非正規雇用が日本をダメにしている! | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

非正規雇用が日本をダメにしている!

2/3(日) 私は、基本的に、人材派遣会社というものには否定的な方である。大嫌いなんである。。。なぜなら、所詮、人を派遣して、自分は何もせず、その頭をはねるだけの、ピンハネ業だからである。つまり、この雇用形態の一番アカンところは、社員一人一人が、責任を持った、仕事が出来ない恐れがあるからなのである。

 社会保険庁が、この人材派遣会社から派遣された中国人に、大事な個人データの情報を入力させていて、このデータが、実は間違いだらけ・・・だったというのが、判ったんやて。。。この人たちに罪はないのやけど、その程度しか、日本語の能力の無い人たちに、そんな難しい仕事をさせていたヤツらの責任は重いと思うのやね。。。

 この人材派遣という仕事は、何も、昨日今日、始まった仕事ではなかった。昔から、工事現場とか、港湾労働・オキナカシとかの比較的、日雇い的な要素の強い職業で、親方が、その日に必要な頭数を集めて、現場に連れて行って仕事をさせる。請負からは、1人1万円もらって、働いた人には9000円を支払う。。。こんな、昔ながらの口入れ業があったんやね。。。。

 また、家政婦さんの派遣業である、紹介所とか、家庭教師をお客さんのところに行かす会社なんかも、この派遣業の類やろうね。。。今は、これを、もっとシステマティックにやっているだけ。。。最近では、企業が人件費節約の決め手として、いつでも首が切れて、忙しい時だけ、来て貰える雇用形態として、人気がある。。。

 ところが、この人たちが社会に占める割合が、今の世の中で、あまりにも、多く成りすぎて来ると、いろいろな意味で、社会的問題が起きて来るんやね。。。。。少数の正社員が、たくさんの非正規雇用社員を使う・・・という形態の会社では、確かに、人件費は抑えられるけど、いくら働いても年収が200万円を超えないような、そんな人たちを、恐ろしい勢いで増やしてしまうことになる。。。

 200万円と言えば、ボーナス無しとして、月に18万ほどや。。。家賃や食費を払えば、一人ぐらいやったら、生きていけるレベルかも知れないけど、結婚したり、まして、子供を産んだりして、まともな生活が出来るようなレベルではない。。。だから、結婚出来ないし、子供も生めない。。。そんな、社会現象まで起きてしまっているのやね。。。これをこれ以上拡げさせたら、近い将来、日本人が半分になってしまうかも知れないからや。。。。

 私は、この、企業に取ってだけ、大変都合の良いこの雇用形態を、もうこれ以上拡げさせるのは、反対や。。。それは、あまりにも雇用者側が有利で、働いている人が不利な関係が、ずっと続くことを意味するのやからね。。。気に入らなければ、明日から来なくても良い・・・では、まともな仕事をする意識も薄れる。どこにでも、その人の代わりをすぐに見つけられる世界・・・というのは、有る意味、ちゃんとした仕事をするためには、必要不可欠な信頼関係というものを、蔑(ないがし)ろにしていくものやからね。。。

 日本では、企業が、人一人を雇うと、その企業は生涯にわたって、約2億もの賃金を支払う事になる。これを、安いと見るか、高いと見るかや。。。2億の賃金を貰おうと思ったら、逆に会社に10倍の20億の利益をもたらさないと、ソロバンが合わなくなる。つまり、100人従業員のいる企業は、40年働くとして、1年に50億は儲けなあかんことになる。。。こんだけ儲けられる会社は、なかなか少ないで。。。

 だけど、人を雇うリスクは、企業も負わないと、社会的に不公平だし、厚生年金掛金の半分を企業が負担している現状も、何か、少し極端に高いようにも思うんやね。。。だから、あまりにも非正規社員と正社員の間にある格差を、もっともっと、正社員に近づける方向に、これからは、持っていかないと、あかんと思うんや。。。

企業は、人を雇うという、大きなリスクを持って、ビジネスを進めるべきであると思うし、そうでないと、多くの日本人が持っている感覚である、会社は社員たちのためにある・・・という愛社的な感性に、応えていく事が出来なくなると思うのやね。。。何やかんや言っても、日本人は、「企業は人なり」と、いう感覚をまだ大事にしている。。。

この感覚が全く無くなってしまった時、日本という国は、終わってしまうと思うのやね。。。