燃料サーチャージは絶対おかしいで。。。
12/12(水) 我々は、海外旅行へ行くのに、もちろん、飛行機に乗ることになるのだが、パック旅行にせよ、個人旅行にせよ、規程の料金の他に、別勘定で払わないとあかんものって、有るやんか。空港利用税とか、燃料サーチャージとか言うヤツがそれである。
関空の空港利用税は、やっと飛行機の運賃の中に含めるってことになって、良くなったのだが、それでも他の国内空港やら、海外の空港なんかで、別に思いもよらない別料金を、出発間際で、乏しくなった現地通貨で、取られることもよくある・・・。最近は周知徹底が行き届いたのか、前もって、旅行代金に含まれるケースも増えて来たけれどね。。。
ところで、これとは別で、いつも確実に、別立てに取られるのが、燃料サーチャージなる費用である・・・。本来、交通機関の運賃というものは、それを運行するための燃料なんていうのは、含まれていて当然である。JRやバス、トラックフェリーなど運賃を取っているところで、燃料代を別請求にするのなんて、国際線の飛行機だけやないかね。。。ツケ回し以外の何者でも無いで・・・
なんで、こんなことになったかと言うと、一番の原因はもちろん、石油価格の急激な高騰や・・・。でもね。本当の理由は、日本のお役所仕事やないかと思うのやね。。。日本における全ての運賃というものは、国土交通省という役所の認可が必要であることになっとる。だから、鉄道やらバス、タクシー、フェリー、モノレールやらケーブルカー、ロープウェイ、スキー場のリフトに至るまで、国は運賃を認可するという形で、規制を掛けているのやね。。。
運賃を認可制にするのは、わけがある・・・と役人は言いよる。。。例えばある都市で、2つの対立するバス会社が運賃の値下げ競争をやって、向こうが200円なら、うちは190円にする。それならうちは180円で・・・という風になって、結果、どちらかが倒産してしまい、残った方が独占経営になり、もともと、200円だったバス代を一気に500円にする。。。なんて、勝手な事をやらせない為に認可する。。というシステムにしとるんやね。。。これは、役人の言い訳の論理やけれどね。。。まぁいい。。。私はどんどん競争して、また他の新規参入者が来れば良いと思っているからね。。。そしたらまた競争して値段が下る。。。こうして、正常な市場原理は続くものやからね。。。
ところが、この運賃認可の手続きというものが、お役所仕事というか、怠慢と言うか、申請してから半年も1年もかかったり、色々な審議会やら、諮問会議やらを経てからでないと認可されなかったり、ぜんぜんスムーズにされてないんや。。。そもそも、北海道の片田舎を走っているバスの運賃値上げを東京で決めるシステムそのものが馬鹿げていると思うのやけれどね。。。こんなものは、地方に任せば良いのに。。。
まぁ、地方分権の話はさて置いて、航空機の運賃の話に戻ると、厳しい競争社会になっている世界の航空機業界で、日本だけが、こんな、役所の認可がないと、スピーディに、そして自由に航空運賃を設定することが出来ないのやね。。。つまり、JALやANAだけやなくて、日本に乗り入れている全ての航空機会社の運賃が、この認可制にひっかかってしまうのである。。。だから、本来原油価格が急騰して、実際の燃料代の支払いが高騰しているのに、フレキシブルにこれを運賃に上乗せできない仕組みがここにあったんやね。。。
だから、航空会社は、燃料サーチャージという手を使って、利用者から、燃料代を別枠で取るという、特権を手に入れたんやね。。。こうしたら、いくら燃料が上がっても平気やからね。。。ただ、問題は、この特権を与えてしまったばっかりに、とてもおかしい事が起こってしまっているんや。。。
例えばローコストキャリアとして、今年から、関空-オーストラリア間を運行している、カンタス航空の子会社・ジェットスター航空の運賃は、関空-シドニー・ブリスベン・ケアンズ間の往復が、何と60000円~と、今までのオーストラリア便の運賃から比べたら激安である。ところが、この他に、実は、現地空港使用税と燃料サーチャージで3万円近いお金がかかる。。。それやったら、90000円~とすべきやないかと、私でなくても、みんなそう思うやろう。。。
ところが、運賃は往復6万円ですよ・・・。でも、別途3万円かかります・・・。これって、何か詐欺っぽい商売のやり方やないのかね。。。普通やったら当然、こんなのは全部込みで商売すべきやで。。。こんなのを認めてしもたら、あんまり石油が高くなって来ると、何でもこの手が使えてしまうやんか。。。タクシーに乗って、運賃は800円です。でも燃料代差額が400円かかりますから、合計1200円です。。。
宅急便を頼んだら、東京まで900円です。でも燃料高騰代と高速代値上げで、別途600円かかりますから、1500円です。。。こんなことと一緒になるんやで。。。許せへんやろ。。。こんなの。。。
飛行機の燃料は、成分は灯油に近いジェット燃料である。この価格は確かに世界的に高騰はしとる。でも、だからと言って、この値段を運賃に、いつでも、即座に転嫁できるようなシステムは、少し、航空会社に、有利過ぎる特典を、与えすぎではないかと思うんやね。。。有る程度はみんな身を削って、我慢しとるんやから。。。運送会社もバスタクシー会社も。。。それに、料金を別立てにするのも、おかしい。燃料費は運賃に当然含まれている物やからね。。。
航空会社は、確かに競争が激しいし、コストダウンへの要望も強い。でもね。。。100万円を超える月収を取っておる日本人パイロットと、開発途上国の給料20万ほどのパイロットに、そんな給料の差ほどの腕の差は無いだろうし、わずか20歳、そこそこの女の子が、激務とはいえ、大勢、飛行機に乗って、質の高いサービスを、利用者全員に、押しつけるような、今までの商売のやり方が、果たしてこれからも続いて行くものなのか。。。腹も減ってないのに、深夜12時に無理矢理ディナーを食べさせられるような機内食のサービスが、果たして利用者にとってベストなサービスなのか。。そのへんの質と価格のバランスも含めて、もう少し柔軟に考えて行く必要が有るのではないかと思うね。。。
世界の激安航空会社では、日本の大航空会社さんとは違って、ものすごい節約をしとる。。。日本のように高級ホテルに社員を泊めるような甘やかしはしないし、キャビンアテンダントは、機内清掃から、機内への案内、キップ切りから、備品や機内食の飛行機への積み込み、便所掃除から、地上社員がやるような、営業サービスまで、何でもやっとる。。機内サービスを全部無しにして、ジュースやお弁当などを機内で販売して、機内食を廃止したところもある。もちろん、今までのフルサービスを受けたい人はビジネスやファーストクラスに乗れ・・・という方針や。。。
JALの組合が、たまに、ストをやっとるやろ。。。あれ見てたら、こりゃあかんわ・・・と、思うわ。。。そんな事しとるから、日本航空は全日空にも抜かれるし、株価がどん底まで落ちるのや・・・と、思う。。。会社の体質そのものが、親方日の丸なんやね。。。高給取っていて、それでまだ高い要求をしとる。。。この人たちは、自分の給料は、利用者からの運賃で成り立っておる・・・という感覚が、未だに、判らないのかね。。。組合の強すぎる会社は、どんどん業績が下がって行きよる・・・日航はその典型やね。。。
客がどんどんANAに取られていて、どんどんJALのシェアが下がって行っている・・・という危機感のかけらも見えない。。。おまけに。整備関係で不祥事の連続やろ。。。出来たらANAに乗りたい・・・っていう人やら、もう二度とJALには乗らん・・・なんて言っている人の声が聞こえないのかね。。。
それはさておき、燃料サーチャージだけは、どげんかせなあかん。。。こんな横暴許していたら・・・。運賃認可制なんかやめたらどうかね。。。何にも国交省のお役人さんたちに決めてもらわんでも、市場が勝手に値段を決めていくもんや。。。その分、役人達の首切った方が、よっぽど国民のためになるのと、違うか?運賃認可制廃止。タクシーの運ちゃんも、自分の走る料金ぐらい自分で決めたいのやないかね。。。