相撲はプロの格闘技。感情論に流されるな。 | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

相撲はプロの格闘技。感情論に流されるな。

10/7(日) 先週の日曜日の雨で、今日は仕切り直しの運動会。晴れたらいいね。。。

 さて、日本相撲協会というところが、創立以来、最大の危機に瀕している。。。時津風部屋で17歳の弟子が、死亡した事件で、相撲部屋という閉鎖的な社会が、今まで持っていた非常識さが問われている・・・。と、言って良いやろうね。。。

 相撲は日本の国技である。誰が決めたのかは知らないけど、そういうことになっておる。。。。フランスのサルコジ大統領が、相撲好きのシラクを批判するのに、あんな肥満体の男同士が裸で抱き合って喧嘩するような気持ち悪いものを好きだなんて・・・と、以前批判していたことがあった。

 確かに力士同士が汗まみれになって相撲を取る・・・・と、いうのは、少し気持ちの悪いものではある。。。ただ、相撲はやるスポーツではなく、多分に観るスポーツの様相が強い。昔から桟敷席でお弁当とお酒を持ち込んで食事をしながら観戦するもの。。。この感覚は、芝居見物に近い。。。つまり、普段どこでも見られないような珍しい大男たちが、必死になって相撲を取る。。。この迫力が、十二分に「見せ物」の要素が強かったのやないかね。。。

 つまり、そういう客にとって、相撲とは、見ていて面白いものである必要があるし、見慣れると、手抜きしているとか、真剣勝負でガチンコ対決をしているかというのがハッキリ判るスポーツやと思うんやね。。。

 だから、力士たちは、厳しい稽古をして、人の何倍もの食事をして、何とか目方を増やそうとするし、強くなるためにはそれなりの努力が必要なスポーツやと思うんやね。。。それには、やはり厳しい練習が欠かせない。。。相撲はアマチュアスポーツではない。。。身体と身体がぶつかり合う立派な格闘技や。。。少々ぶつかってもケガをしない強靱な身体を作るためには、少々手洗い稽古も必要になってくる。。。

 人を人と思わないほど、竹刀で叩いたり、平手打ちを喰らわせたり、そんなこと日常茶飯事で、それを了解して相撲という世界に入っているはずや。。。ところが、世間やマスコミは、これを暴力事件やと言う。。。そんなことを言っていたら、相撲はお嬢様スポーツになってしまいよる。。。そんな相撲は見たくも無いで。。。

 私は、今回のことは、いろいろな要素が複雑に重なっていると思うんや。。。そのひとつが、今の若い人が、どこまでやったら、命まで危ないか・・・というのを知らない・・・というのがあると思うんや・・・。これは、幼いときから、誰も喧嘩をしたことがない。。。喧嘩をすりゃ、平手で人を殴るのと、グーで殴るのと、どこの場所を叩いたら、相手がどのくらい痛いか。。。どこを殴ったら、こっちの方が痛くて、ケガをするかもしれないか。。。とか、バットでどのくらいの力で殴ったら、どうなってしまうか・・・。その辺の、力加減が出来ない奴らがしでかしたのやないか・・・と、思うんである。。。

 映画なんかでよくビール瓶で頭を殴って、派手に破片が飛び散るシーンが有るやろ・・・。でもね、あれって、撮影用に作ったビール瓶であって、簡単に割れるようにわざと作ってあるんやね。。。そんなこと誰でも知っていることやと思っていたのやけど、この親方は本物のビール瓶で殴った。。。これって、飲んで酔ってやってしもたこととしたら最低の、ただの八つ当たり・・・やんか。。。本物のビール瓶で頭を殴られたら、そら、死んでしまうで。。。。

 他にも金属バットを使って殴ったとか、そのことを弟子に口止めさせていたとか、いろいろな事が聞こえてくる。。。私は厳しい稽古は容認すべきやけど、これ以上やったら、どういうことになるか。。。喧嘩のやり方というか、虐め方というか、かわいがり方というか、そんなのを知っている人が、ちゃんと見ていたら、止めに入って行くべきやったと思うのやね。。。その人がおらんかった。。。これは、この部屋の不幸やで。。。

 この斉藤君という17歳の若者が死んでしまった・・・ということは、事件である。。。ところが、それを、親方をはじめ部屋のみんなが口裏を合わせて、事故にしようとした。。。この一点に問題は尽きるやろうね。。。当然、厳しい処分が下るやろうけど、人一人殺しておいて、親方一人解雇、理事長やら役員の給金半額カット。。。こんなのでええのかね。。。立件されたら、傷害致死罪に問われることになる。。。そうなりゃ、リンチ殺人犯ということになる。。部屋の若い衆にも当然、捜査の手が拡がるし、直接、死に至らせた原因が、外因性のショック死だったとしたら、かわいがった力士たちが牢屋に入ることになる。。。そうなりゃ、相撲も国技だ・・・なって言っておれない。。。犯罪者ということになるからね。。。

 何度も言うが、相撲はプロスポーツである。鍛え上げた肉体と、強靱な精神力を持った力士達が、火花を散らした熱戦を土俵上で繰り広げるから、客が集まるし、カネや名声も集まる・・・。それを目指して入門した人は、有る意味、相当の覚悟があって、入っている。これを普通の一般人と同じ「土俵」の上で考えていたら、相撲部屋はやっていけない。。。厳しい稽古の中で生まれる精神的な強さというのも、鍛えられるものやからね。。。

今回のことは、指導者に十分目配りをする義務を怠ったという落ち度がある。。。それどころか、守ってやるべき、親方自身も暴行をしていたのやから論外や。。。ただこんなことで、相撲が全く面白くないスポーツに変質してしまうのを見るのは忍びないね。。。 それだけや。。。