中国が北京五輪を意地でも開きたい本当の理由
3/19(水) チベットで大規模デモが頻発していて、大分、多くの死傷者が出ているみたいやね。。。悩める大国中国では、北京五輪直前になって、いろいろなものが吹き出てきた感じかね。。。この国は、歴史的に見ても、ほんま、人の命が、ものすご~く、安い国やから、何十人の人が死んでも屁とも思ってないからね。。。そやけど、西側諸国のマスコミに、このことを報道されて、中国では人権が抑え込まれている異常な国である・・・というイメージが世界に拡がるのを一番中国政府は恐れているのやろうね。。。北京五輪をボイコットする国が続出したら、中国にとっての、せっかくの一大チャンスが台無しやからね。。。。
チベットや新キョウウイグルなんかでは、もともとは、漢民族なんて住んでいなかった・・・。漢民族がチベット族やらラマ族なんかを征服して、屈服させた歴史がある。およそ50年も前からの怨念があって、これなの地区では中国から独立したい・・・という悲願があるのやね。。。ところが、中国は、大量の優秀な若者を、無理矢理、この地に移住させたり、国軍を駐留させたり、この異民族達を弾圧し続けていたんやね。。。
会見したダライラマ14世の話の中で、チベット族が、漢人らから、「2等国民」に甘んじている・・・・なんていう表現をしていたところを見ると、民族的な差別もひどいのやろうね。。。中国からしたら、チベットもウイグルも独立運動が拡がると、台湾も独立支持派を活気づかすことになり、中華人民共和国としての統治体制を根底から覆す事になるから、必死になって抑え込もうとするやろうね。。。
でも、長期的に見れば、異民族の独立・・・という勢いを、イデオロギーと軍事力で抑え込もうとすると、いつまでも内戦状態が続く事になる。。。表だった動きに、ならないまでも、漢民族に虐げられてきた歴史は、中国が多民族国家である・・・という現実を改めて思い知らせることになるし、世界の流れから言えば、ソ連が分裂したように、いずれ中国も独立を容認しないと、世界からの人権軽視の批判に耐えられなくなるのやないかね。。。。
中国からしたら、内乱は、最も恥かしい部分であり、一番外国人に見せたくないところや。だから、徹底的な海外マスコミの排除や、情報漏洩に本腰を上げてくるはずや。。。ただ、国営の新華社でも国内ニュースで一部暴動を速報するなど、昔の中国では考えられないほど早い報道もしてきているのも事実である。それは、他の民族独立運動を封じ込められる・・・という自信の表れにもなり、中国政府の実力を国内的にも誇示するような意味合いがあるようにも取れる。。。
人間というものは、衣食住が足りて、少しは豊かになってくると、あまり文句も言わないようになってくるもの。。。中国のような元世界最貧の国が、いきなり急激な経済発展を遂げてきたような成金国家の、かなり特殊な国。。。では、貧困だけを理由にした暴動というのは、少し起こりにくくなるのやね。。。ただ、貧富の差とか、人権とかいう微妙な問題では、一気に全国的な暴動に発展する危険性があることは、一昨年の反日デモを見れば明らかである。あの時は、日本というスケープゴートがいたけど、今度の矛先は、中国の地方役人の腐敗や、地方の一族支配・・・に向かうことは間違いないからね。。。ここが、今の中国共産党一党独裁体制の正念場なんやろうね。。。場合によっては、また反日カードを切ってる可能性も否定出来ないからね。。。福田さんはこれをさせないように、耐えている・・・という見方は出来る。。。
先日の全人代で、胡錦涛の後釜と目される人が選出されていたが、その選挙結果を表示する電光掲示板を見て、少しホッとした。反対票や棄権票が、数はごく僅かだけれど表示されておったんや。。。つまり、いつも満場一致の中国でも、異なった意見を持つ人も尊重しよう・・・という機運が少しだけでも見えて来たからなんやね。。。まぁ、香港やマカオなどのもともと自由主義圏だった地域も、中国に返還されたのやから、少しだけ外の空気に触れてきた・・・そんな感じなのかと思う。。。
中国という国の最大の特徴は、13億とか15億とか言われているその人口の多さである。人が多いということは、経済規模がそれだけ大きいということにもなる。ただ、図体がデカイと、いろいろ問題も大きくなる。今までは、共産主義と、絶対的に強固な軍事力で、全人民を束ねる・・・というのが通用してきたのやけど、だんだん経済的に国民が豊かになってくると、世界一好き勝手なことを言い出す、この国の人民のお国柄もあり、国内的にも収拾が付かないような状況になる事も多分に考えられる。
だから、昔から中国大陸では、国の分裂と統合、支配と屈服・・・という歴史が繰り返されて来た。。。今の時代、やっと全国統一が出来たところ。。。たった50年の栄華も、またまた混沌の時代に逆戻りしない・・・とは、誰も言えないのやないかね。。。中国は共産主義ではない、別の国を束ねる方法を模索している。北京五輪は、国内を何とか1つにまとめるための、1つの国内政策的な意味あいが多分にある・・・とも言えるのやろうね。。。つまり、五輪の開催は、自国民の、中国という国の愛国心を高めて、国民の気持ちを何とか1つにするための政治ショーの意味合いが、実は一番強い。。。他の国は、そのショーにお付き合いさせられるだけ。。。そうとも取れるのやね。。。