水連さん、締め付けるのは水着だけでええで。。。
6/2(月) オリンピックがだんだん近づいているのだが、日本のメダル有望種目である水泳で、もっぱらの話題になっているのが、水着問題である。イギリスのスポーツメーカーであるスピード社製の水着を着けた選手が、軒並み世界新記録を連発する・・・ということで、大きな話題になり、このままでは、日本選手はスピード社に負けてしまうのではないか・・・という不安が原因である。
水の抵抗を最小限にすれば、泳ぐ早さが早くなる。このために、水泳選手は、どうしたら水の抵抗を減らせるか・・・これに苦心してきた。髪の毛はもちろん、身体中の体毛を剃る選手。水着の素材も日進月歩の技術革新で一時鮫の肌のようなのが流行ったり、全身スーツのようなのが流行ったり、いろいろな試行錯誤が繰り返されてきた。
スポーツメーカーは、その会社の技術の粋を結集して、最高の水着を開発するため、心血を注いでいる。ただ、今度のスピード社の水着というのは、水着をちゃんと身につけるのに、30分ぐらいもかかる・・・というものすごく身体を締め付けるタイプの水着なんだそうである。身体を締め付けることによって、体表面積を数ミリでも減らせたら・・・1000分の1秒を競う世界では、大変な有利になることになるのやろうね。。。
ところが、日本の水泳協会っていう団体は、日本のミズノ・アシックス・デサントという3つのメーカーからスポンサー契約という名の協力金を貰っている。水泳っていうのは、なかなかお金にならない類のスポーツで、水泳の競技会に何万人もの観客が来てくれて、高額の入場料を払ってくれる・・・っていうのは、なかなか無いのやろうね。。。
だから協会の収入っていうのは、自然とスポーツメーカーさんやスポンサーさんからの広告などが頼りになる。つまり、日本水泳連盟にとって、大事な大事なスポーンサーさんであるスポーツメーカーさんの言うことは、天の声に近い。。。ところが、今回のスピード社の水着問題が出てくると、スピード社の水着を着なかったからメダルが取れなかった・・・なんてことになったら、日本中からバッシングが来る。。。。これが怖かったのやろうね。。。
日本水連は、5月末までに水着の改造を各メーカーに依頼。スピード社に負けない水着の急遽開発を依頼していたのやね。。。そこに名乗りを上げたのが、ウェットスーツなどの素材を作っている大阪の会社。ウチの新開発の生地を使って、競泳用の水着を作ってくれ・・・ということになったのやね。。。
オリンピックというものは、選手同士が競い合うものなんやけど、スポーツメーカーにとって、自社の商品を使っている選手が金メダルを取ることによって、莫大な売上が期待できる・・・つまり、スポーツ用具の技術を競う・・っていう意味も多分にあるのやね。。。だから、各社、必死になって選手達の使う用具の細かいチューンナップなんかに、大変熱心なサポートをする。。。
私は、水連うんぬんより、競技する選手の自主性に任せてみてはどうかと思うのやね。。。北島康介が、ミズノと専属契約をしているから、ミズノの開発した水着しか着ない・・・。それはそれでええと思うんや。。。それで、もし負けたのなら、ミズノを着た北島が負けた・・・ということなんや。。。日本人っていうのは、こんな場面で浪花節になりすぎる帰来があって、スピード社の水着を着せないなんて選手達が可哀想・・・なんていう方向に話が行くことが多い。
でもね。違うと思うんや。。。もっとストイックに自分を追い込んでいる選手達は、同じ体調で泳いでいて、水着の差・・というものに、一番敏感に反応すると思うのやね。。。もしスピード社の水着を着た時が他より0.2秒も早い・・・って思ったら、迷わず、スピード社の水着を着たいと思うだろうし、それを水連がいくら世話になっているからって、排除するのはあかんと思うんやね。。。
コンマ1秒を縮めるために、全ての青春を賭けてきた選手達。。。。その選手たちが思いっきり自分の実力を100%出せる場を提供してあげるのが、周りにいる人たちの仕事。。。それでもし、日本選手全員がスピード社の水着を着て出場することになっても、仕方のないことなのやないかね。。。少なくとも、着なかった時に、後悔するよりはマシや。。。もちろん、日本のメーカーがスピード社に勝てる水着を開発出来たら、言うことはないのやけどね。。。