世界からのブーイングを読めなかった中国 | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

世界からのブーイングを読めなかった中国

4/11(金) 中国の北京で開催されるオリンピックへ向けた聖火が、全世界をリレーされている。ところが、この聖火が世界各地で、チベットへの中国政府の人権弾圧に抗議する人たちによって、妨害されているのやね。。。中国側は、一部のダライラマを支持する人たちによる妨害で、多くの国民は聖火リレーを歓迎している・・・としているけど、このゴタゴタは、中国政府にとっても予想外のことなんやろう。。。

特に、人権抑圧にはアレルギー反応を持つ東欧諸国やら、何よりも自由の大切さに高い価値観を持つフランスやイギリスなどの先進国なんかに、中国の政策に問題がある・・・と感じている人は多いと思う。。。中国がいくらチベットは国内問題や・・・内政干渉は止めてくれ・・・って言ったって、そんな理屈は世界には通らないし、世界中から監視されている状況で、秘密裏に虐殺やら暗殺で民衆を鎮圧しようなんてことは、不可能に等しいと思われるのやね。。。

 歴史的事実を自分たちの都合の良いように変えてしまう・・・といのは、19~20世紀までは出来たのやろうけど、南京の時のようなことは出来ひんで。。。プロパガンダよりも、世界の目が黙ってへん。。。

 もともと聖火リレーっていうのは、アテネから開催国へ空輸されて、開会式に点火されるもんやんか。。。ところが、1964年の東京五輪あたりから、かつての日本の占領地であった東南アジア各国の反日感情を何とか和らげようと、当時の日本政府が、各国にお願いして、アジア各国のリレー方式でアジア初の五輪開催・・・につなげようとした経緯があるのやね。。。

 中国という国は、世界の中心である・・という中華思想の国やから、何としても世界各国をリレーした聖火が、世界の中心地である北京にやって来た・・・という演出をしたいのやろうね。。。でも、ここまで世界中の国から反発があるとは、読めなかったのやろう。。。

 世界の人口の5人に1人は中国人・・・、それも漢民族である。その分布は、中国本土はもとより、全世界に拡がっていて、世界各地で、集まって住む傾向がある。世界の主立った都市には、必ずと言って良いほど、チャイナタウンがあり、そのチャイナタウンの中では、現地の言葉ではなく、中国語が公用語のようなものである。。。日本も横浜と神戸、長崎の中華街は有名やね。。。

普通なら、郷にいれば郷に従え。。。なんやろうけど、中国人たちは、現地人との関係よりも、同郷人との関係の方を大事にする。また、中国人は、世界一の商売上手・・・と言われていて、ことお金に関しては、徹底的に細かい。。。だから、世界各地では、中国人とビジネスをするときは、気をつけろ・・・というのが、半ば常識のようになっている。。。幾度か、とんでもない迷惑を掛けられた経験のある人も多いのやろうと思う。。。それらの積もり積もった鬱積もないとは言えない。。。。

 有る意味、中国人というのは、日本人と比べたら、随分、世界から、好かれていない部分がある・・・と言った方がええのかもね。。。こんな背景が今回の聖火妨害騒ぎの伏線にある・・・のやないかね。。。生活水準や、収入の向上・・・というのは、心の余裕につながり、こんな格差のようなものは、だんだん薄れていくものなのだろうけど、今はまだ中国人は世界でも最貧国の部類に入る。。。

最近、中国のGDP(国民総生産)が日本をついに抜かして世界第二位になる・・・というのが話題になっていたが、これをGNP(国民一人あたりの生産額)に直すと、まだまだ日本の17分の1・・・という現実があるのやね。。。特に、今回人権抑圧で問題になっている中国西部地区。。。チベットや新キョウウイグル自治区や、その周辺の省などでは、もともと遊牧民族が多かったり、何も産業がない地域が多くて、ほとんど収入のないようなところも多いからね。。。

 その西部地域は、もともと漢民族が住んでいた地域ではないのに、鉄道を通し、漢民族の役人や住人をどんどん送り込んで、漢民族による少数民族支配を行ってきた。。。これへの反発が根強い地域なんやね。。。ソ連が崩壊してベルリンの壁が崩れてからもう大分なるのだが、ここ中国ではまだ共産主義が残っていて、民族の独立とか、十分な人権への配慮とか、民主主義国家としての基礎のようなものすら無い状態なんやね。。。つまり、世界からしたら、一時代戻ったような感じ。。。

中国という国が、果たしてこれから世界とちゃんと付き合っていける国かどうか。。。世界中が今、中国を見ているで。。。