世界からのバッシングに動じない中国 | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

世界からのバッシングに動じない中国

5/12(月) 人権・・・っていうのを英語にするとヒューマン・ライツ・・・。何か、西側諸国の報道を見ていると、世界中の国が中国のチベット人弾圧を怒っているような雰囲気である。。。でもね・・・、アメリカ人は、先住民族であるアメリカインディアンの土地を奪って迫害したし、オーストラリア人はアボリジアニを大量に殺して、全てを奪ってしもた。。。それを後押ししていたのがイギリスやんか。。。日本だって、蝦夷の国であった人たちを征服した歴史がある。そんなに胸を張れるような事は、みんな、してないのやね。。。歴史を見ると。。。

 かつての欧州の列強各国は、武力で植民地を拡げていたし、その植民地獲得競争で一番、ひどかったのが、極東の国、中国だった・・というのも、何か皮肉な話やね。。。中国は欧州の国々に、好き放題にされていたからね。。。英国、仏国、阿蘭陀、西班牙、葡萄牙、米国、そして日本も、今の中国は植民地の草刈り場やったからね。。。

 中国人からしたら、自分の国を細切れにされて、植民地にされてきた苦い経験、苦しい歴史や。。。だから、そのへんの感情が、中国のテクノクラートと呼ばれる海外留学経験のある世界を知っているエリート中国人のなかにも、複雑な思いがあるのやないかね。。。白人達に対する根深い怨みに似た感情・・・。中国の成功に対する妬みの感情から、中国の五輪をあんまり、快く思っていないのではないか・・・という相互不信。。。これらが聖火リレーのゴタゴタに出ている。。。もう、ここまで来たら、文明衝突やね。。。

 私は、この一連の動きが、世界の繁栄の中心が、今まさに、東アジアに移りつつある・・・その過程で起きた現象ではないかと思うのやね。。。そのことへの抵抗が、何か北京五輪に対するイチャモン・・・になるし、ひょっとしたら、黄色人種に対する人種差別的な部分も捨てきれないと思うのやね。。。白人達の中には、昔から、黄禍論・・・というのがあって、肌の黄色い人種に、世界中の富や名声を全部、持って行かれるのではないか・・・という、えも言われないような、ぼんやりとした不安感。。。これが、白人達の抵抗の動機・・・になっている。。。

 これに、国粋主義が加わって、憤りの矛先が、中国という成金国家に向かっている・・・そんな気がするのやね。。。日本もかつて、エコノミックアニマルとか、イエローモンキーとか、せんど言われて来たからね。。。中国もそれに近い洗礼のようなものをいま、受けているのやないかね。。。日本は、世界からのそんな批判を、カネをばらまくことで、解消してきた。世界への援助とか、国連への拠出、円借款という名の返さなくてよい、気前の良い借金。。。つまり、バラマキをやって、世界の批判をかわしてきたのやね。。。

 ところが、中国っていう国は、そうはしない。。。世界に媚びへつらうことなく、自分は自分の道を行く・・・っていう感じや。。。有る意味、日本よりずっと大国や。。。そのかわり、周りとの摩擦も大きい。。。考え方や思想が全く違う国やからね。。。いろいろなところで反発を食らう。。。でも、そこでもやっぱり中国人という人種の数がモノを言う・・・。世界中に中国人は住んでいて、世界の人口のうち、5人に1人は中国人である・・・という圧倒性・・・。これが中国の地位を不動にする。。。つまり、チャイナスタンダードが、世界のスターダードになる・・ということを意味するのやね。。。人口が圧倒的に多いというのは、そういうことなんや。。。

 いろいろな意味で、中国っていう国は、ブラックホールのようなところがある。良いモノも悪いモノも、全てを飲み込んでしまうようなパワーがあるのやね。。。それが、少々、未消化であっても気にしない。そんな完璧主義者は少ないし、そんな1つ1つの考え方の違いや不満も全部、一緒くたにして、中国・・・に、してしまう。。。そんなパワーが15億人の強みなんやね。。。

 こんな国に、日本的なアプローチで、いくらモノを言っても仕方ない。。。世界は、こう見てますよ。。。っていうアドバイスをするぐらいしか出来ないのやね。。。顔は似ているけど、全く違う人種、漢民族・・・。困った隣人や・・・とぼやくより、お互いにうまくやっていける道を探るしか、日本は生きていく道がないのやね。。。日本は中国の近くで良かった・・・という地理的な優位性を喜べるような発想も、これからも必要になって来るのやないのかね。。。