隣人を疑わないといけない世界 | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

隣人を疑わないといけない世界

5/27(火) 女の人1人が忽然と消えた・・・。ワンルールマンションで起こった不思議な事件の犯人が逮捕された。犯人は、やはり、被害者女性と同じマンションの同じ9階に住む男がその人だった。。。

 この事件は新築わずか2ヶ月のワンルームマンションで起こった。最新式のセキュリティが施されたマンションは、有る意味、いろいろな意味で、犯罪監視にとっても、有意義なシステムだった。入り口はオートロック。各階には監視カメラ。警察は、犯行当日の150戸ものマンション住民の行動をしらみつぶしに消し込んで行き、全戸の住人の家宅捜索を実施した。もちろん、任意なんやろうけどね。。。

 そして、同時に全マンション住人や宅配便などの出入りする可能性のある人らまで、出来うる限りの関係者の指紋まで採取し、結果として、被害者女性の2軒隣に住む派遣社員の指紋と、被害者宅から採取された指紋が一致した・・として逮捕した。犯人は、マスコミ各社のインタビューなどに平気で応対していたり、全く無関係であると装っていたが、犯行を自供。遺体は切り刻んでトイレに流したんやと。。。

 そうやけど、そんな簡単に人間の身体がトイレの細いパイプを流れていくはずもなく、被害者宅での犯行なら僅か30分~1時間の間に殺人と死体遺棄を完了しなければならず、そんなことが出来るものなのか。。。捜査の行方が注目される。。。

 最近、人の身体を切り刻んだり・・・という猟奇的な事件が多い。。。水辺で人の脚部だけが見つかったり、バラバラにして土に埋めたり、人を人とは思ってないような恐ろしいことを、よう、平気でするもんやね。。。食肉解体をやっている人とか、外科手術をやっている医師や看護師ならいざ知らず、普通の人が、そんな、恐ろしいことを平気で出来る・・・という感覚。。。これの方が、私はもっと恐ろしい。。。

 カルトな劇画や、無機質なCGゲームなんかの影響なんかね。。。私にはとても無理や。。。恐ろし過ぎるわ。。。

 私は、このような気持ち悪い犯罪が横行する背景というものを考えると、日本人が、いろんな意味で、変質してきている・・・という部分に目を背けたらアカンと思うのやね。。。つまり、日本人が人と人の関わりを最も重視する国民性であったのを、人との関わりを拒絶し、個人の殻の中に隠り、社会性というものを、持たない人でも、生活が出来てしまう社会になってしもた・・・。この影響が大きいと思うのやね。。。

 昔の日本は少なくとも、人と関わっていかないと、生きられなかった。。。世間の目とかが気になったから、おかしな事が出来ない・・・という社会的な抑止力・・・っていうのが、そこには有ったと思うのやね。。。ところが、近隣の人たちと、助け合ったり、地域のコミュニケーションなどが無くなってしまった都会では、壁の向こうに何を考えているのか分からない異星人のようなヤツが住んでいる。。。こんな恐怖に晒されないといけないのやね。。。

 人はいろんな人と関わりを持って生きていくのが、やっぱり、真っ当な社会生活である。ところが、隣は何をする人ぞ。。。という関係になってしまったら、我以外皆敵・・・という感覚になる。隣の生活騒音や子供の弾くピアノの音に怒った隣人が、殺人を起こす・・・というのも、もし、隣人と顔見知りであったらどうであったか。。。音が出るのはお互い様・・・という感覚になられたら、そんな事件も起こらなかったのやないか・・・という気もする。。。

 かといって、ほな、どうしたらええのか。。。ワンルームマンションの住人同士が交流する機会を設けたって、誰も来ないし、そもそも、その人が、そこに住んでいる・・・っていう存在を人に知られたくない・・・っていう感覚まで、今の流れは来てしまっている。。。お隣さんと仲良くなったり、貸し借りをする関係・・・っていうのを望まない人は多いし、逆に隣人が怖い男性なんかやったら、女の人は引越挨拶をするのさえ、憚(はばか)られる。。。っていうのが現実なんやね。。。

 個人情報を表に出さない。ストーカー被害から身を守るには、いろいろな工夫がされているのやけど、どれも、そんなに強力な万全策っていうのは無い。。。隣に住む人も信じられない世の中。。。。ひょっとしたら、日本は、世界一不幸な国に向かって突き進んでいる・・・のかも知れないね。。。