東シナ海は、平和の海になれるのか?
6/21(土) 日中中間線という、日本側が主張しているラインぎりぎりに、中国は海底ガス田を採掘するための施設を次々に建設した。春暁のほかに3つか4つも。。。 このラインはEEZ(排他的経済水域)とは少し意味合いが違うようなんやが、これに日本が反対して、イチャモンを付けた。そんなところでガスを採掘されたら、日本側に伸びているかも知れない海底資源まで、中国側にストローで吸い取られるように、獲られてしまう・・・のやないか・・・という懸念が有ったからなんやね。。。
当時の中川通産相が、この文句を付けたのやけど、これには中国側は驚いたやろうね。。。もともと、このガス田は、中国が上げたアドバルーン的な意味合いが強かった。日本側がどう出てくるか・・・様子を見る目的が有ったと思われる。だからあの微妙な位置に建てたんや。。。もともと、ガスの埋蔵量なんかは、そんなに大した量やない。。。海の国境線争いに優位に立ちたい中国側の作戦・・・っていうのがみえみえやんか。。。
恐らく、日本は何も文句を行ってこないやろう・・・とタカをくくっていた。ところが日本の政治家の中にもこれにちゃんと反発する人がいて、驚いたのやろうね。。。今から思えば、あの中川氏の反発は大変意味のあることやった・・・と、改めて評価しないとあかんね。。。あれがなかったら、沖縄トラフを主張する中国側が、厚かましくどんどん日本の沖縄近海までシーレーンを拡げてくるところやった。。。中国っていうのは、そういう国やから。。。
そして、今回、中国側は春暁への出資というカタチで1割ほど日本の資本を受け入れることで、カタチばかりの共同開発を受け入れたカタチになった。また翌檜という北部の新しい海底油田では、出資比率を5割まで認めた。今までの中国側の態度を考えたら、よう、ここまで譲歩したなぁ。。。という感じがする。案の定、向こうの、反日サイトでは、なんでここまで譲歩したのか・・・と、交渉をした向こうの事務次官は売国奴・・・やと袋だたきに遭ってるけどね。。。
今回の交渉で、当初、中国側は尖閣諸島近くの海域を共同開発地点として執拗に推してきたのやけど、日本が政治的に難しい場所だからとこれを拒否していたんやて。そりゃ、そうや。台湾がらみもある地域やから、国境問題にもろ、抵触する・・・。進む話も進まない・・・。それでケンのない翌檜になった。そんなところやろう。。。
ただ、日本が、本当に、気をつけなくてはいけないのは、むしろ、これからなんやね・・・。今までは中国側ばかりの試掘やから、今度は日本側での試掘や、共同開発をやらせろ・・と向こうは必ず言ってくる・・・。むしろ、今回の合意は、その布石の意味がある。。。相互主義やから、日本側でも共同開発をさせろ・・・と言ってきたときに、日本側にこれを断る理由が無くなってしまうのやね。。。この意味を十分、考えておかんとあかん。。。
いずれにしても、本当の中国の狙いは、自国の制海権の拡大にある・・・というのだけは間違いないと思わないとあかん。。。日本側の、もめ事を嫌う体質だけで、外交が出来ると思ったら、大きな間違いや。。。人のええだけで、交渉下手な福田政権は、いつの間にか、大きな国益を失っていた・・・ということにならなきゃ、ええけどね。。。
ただ、大きな流れとして、問題点を棚上げして、日中友好を重視する・・・というスタンスは、日本が、今獲る戦略としては、致し方ないと思うのやね。。お互い、大きな喧嘩になるような事だけは避けたいやろうし。。。ただ、その中で、一方的な譲歩だけではなく、お互いが、ちゃんと相手のことや、自国の国益と世論を相手国に主張する・・・ということ・・・これが大事になってくるのやね。。。
軍事力とか、経済力とか、往々にして、どちらか力の強い方の意見が通って、力の弱い方の世論は封殺されてしまう・・・っていうのが、今までの歴史やったからね。。。そうやなくて、お互いの主張は主張として、言い合って、その中から、何かできることを考え出すとか、智恵を出し合う・・・っていう行為は、これからもますます大事になってくる。。。
国と国との主張の違いは、国境線や領土の線引きに端的に出てくる。これを話し合いで解決する・・・っていうのは、実は、無理なこと・・・なんやね。。。国境線っていうのは、武力でしか動かないし、場合によっては金銭で売買されたりしたから、経済力で動くことはあるけど、まぁ、それは稀なことや。。。つまり、武力衝突でのみ、国境が動くのなら、それを回避するためには、国境線論議というものを、お互いに棚上げしてしまわないと、何にも出来なくなってくる・・・ということなんやね。。。
これが、成熟した日本なら出来るのだけれど、血の気の多い若い国である中国では抑えが効かない。。。だから、日本は中国でのナショナリズムの増大に、これからは、必要以上に神経質になる必要が出てくる。。。平和的に中国は発展しては欲しいけど、そっちの方の矛先を日本に向けられるのは困る。。。これが日本の本音なんやね。。。