ビルマに散ったジャーナリスト。。。
9/30(日) 昔、ビルマって言っていた、現在のミャンマーで、日本人ジャーナリストが取材中に殺された・・・。お歳を聞くと、50歳・・・。私と同い年や。。。どうも、この人は、戦争取材専門のベテランジャーナリストやったそうや。。。お気の毒に。。。至近距離でカメラ持っているから狙われたんやろうね。。。この国の軍隊は報道されるのを極端に嫌うから。。。
ビルマの竪琴・・・という映画でも有名なミャンマーは、東南アジアの最西端に位置していて、もうかなり長い間、軍事独裁政権が権力を握っている事でも有名や。。。民主化運動の主導者である、アウン・サン・スーチー氏が自宅軟禁されてからでも大分、経つ。。。この国は9割が敬虔な仏教徒の国で、僧侶が社会的にも地位が高い国である。その国で、ガソリンがいきなり5倍になるなど、一部の軍部が腐敗していて、ボロ儲けするなど、無茶苦茶なことを、やっとる・・・。そんな一面に僧侶たちが怒り、デモがだんだん大規模化、市民も巻き込んでの争乱状態になっていた。。。
今の軍事政権は、先日発表の世界の公務員清潔度でも世界最下位・・・と、お墨付きのひどさや・・・。軍隊が、権力と軍事力を背景に、市民からカネを吸い上げて、自分たちだけ良い生活をしている。。。そんな国である。
ところが、日本は、このミャンマーにどういうわけか世界一ODAをしていて、影響力を強めている中国と、競っているような関係かね。。。日本企業も、進出していることもあるからね。。。
こんなミャンマーだが、数年前に、選挙が行われていて、民主化されるか・・・というシーンが、一時的にはあった・・・。スー・チーさんが選挙では圧倒的勝利したからね。。。ところが、軍部は、この選挙が無効だとして、軍事力を民衆を抑え込んだ。。。残念ながら、こんな国である。。。
この国の形態は、実は、北朝鮮に酷似していて、一切の外国人も含めた人たちは、徹底的に監視されている。電話は盗聴されているし、少しでも不穏な動きがあると、国外退去させられる。。つまり、軍事政権側は、自分たちの利権を脅かすものは、徹底的に排除する。。。そんな姿勢なんや。。。北朝鮮と同じやね。。。
ところが、世界の中でも珍しく日本は、この国に対しては、比較的、緩やかで大らかな外交方針を採っている。。。それは、この国の地理的な位置にある・・・。実は、今、中国は、このミャンマーを経由して、インド洋から続く、巨大な石油のパイプラインを作っておる。。。つまり、中国も、この国と仲良くしないと簡単に原油の供給を停止されてしまう・・・という位置関係にあるんや。。。つまり、あの中国が、頭が上がらない国・・・という意味がこの国にはある。
日本にとっても中国を牽制する意味と、昔から比較的親日的な国民性があり、その意味でも、大事な友好国にしておきたい・・・そういう関係なんやろうね。。。
日本としては、民主化して、政権が安定し、投資先としての価値が上がる方が良いにきまっている。かといって、今の軍事政権をバッサリと切れない。。。日本企業が人質になっとるからね。。。そんな位置づけが、見え隠れするね。。。
我々は、今回、殺された報道に携わる人たちのおかげで、手に取るように向こうで起こっている事件や事故を知ることが出来る。。。映像という、大変優れた証拠能力のあるものが、正確に世界に、今起こっている大変なことを伝えるのに大変役だっている。。。これが無かったら、現実は伝わりにくいからね。。。
1つの出来事には、今の軍事政権側からの見方と、市民目線での見方とがある。今回の僧侶達の騒動も、国家を転覆しようという悪い奴らなのか、あまりの悪政に立ち上がった人たちの行動なのか・・・という2つの違った見方が出来ると思うんや。。。そして、歴史は、勝者の方だけに、スポットライトを当てる。。。。正義って何や。。。どちらがこの国のためになるのや?そんなの誰も決められへん。。。歴史が決めることやからね。。。