プリンターメーカーの殿様商売
11/11(日) 11月も半ばに入ると、ぼちぼち来年の年賀状はどうしようか・・・というような時期になる。早々に喪中ハガキが送られてきて、この方たちには出したらアカン。名簿の整理もいとかないと・・・という、少し気ぜわしい気持ちになるから不思議やね。。。
さて、最近は年賀状と言ったら、パソコンで作って、インクジェットプリンターで、カラフルな印刷をして出す・・・というのが、当たり前になってきた。昔は印刷屋さんに出していたのに、今は簡単に自分で作れるからね。。。町の印刷屋さんも大変や。。。
さて、そのインクジェツトプリンターといえば、つきものなのが、インクカートリッジである。写真付きのはがきを印刷すると、必ず数本のカートリッジが必要になってくる。この時期は、このインクジェットプリンターのカートリッジがたくさん売れる時期でもある。
ところが、このカートリッジ。何でこれだけ高いねん。。。と、ツッコミを入れたくなるほど高い・・・と、思わないか?。以前は、プリンター本体が5万6万していたのに、この頃は、1万円を切る商品まで出てくるほど、価格競争が進んでいる。8800円の特売で買ったインクジェットプリンターのインクが切れたので、カートリッジを買いに行ったら、3680円もした。。。なんて、笑えないような話も出て来たんやね。。。
はっきり、言って、インクジェットプリンターのメーカーは、本体の販売で利益を出すのをあきらめているフシがある・・・のやないかね。。。その分、後からカートリッジで儲ける。。。そんな販売方針に切り替えた・・・としか思えないね。。。
インクジェツトプリンターのメーカーと言えば、エプソンにキャノン、それにヒューレッドパッカードにNEC、リコーあたりか。。。ブラザーなんかはHPの規格に乗っているしね。。。ところが、あまりにも高いインクカートリッジがバカスカ売れるとなったら、当然、安い純正ではないカートリッジのニセモノが出てくる。汎用品と呼ばれるもので、これをブランド品と同じように、「まがい物」で扱うには、ちょっと違う。。。立派に、エプソン対応とか表示しているから、多分、なんぼかのロイヤリティでも払っているのやろう。。。
ところが、あの立派なカートリッジを使い捨てにするのは勿体ない・・・として、このカートリッジにインクをまた詰めて売るところが出て来よった・・・。このメーカーとキャノンが裁判で争っていて、司法判断が何回か出ているのだが、これが、なかなかまちまちなんやね。。。
問題は、どこまでメーカーの特許権とか、独占販売権とかいうのを認めるべきか・・・という判断やからね。。。これは、難しいわ。。。確かに、最初は、カートリッジに補充するインクだけ・・・というのは、売られていた。こっちの方が格安に使えるから、けっこう売れていたと思う。今でも、たくさん利用するところは、補充用インクで、割安に使っているところは多いやろう。。。ところが、何回かインクを補充していると、カートリッジのインクの吹き出し口が目詰まりしやすくなって、結局また新しいカートリッジを買い換える・・・という人も多いのやないかね。。敵もさるもの・・・いろいろ考えておるわ。。。
そこで出て来たのが、レーザープリンターやらコピー機のように、カートリッジ自身を回収してそれに詰め替えて、再販売する商売や。。。これが、今回、訴訟になっているんや・・・。利用者の方からしたら、純正品と同じように使えて、価格も安い。トナーの世界では、リサイクルトナーと呼ばれて、もうすっかり、市場が確立している世界や。。。ところが、インクジェットプリンターのように、個人の使用が比較的多い市場では、メーカーにとったら、ボロ儲け出来るはずのところが、その市場を横取りされることになるから、なかなか看過出来ない・・・という話になるんや。。。
まぁ、敵のふんどしで相撲を取る・・・ような話やから、メーカーが怒るのも、無理は無いところは有るのやけれどね。。。メーカーは、これが出来ないように、何とかガードを掛けたいところやるう。。。まぁ、ニンテンドーでは専用のソフトとか使えないようにするような、イケズなやり方・・・と、言えなくも無いけどね。。。
私は、少し、プリンターメーカーが、あまりにも安いプリンターをたくさん売って、あまりにも高いカートリッジで元を取り返す・・・という戦略が、少し行き過ぎている事の証明ではないか・・・と、思うんやね。。。わずか数百円で出来るカートリッジを2千円3千円で、売れるからって、それが、少し行きすぎた商売のやり方なのではないか・・・と、感じるんや。。。つまり、価格設定が、適正でない。。。その一言に尽きる話やと思うのやね。。。
たくさんの印刷物を印刷しなければならないところは、少々プリンターの価格が高くても、ランニングコストの低い機種が選びたいやんか。。。逆に年に1度、年賀状しか印刷したことがない・・・という個人ユーザーは、ランニングコストよりも、手軽に買えて、使い勝手の良いプリンターを望むやろう。。。つまり、後者に、販売政策が偏りすぎているのやね。。。
1万円を切るような、プリンターのインクカートリッジの適正価格は、常識的には1000円以下やろう。。それで出来るはずやのに、本当なら20000円で売れば良いプリンターを他社との競争のために、どんどん安くする。。。シェア獲得競争も大事なのかも知れないけど、あまりにも、バランスを欠いたやり方をしていたら、いつか、利用者から、ソッポ向かれるようになるのやないかね。。。今回のインク詰め替えメーカーとのイザコザは、何か、そんなことを暗示しているような、そんな気がするで。。。
全ての商売は、顧客の欲望を充足するためにある。。。。最終的には、顧客の支持や満足を獲得したところが勝つ。。。世の中はうまいことなっとるものやわ。。。