最後の最後は、自分の身は自分で守るしかない
6/28(土) 牛肉の次は、またまた鰻。。。来月の、土用の丑の日を前に、中国産の鰻を愛知県の一色産に偽装してまでナンとか売りたかった。。。気持ちは分からんでもないけど、やっぱり、「騙し」はアカンで。。。
私は別に、鰻は好きだし、中国産でも、余り気にせず、食べると思うで。。。よっぽどヤバくない限りね。。。だから、このインチキしていた業者も、安くても仕方がないから、正直に中国産だとして売ったら良かったのにね。。。もちろん、その時期が、毒餃子事件で、中国製の食品に対する信頼性が、極端に揺らいでたから、全く売れなかったのかも知れないけど、それはそれなりに、売る方法は有ったのやなかったか・・・と思うのやね。。。加工用とか、業務用に回すとか、あきらめて、もっと安くたたき売る・・・とか。。。。。。
食品っていうのは、なんとか無駄がないように、廃棄しなくて良いように、流れていくもんや。。。激安のお弁当屋さんのお弁当には、消費期限切れが近づいていて、安値で取引されている漬物やら佃煮が入っているケースが多いやんか。。。。でも、それはそれでええのやと思うのやね。。。売れ残ったカツオのお刺身は、甘露煮にしてお総菜として売ったってええやんか。。。ほんとうに、食べたらお腹を壊すとか、明らかに風味が損なわれた・・・というのなら別だけど、食べ物を無駄なく消費する智恵として、どこでもやっていることまで、みんなが目くじらを立てて批判するような風潮はどうかと思う・・・と私は以前から指摘してきた。。。
でも、今度の産地偽装はちょっとこれとは話が別や。。。安い中国産を高い国産やと偽って、それも、商社と卸がグルになってやっていたのやろう。。。これは、JAS法違反で、指導だけ・・・なんて、甘っちょろい処分で済ませたらあかん・・・と思う。3億ぐらいしか価値のないものを7億で売ろうとした・・・。これは、立派な消費者詐欺事件やで。。。逮捕者を出して、監獄に入れるとか、業務停止か、何らかのペナルティがなかったら、こんなこと、次から次へと真似しよるヤツが出てくるで。。罰が軽すぎたらあかん。。。そんな法律が無いのなら、法整備してでも、こんなヤツを排除出来なあかんと思うで。。。
べつに、私は、中国製食品の肩を持つわけやないけど、鰻なんかは、痩せた日本製よりは、大きくて肥えた中国製の方が断然食べ応えがあると思う・・・。脂ののりも、養殖だから当然なのかも知れないけど、中国製の方がよっぽど良い・・・。それから、椎茸なんかも、よくスーパーで売っているけど、中国製の方が肉厚で、うまいものが多い・・・。。。ニンニクなんかも、日本製の1/3の価格なのに、大きくて立派なのが多いやんか。。。つまり、安全性・・というハードルさえ、クリア出来てさえいれば、日本より遙かに大きな国土を持ち、多くの作物を大量に作っている中国の方が、はるに、安くて良いものを生産出来る・・・という素地は有ると思うのやね。。。
まぁ、中国には15億の人間が暮らしていて、その人達が毎日のように中国の食材を食べて、生きているのやから、当たり前なんやけど、とんでもない濃度の農薬とか、必要以上の抗生物質を配合した餌とか、一部の生産者の決定的な無知が、中国製の食材の信用を地に落としている・・・という認識はある。でも、その数は、極々少ないのやないのかね。。。
中国人も自分の口に入るモノには、警戒心があって、食べてみて、ヤバイ・・・って思ったら、使わない。これは当たり前やんか。。。腐敗した肉とか、しなびた野菜で作る料理なんか、美味しくないし、食あたりの危険さえ、ある。だから、調理をする人は、オウンリスクで食材を選んでいる。ところが日本は、買ってきたモノが全部安全で腐敗してたり、変質していないもの・・・と決めつけて料理している。これは、生産者や流通業者を100%信用している・・・という大前提にあるのやけど、ぼちぼち、日本人も、この日本人だけの非常識に目覚めるべき時期が来ているような気がするのやね。。。
つまり、自分の目で見て、臭いを嗅いでみて、ちょっと試食してみて、それでその食品が食べられるか、食べられないかを、その人の責任において決めていく・・・こんな必要があるのやないかね。。。これが全て、お店まかせ、業者まかせ、メーカーまかせ・・・になっとる現状があるから、日本人は目利きが出来ないようになってしもたんやないやろうかね。。。
以前、今の季節に綺麗な紫陽花の花と葉っぱを料理の飾りに使って、誤って紫陽花の葉っぱを食べてしまった人がいた・・・。紫陽花の葉っぱには、胃液などと化学反応して、青酸を作りだしてしまう成分が含まれていたのやて。。。私も知らなかったのだが、プロの料理人でさえ、これを知らずに、和食の高級店がよくやる季節感を出す飾り物として、これを使ってしまった。。。まさか、この葉っぱを食べる人がいるなんて・・・と思ったのかどうか。。。それより、この料理人さんが、紫陽花の葉は毒である・・・と言う知識がなかったのやないやろうかね。。。
本来、和食の懐石料理で皿の上にお出しするものは、全て食べられるものを使う・・・という大原則がある。ところか、最近、これが乱れてきていて、春には桜の花の小枝を少しちぎってきて使ったり、秋には、食用にはあまり向かない紅葉の葉(天ぷらで食べさせるところはあるが)をツマ代わりに、飾ったりするところが多い。。。これらのことも、食材を提供してくれる人達を信じて疑わない・・・という、日本人の良いところと、タダの無知でお人好し・・・っていうところがあるのやないかね。。。
我々も、他のほとんどの国の人たちがそうであるように、自分の目や舌や鼻で、食べても大丈夫なモノか、はたして、それは美味しいものか、それを自分自身で判断していかなければならない時代がもう少ししたらやってくるような気がするのやね。。。それまで、少し、いろいろな意味で過保護になりすぎて、虚弱体質になりかかっている自分を、ちょっとは、鍛えておかないとあかんのかもね。。。