の執行部への批判まで、どんどん公表されるようになった。。。ここまで、不満のある国なのに、それを何とか握りつぶしたり、地方の軍隊の力でねじ伏せていた・・・という実態が明らかにされてきたのや・・・と思うのやね。。。
今まで、規制を強化して、政権維持を図ってきた中国にとって、プロパガンダを無くして、いろいろな多様な意見を受け入れる・・・ということは、実は、この国を束ねている「共産主義」という扇の要を外してしまうほど、大きな意味をもつのやね。。。この国は有史以来、いろいろな国に分かれたり、また戦争で統一したり・・・を繰り返してきた歴史がある。。。そのバラバラだった国を、共産主義っていう方法で、やっとのことで、1つに束ねられた・・・っていうのが、今の中華人民共和国なんである。。。
ところが、またもや、この国は、北京オリンピックや上海万博などの外国からの目にさらされる機会において、香港・マカオ返還以来の、有る意味民主主義への「踏み絵」のようなものを突きつけられているのではないか・・・と思うのやね。。。
今の自由主義やら、市場原理主義というのは、共産主義を表する国では、決定的な内部矛盾がある。お金持ちになる人たちが増えてくる。。。ということは、言い換えれば、西部の貧しい農民たちと、沿海部の豊かな都会人たちとの、経済的な格差が、とんでもなく開いていく。。。ということにもなるのやね。。。その昔、中国は、都市のインテリたちを西部の貧しい農村部へ、無理矢理移住させて、何とか内陸部の都市を良くしようとした農村下放政策・・・そんなことをやっているのやね。。。
この追放政策なんて無茶なことでもしないと、インテリたちの勢力が大きくなってきて、政権の維持が難しいと、その時は思ったのやろうね。。ところが、その時の追放されたインテリ層の人たちが、地方都市で、反政府勢力となって、民主化運動のリーダーたちにもなっておるのやね。。。だから、地方都市では、特に、政権に反発する勢力が着々と、マグマを貯めるように爆発を待っている可能性がある。。。
意外と、こんな勢力の人たちが、中心になって、地方の政権は変わっていくかも知れないし、今の中国の政権の中にいる人たちっていのは、たいがい、アメリカ、日本などの海外に留学経験があるエリートな人たちが多いのやそうや。。。だから、そんな人たちっていうのは、もう、世界では、イデオロギーで、国が保つ・・・なんていう時代は終わっている・・・というのを、よく知っているはずなんやね。。。だから、意外と上手に中国は変わっていくのに成功するかも知れないのやね。。。
ところが、現実的には、中国での一般大衆の民度はまだまだ低く、収入も低い・・・。この国が内戦をせずに、クーデターも無しに、流血騒動もなしに、世界の一流国の仲間入り・・・を目指すには、どうしたらええのか。。。いま、この国の上層部の人たちは、いま、このことばっかり、一所懸命に考えているのやないかね。。。必死に走りながらね。。。