イカ・ストライキと政府の無策
6/20(金) 昨日までの2日間、全国のイカ漁で生計を立てて居るところが全部燃料の高騰に抗議して舟を一斉に出さなかったんやて。。。イカと言えば、日本の水産物のなかで、サケやマグロを抑えて、堂々の第一位の消費量を誇る魚介類なのやけど、いま、このイカ漁が大ピンチになっているのやて。。。
投機的な動きから始まった世界的な資源高騰問題・・・なのやけど、実需は増えているとはいえ、ここまで極端な上がり方は異常や。。。洪水やら台風で穀倉地帯が甚大な被害・・っていう報道が流れる度に、ヒステリックなインフレ相場が展開される。。。
結局、大騒ぎになって、ウハウハと、儲かる奴らは誰なんや。。。石油や食料、資源なんかを握っているところが、全部、美味しいところを持っていきよる。。。そんな気がせえへんか。。。
石油が上がって、困っているのは何にも漁業関係者だけやない。。。トラック運送業者なんかも、採算割れが続いている。。。走ったら走っただけ損が出る。。。サービスやら製品価格に転嫁出来ないところに、こんなしわ寄せが行くのやね。。。
イカなんかは、漁師がこれだけ価格で売りたい・・・というので値段が決まるモノやない。。。市場価格っていう、需要と供給のバランスで決まるんや。。だから、品薄になれば価格が上がるし、豊漁になれば値段は暴落する。。。そんなリスクがつきものなんやね。。。だから、採算が合わなくなれば、イカ漁を辞める人が出てきて、他のもっと儲かる仕事に転職される。。。すると、供給が減るから、価格が上がって、採算が取れるようになる・・・という経済原則になっていくのやね。。。
ところが、イカのようにポピュラーな海産物やったら、この仕事に従事する人の人数がべらぼうに多い。。。。8万円のコストをかけて、6万の水揚げ・・・なんていう、割に合わない仕事を、嫌々でも続けなくてはならない・・・。これが今回の一斉「イカストライキ」になったのやろう。。。
少し、キツイ事を言うと、ちょっと、この人らは、甘えたはる・・・のやないかね。。。自分らの仕事の意義を認めて欲しいという気持ちは分かるけど、その製品の価値を消費者が認めてもらわないと、いけないのが漁業。。。他の多くの生産者からしたら、何でイカだけ、助けてやらなあかん・・・という筋の通った理由がない。。。日本は社会主義国やないのやから、イカの値段が上がらないツケを国民の税金に訴えられても困る・・・というのが正直なところやろうね。。。
イカ釣りに必要な電球をもっと省エネなものにするとか、A重油をあまり使わなくても良いようなエコなものに動力を変えるとか、そんな努力はやっぱりやらんとね。。。収穫効率の良い大規模な船で、10隻分、まとめて獲る・・とか、何らかの工夫が必要やろう。。。
文句ばっかり言う人っていうのは、自分は何も努力しないで、儲からなくなった。しんどくなった・・・と訴えるものなんやね。。。違うやろう。。。イカの値段が安いのやったら、その値段でも採算が合うような漁法を開発するとか、それでも合わないのやったら、その仕事から勇気のある撤退して、他の仕事を探すべきなんやね。。それを、日本の漁業を守れ。。。政府は補助金を出せ・・・って言うだけじゃ、日本人全部が親方日の丸的な発想の人ばかりになってしまうやんか。。。
とはいえ、石油関係価格の値上がりは、どう考えても異常な水準になっとる。。。過去20年間、物価上昇とか、インフレなんかという言葉に無縁だった日本からしたら、有る意味平和ボケしていて、世界的なインフレの嵐が、日本にもどんどんやって来ていることに気付くのが遅れすぎている。。。これだけ第二第三の石油パニックが、もう既にやってきているのに、政府は何にも、表だった対策をやらない。。。これも、大問題やね。。。
福田さんなんか、ほんま、人ごとのような何でも言う。。。違うやろう・・・。我々のことやで。。。それを決断しなあかんのと、そのケツを拭かないとあかんのは、アンタなんやで。。。って、あの人にトコトン判って貰わんとあかんで。。。
漁業者を守る・・っていう政策をするなら、漁船の省エネ改修や乗り換えに補助するとか、比較的価格が安定していると言われる液化天然ガス・SNGで動く漁船の開発をするとか、やれることはいろいろあるやろう。。ガソリン価格の狂乱的な値上げを阻止するために、価格の安定している国策油田からの備蓄量を増やして、石油の市場価格の安定のために乗り出すとか、産油国に相場を冷やすための増産をお願いするとか、やれることはいっぱいあると思うのやけれどね。。。