歴史を都合良く解釈するのはみっともないで・・・ | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

歴史を都合良く解釈するのはみっともないで・・・

10/4(木) 沖縄県で、日本政府に抗議する集会があって、これに何と11万人もの人が集まったんやて。。。例の自虐史観云々の話で、第二次世界大戦末期の沖縄戦で、多くの自決した人たちの死に、日本軍が関わったか、関わらなかったか・・・という問題で・・・である。。。

 沖縄では、米軍の上陸によって、逃げ遅れた人たちが、洞窟などに逃げ込み、いよいよ敵が近づいて来て、もうあかん・・・という時に、手榴弾で自爆して自殺するという悲劇が多くあった。鬼畜米英・・・。もし捕まったら、無茶苦茶やられる。。。そんな辱めを受けるぐらいなら、潔く死んだ方がマシ。。。。そう、当時の日本政府は国民にそう教え続けていたからね。。。

 それを今更、「日本軍は集団自決に直接、関わっていなかった・・・」と、シラを切られたら。。。誰だって怒るで。。。

 この問題は、もともと、教科書検定の課程で、この部分の記述を、日本軍の関与は無かった。追い詰められた民間人が自発的に行ったこと・・・と、記述を訂正させたことに始まる。。。これを聞いた沖縄の人らは、何を今更。。。という思いやろうね。。。

 元もと、沖縄は、日本とは全く別の、琉球王国・・・やった時代が長かったやんか。。。だから、日本本土と物事を分けて考えるお国柄がある。。。。沖縄人からしたら、日本が始めた戦争に付き合わされて、一番酷い目に遭わされた。。。という被害者意識が、一番強い上に、こんなことを言われたのやから、そりゃそうやで。。。

 昔は、こうでも無かったのやけど、どうも、ここ10年ほど前から、日本の過去にやった事を、必要以上に美化して、日本のやったことを正当化する人が世間に「受け」出した。。。安倍晋三氏や、石原慎太郎氏、麻生太郎氏、中川昭一氏などは、いろいろな発言をして、物議を醸している。。。

 日本は、朝鮮半島に良いこともした。。。という発言や、日本が独特の植民地政策のおかげで、その国は発展した。。。などの発言がこれである。。。この手の発言の中には、確かに真実もある。。。ただ、この言葉らは、日本人には、大変、耳障りが良いのだが、反対に、侵略統治されていた側の人たちの心情を、これっぽっちも配慮していない・・・という問題が有るのやね・・・。つまり、愛のない、自分勝手な言葉なんや。。。

 つまり、こんなのは、日本軍によって、国を盗られた人たちからしたら、日本のやった蛮行を正当化しているだけ・・・。ということになる。。。相手の国の人の気持ちを、少しでも気に掛けてあげる気持ちがあると、こんな問題はにはならいなのやけれどね。。。

 戦後の日本は、確かに、日本のやった戦争を徹底的に「悪」であると、教えられて来た。それは、米国を中心とした連合国側が、日本に突きつけた自虐的な歴史観であったのは、間違い無い。。。ただ、日本は、これを受け入れて、戦後60年もの長い間、第二次大戦で悪かったのは日本。。。戦争に負けたのが悪者や。。。ということに、甘んじていたのやね。。。

 本当は、日本にも山ほど言いたいことがある。。。でも、敗戦・・・というのは、相手の全てを受け入れること・・・。こんな、くそ真面目な国民性が日本人の中にあったからね。。。それを日本人はずっと守ってきた。。。。

 ところが、さすがに歴史を振り返ると、あまりの情けなさに、別の正論を言いたい人も出て来たんや。。。私は、いろいろな論議がある中で、事の善し悪しを、後世の人たちが、論議するのは、あんまり良いことやないと思うのやね。。。真実は一つでも、その真実を見る人たちの視線が違えば、色々な意味になって行くことがあるからね。。。

 沖縄集団自決の時だって、日本軍が沖縄人に、米兵は鬼のように怖くて、乱暴者ばかりだ。。。と、刷り込んでいなければ、投降する人たちも多くいただろうし、命を落とすこともなかったかも知れないやんか。。。それを、国民の士気が下る・・・と、言って、一般人にまで、天皇陛下万歳!と叫ばせて、自決をさせた犯人は誰かと言えば、日本の軍部たちの他にはいなかったやんか。。。

 日本では、教科書というものは、絶対的に、正しいことが載っているもの・・・である・・・という大前提に立っているのだが、その正しいこと。。。というのが、実は、その国にとって都合の良いこと・・・の意味である事に、早く気付くべきやろうね。。。世界には国の数だけ教科書があるのだが、その国の為政者が正しい・・・というだけのことなんや。。。

でも、本当は、その国の歴史は、その国の人が認める内容である必要があると思うんや。。。特に民主主義国においては尚更や。。。日本は、このことに、もう少し配慮する必要があるやろうね。。。かなり少数の限られた閉鎖的な組織が、教科書検定をしている・・・という今の現実が果たして良いことなのか。。。

そう思うと、本当の意味での、「日本の戦後」は、まだ終わっていないのかも知れないね。。。