原油高を阻止できないのは政治の責任やで
7/4(金) それにしても物価の値上がりが激しいね。。。ガソリンは180円にもなろうかというところ・・・。90円以下の時からしたら、倍やんか。。。いったい誰が大儲けているんやね。。。。
市場原理主義という言葉がある。国や自治体がモノの値段を管理したり、統制したりせずに、そのものの、価格は、市場の需要と供給のバランスによって、自然と決まって行く・・・という意味なんやろうけど、今は、これに、「投機」という予期していない要素と、もう一つ、石油メジャーと呼ばれる人たちからの「脅し」という要素が加わっている・・・のやないかね。。。
ニューヨークの原油先物市場(WTI)では、アメリカに株式市場に大量に流れ込んでいた資金が、株価の急落によって、投資先を求めて、穀物やら金や、石油などの市場に大量に流れ込んでいる。この主な資金源は、日本であったり、中国であったり、ボロ儲けを続けているオイルマネーであったりするわけや。。。
特に、石油高騰で、恐ろしいほど儲かっている産油国では、有り余る資金を投資する先を探していて、石油で儲けた金を、また石油の先物に投資して、その価格のつり上げを計っているのではないか・・・という部分がある。。。つまり、ルールには無い虚構の投資の連鎖がここにはあり、これがきちがい地味た、石油高騰を演出している向きがあるのである。。。
誰かが、こんな馬鹿なことはアカン。。。と言い出さないと、このままでは、石油は年率何割・・・なんていうハイペースで騰がり続けるのではないか。。。そんなことをしたら、今の世の中の価値観というものは、混沌の状態になってしまって、まともな産業である製造業が、必要以上に低く見られるようになって、資源産業が、何の努力も無しに、世界中からのマネーを独占してしまう・・・そんなことになるのではないだろうか。。。
私に言わせたら、市場の成り行きに任せる・・・というのは、政治という制度の敗北であり、バケモノ化した市場が、ありとあらゆるものをブラックホールのように飲み込んでいくのを、ただ、指をくわえて見ているだけ・・・というのは、政治の無策の責任になるのではないか・・・と思うのである。
折しも今週、洞爺湖では、世界の首脳が一堂に会するサミットがある。国連という枠組みが、制度疲労を起こしている現在、世界の主要国の大きな決定権を持つトップたちが集まって、具体的に世界を動かすことが出来る場である。。。日本は、環境というテーマで地球温暖化やら、省資源問題などで、リーダーシップをとろうとしているのであるが、私には、全世界を揺るがす存在になりつつある原油価格の統制問題が、まず、ゼツタイに一番の課題として取り上げられべきやと思うのだが、どうだろうか。。。
もちろん、日本は環境技術が進んだ国だから、それを世界に誇示して、リーダーシップを取ろうという方向性はええのだが、石油がまだ中心の現在、どうすれば石油代替エネルギーを確保出来るか、CO2を削減出来るか・・・より、来月の石油や穀物価格をどうして抑えるか・・・このほうが、喫緊の問題やと思うのやね。。。これに失敗したら、世界は、ものすごいインフレの嵐が来ることになるかも知れない。。。安定的な経済成長を目指して、地道にやってきた国が、その努力をチャラにされてしまうことになるほど、このインパクトは大きい。。。
もし、そんなことになったら、この何十年間か続いていた世界的な貿易交易ルールが、いっぺんにひっくり返されてしまって、資源や、食料の奪い合い・・・が起こる。。。資金のない国は武力に訴えても資源や食料を得ようとする・・・。そんな事態になりかねない・・のやね。。。それを、阻止するために、今の時期は、実は大事な時期なのやと思うのやね。。。
市場というものは、有る意味無法地帯である。ほおっておいたら、一部のものは大儲けし、大多数の者は、大損する・・・。この無法地帯にルールを設け、必要以上の投機性を抑えるとか、射倖性を落とすとかをしないと、どんどん膨れあがって、しまって、手が付けられなくなる・・のやないのかね。。。石油先物があまりにも過熱したマーケットになっているなら、政府が介入して、少し過熱を覚ます・・・とか、市場での取引額を制限する・・・とか、世界への影響を弱めるような施策は出来ないものかね。。。
僅か世界消費の3%の扱いしかないニューヨーク先物市場が、全世界の石油の値段をヒステリックに決めてしまう・・・ような現実に、何とかくさびを打たないと、このまま、好き放題される。。。今こそ、超法規的なことが出来る政治の出番なのやないのかね。。。