舞妓ちゃんはキャンギャルやないぞ! | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

舞妓ちゃんはキャンギャルやないぞ!

11/29(木) 先日、桂ざこば一門会というのが、京都文化芸術会館で行われたので、行ってきた。落語なんて生で聞く機会はあんまり無いので、これはこれでなかなかおもろかった。この秋からNHKでやっている朝のちりとてちんの影響もあってか、何か上方落語は、いまブームなんやそうである。どこの落語会も、チケットが売り切れて、満員御礼が続く。昨日も追加のパイプイスが、並んでいたぐらいやから、ほんまもん・・・なんやろうね。。。

 私も50を超えたから、落語でも。。。という気になったのだが、やっぱり会場に来ているのは、圧倒的に年配の女性が目立つ。女性のお年寄りというか、中年というか、そのあたりの微妙な年代の人というのは、やっぱり、このような娯楽や、消費行動なんかの、いつもトップリーダーである・・・。男の方は、どうしても出不精になるが、女性はまだまだ元気やからね。。。日本人の平均年齢も女性の86歳というのは、堂々の世界一。男性の79歳というのも、世界第二位らしいが、やっぱり、平均年齢でいっても、女性の方が7年は長く生きる。。。それだけ生命力が強いというこっちゃ。。。

 つまり、人類のオバチャンというカテゴリーに属する人たち・・・というのは、日本人の場合、世界最強の人間であると言えるのやね。。。いろんな意味で。。。言い方を変えれば、怖い者無しや。。。「ど」が付くあつかましさ。世の人々が眉をひそめるほどのバワー。「恥」という概念をとっくの昔に捨て去っているのではないか・・・と思われるほどのわがままさ。。。ほんま、圧倒されるものがある。。。昔は関西のオバチャンだけやと思っていたけど、この頃は東京のオバチャン方も負けてへんで。。。やっぱり、洋の東西を問わず、オバチャンパワーは凄まじい。。。

 京都という観光地に、生まれた時から住んでいると、このオバチャン方の行動は、かなりの共通点を持っているのが判る・・・。細い道でも人の迷惑顧みず、横に拡がって歩く。静粛を求められるような、バスや地下鉄の中などの、公共の場所であっても、お構いなしに、わぁわぁ、しゃべり続ける・・・。買い物の時にも、常に我先に勝負して人よりも先に済まそうとしたり、販売員を独占したがる。。。他の人がどう思っているかなんて、関係無い。。。ジコチューの権現のようなもんや。。。

 秋の京都は、こんなオバチャンたちが、日本全国、いや、最近は韓国、中国、欧州なんかからも、大挙して押しかけてくる・・・。だから、この2~3週間というのは、京都のオバチャン密度は、最高潮に達するんや。。。幸いにも、我々京都人たちは、混んでいる、こんな時期に、嵐山やら東山界隈などの有名観光地に出向くことは、皆無と言って良いのだけれど、そこは、やっぱり京都、10人に一人ぐらいは、観光で喰っている人が必ずおる。。。そんな人たちに、いろいろ話を聞くと、お気の毒に・・・と、思う事も多い。。。

 まぁ、それで、食べさせてもらっているのやから、文句を言ったらあかんのやけれどね。。。ただ、あまりにも観光客の人が多く入ってくると、トラブルになるケースも多い・・・。ちょっと前の京都新聞とか、夕方の関西ローカルのテレビ番組でも、やっていたんやけど、ちょっと目に余るような、非常識なことも出て来たんやて。。。例えば、それは、祇園町での事である・・・。祇園には、客が宴席を持つ、お茶屋さんと、芸子舞妓を派遣する置き屋さんとがある。夕方の宴会始まりどきになると、舞妓、芸子さんたちは、お座敷目指して移動するのだが、ある観光パックツアーの会社などは、このタイミングを狙って、祇園界隈で待ち伏せをしているのがいるのやて・・・。

 そんなにゲイシャガールたちの写真を撮りたいのなら、ちゃんと席に呼んだらええのやろうけど、この子らの花代と呼ばれる費用は一人2時間4万円ぐらい。。。とてもそんな高額のお金を出せない・・・という、人たちが花見小路通あたりで待機して、一緒に写真撮って・・・攻撃をするのである。。。何十、何百人の人たちのこんな、あつかましい要求にいちいち応じていたら、お座敷の席の約束の時間にいけなくなってしまう。。。ただ、一度、こんな観光客たちに囲まれてしまったら、大変。。。身動きが取れなくなって、どうしようもなくなる・・・という現実があるのやて。。。

 芸者さん、舞妓さんというと、どうも、地方のオバチャン方やら、外人さんとか、予備知識のない人たちには、どうも、売春を生業にしていた人たちとか、太夫さんたちと、ごっちゃにされているようで、とても、偉そうに言う人たちもいるんやて。。。ほんま、困ったもんや。。。

 京都人の中では、例えば、有名芸能人が街を歩いてたって、気付いても気付かないふりをしておいてあげる・・・とか、芸舞妓さんが歩いていても、邪魔をしてあげたらあかん・・・という、当たり前の紳士協定・・・みたいな京都の街のルール・・・があるのやけど、旅の恥はかきすて・・・という心構えの観光客、特にオバチャン連中やら、外国人たちには、そんな意識は、微塵もない。。。遠慮なんか全くないから、やりたい放題が続いているのやて。。。もうちょっと、ガイドさんたちは、こんな事も、みんなに、ちゃんと教えておいてあげんとあかんで。。。まるで、芸者さんを、観光キャンペーンガールだと勘違いしている人たちが多すぎや。。。可哀想に。。。

 京都の人たちは、こんな人たちのことを「田舎者」として、蔑んで見ていたのやけど、こんなのは、近い共通の認識がある者同士で初めて通じるもの。全国から押し寄せてくるおばちゃん連中や、全世界から、やってくる外人さんたちには通用しない。。。こんな事が続くと、芸子舞妓の移動にはガードマンを付けないといけなくなるし、風情も無くなる。。。なんとかしてほしいもんやね。。。

秋の京都は、ほんと、一年で一番美しいベストシーズンや。だから、多くの人がやってくる。でも、最低限の遠慮だけは持って欲しい。。。それだけが願いやで。。。