福田総理は、パンドラの箱を開けるかも・・・
10/22(月) 福田内閣が、まずまずの安定感で、スタートした。小泉・安倍と続いた、いつも切羽詰まったような政治・・・ではなく、落ち着きのある、言い換えれば、少しつまらんようなそんな政治に逆戻りした・・・という感はあるけどね。。。
この安定感を見て、国民の内閣支持率は、一気に上がって、支持政党の調査では、またまた自民党がトップに戻った。民主党は、結党以来の、政権交代・・・という、千載一遇のチャンスをまたまた逃した事になるかね。。。
福田氏の政策は、穏健的で、誰とも対立しない。。。というスタイルに徹底している。韓国、北朝鮮、中国、ロシア、米国とも、どことも喧嘩にならないように、昔の全方位外交・・・に徹しているような感じやね。。。
もともと、極東の小国である日本は、戦後、ずっと、争いを避けてきた経緯がある。。。どの国とも、もめないように友好関係を続けたい・・・。そのためには、日本のメンツなんかどうでも良い。土下座外交と批判されても良い。。。文句を言われたら、金を出し、ねだられては、援助をすることによって、日本という国の好感度を上げるために、必死で努力してきたフシがあると思うんや。。。
ところが、小泉・安倍で、このイメージを180度転換して、対立を演出することによって、人気を保とうとした。。。こんなところが、あったのではなかったかね。。。これは、ヒットラーやムッソリーニなどの独裁者のやった手法である。。。国民は歓喜し、リーダーへの支持は、うなぎ登りになった。。。一時的にはね。。。でも、それは永いことは、続かなかった。。。なぜか、この手の政治手法を、国民の側が、見透かしていた部分があったからや。。。
いつも、必死になっている人を見ていると、こっちまで、しんどくなってくることってあるやんか。。。必死になっている人を見ていると、こっちが、どんどん醒めていくことってあると思うんや。。。これに近い現象が安倍政権の末期に、国民の側にあった。。。でも、自民党は、そのあたりのことをうまく捉えて、福田という船頭さんの交替をした。。。これが、より安定感を求めていた国民の要求に合致した。。。そういうことやろうね。。。
日本は、もともと、一人では生きてゆけない・・・という宿命を持っている国やと思うのやね。。。多くの先進国も同じや。。。ところが、米国、中国、ロシアなどの国は、まだまだ覇権主義・・・という夢を追っている国や・・・自分の国の力をより大きくしたいと願うし、そのためには、少々、手荒いことも、やる・・・そんな気質のある国や。。。
そんななか、日本は、米国べったりの政策を続けてきた。そのバランス感覚が、少し偏りすぎていると国民は、感じたんやと思うのやね。。。だから、自民は大敗した。。。安倍は戦争を起こすのではないか・・・という危機感もあったと思う。。。そして、平和主義者の福田氏を選んだ。。。これで、余程のことがない限り、福田対小沢になったら、自民福田が勝つと思う。。。
自民党は、今なら、衆議院選をやっても、参議院選のような大敗にはならへんやろうね。。。ただ、現在の与野党の差は、より縮まる。。。そんな気はする。。。国民は、より微妙な選択をすると思うからね。。。
先頃、福田氏は、ロシアのプーチン大統領と電話会談をして、友好平和条約の締結に向けて積極的に話し合いたい・・・と言った。当然、ここには北方領土という大きな問題がある。ひょっとしたら、福田は二島返還を呑んで、二島放棄を匂わせるような譲歩をするかも知れない。。。北朝鮮との国交回復とか経済支援も進める可能性がある。。。それで、話が進むのなら・・・という現実的な妥協も、俎上に上げてくるやろうからね。。。
これを、国民は、どう見るかや。。。あんまり、譲歩しすぎると、批判が来るやろうし、強行一点張りでは、前に進まない。。。意外と、大きなパンドラの箱を、福田は開いてしまうことになるかもね。。。