時代が違う・・・で済ませてええのか?
5/19(月) またまた、お相撲さんの世界で、暴行事件が問題になっている。弟子をビール瓶で殴って殺してしまった事件以来、相撲部屋での「かわいがり」と呼ばれるしごきや、木刀や市内を使った気合いを入れるといった行為が、いろいろ、マスコミの皆さんには、関心事に映るようである。
私は、年齢から来るものなのか、間垣親方などには同情的である。木刀も竹刀も取り上げてしまわないといけない相撲部屋って、何か奇異に感じるのやね。。。相撲とは言っても、そこは、厳しい格闘技の世界の一種である。体力、気力の限界まで合い詰められた者だけが、生き残れるような実力中心主義の世界で、弟子に指一本触れないで、口だけで指導出来るものなのか・・・と思うからである。
先生が子供たちにする体罰の問題・・・にも近いが、私は、有る程度の許容範囲を持って、指導する側と、指導される側の関係が保たれていかないと、場が成り立たない・・・という部分が存在するような気がしてならないんや。。。
少し語弊があるのを恐れずに言うならば、暴力を見せ物にする世界で、暴力禁止なんて、言う事自体がナンセンス。スポーツとはいえ、ボクシング、レスリング、K-1、キックボクシング、空手、などの格闘技の練習で、相手の身体に、フィジカルコンタクト無しで、成立しないスポーツばかりやんか。。。それを、規制し過ぎてどうする。。。
相撲のぶつかり稽古では、「頭突き」という立派な暴力行為を行うし、グーではなくて、パーで相手の出鼻をくじくための「張り手」だって、立派な暴力。激しい「つっぱり」では、相手に鼻血を出させるぐらいは日常茶飯事なのやないのか。。。。言葉は悪いが、相撲を見に行く人は、鍛え抜かれた肉体の力士が、普通の人では、信じられないほどのパワーでぶつかり合う・・・という迫力有る取り組みを期待して、行くのであるし、そんなにお行儀の良すぎる相撲なんかには、興味すら示してくれないのが現実なのやないのかね。。。
よく、相撲は国技だから、心技体が揃った力士が、1つの相撲道という道に精進する姿が美しい・・・なんて、いくら言ったって、相撲人気はやはり、強い力士、迫力有る取り組みが出来る力士を求めるし、そんな真剣な勝負を見たい・・・という人たちで、興業が、成り立っている・・・という事実もあるのやね。。。
人間には、わがまま勝手なところがあって、日常生活の中で、人と殴り合いなんかやったら、警察に逮捕されるのやけど、相撲という特別な世界では、その非日常性が許される・・・と、思いこんで居たのやね。。。ボクシングで人をいくら殴っても訴えられないように、剣道でいくら人を叩いても逮捕されないように、それは、それが、そのスポーツのルールのなかにあるからなんや。。。
今回の相撲部屋での暴力行為が是か非か・・・という話になると、私は、少し、大目に見てあげないとあかんのやないかと思うのやね。。。もちろん、弟子を殺してしまうまで殴る・・・っていうのは、論外やけど。。。そうやないと、力士になる人がどんどん減って、相撲自体のお客が減って、衰退していってしまう・・・ことを危惧するからなんや。。。大金を得られて栄誉もあるから、それを目指す力士の卵が集まる。そんな才能のある人たちを厳しい稽古で、より強くする。そこには、常人には考えられないほどの厳しさがやっぱり必要や。。。
もし、お相撲さんの世界にまで、社会の一般ルールを押しつけたら、相撲の指導者たちは、何も出来なくなってしまう。。。何でもマスコミの言う通りにしてたら、相撲の世界までもが、面白くも何にも無い世界になってしまうのやないかね。。。私は、守り続けている相撲界の古き良き伝統の部分まで、「時代が違う」で変えてしまって、本当にええのか・・・って問いたいのやね。。。