百貨店の合併ごっこに意味はあるのか? | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

百貨店の合併ごっこに意味はあるのか?

8/26(日) 三越と伊勢丹が合併して、またまた全国一の百貨店が出来るのやて。。。首位の高島屋が大丸・松坂屋連合に抜かれる予定だったのに、早くも、その上を行く経営統合の発表。。。。統合して、スケールメリットを出そう・・・と言う意図は分かるのだが、1+1が2以下にしかならない統合に、何か社会的な意義有るのかね。。。高級志向の三越と、若い人に強い伊勢丹が一緒になったって、あんまり何にも変わらないような気がするのやけれどね。。。

 聞けば三越の社長と伊勢丹の社長は、同じ高校の先輩後輩の間柄なんやそうや。。。おぃ、一緒にやろか。。。はぃ、わかりました。。。こんなので、話はトントン拍子に進んだのやろうね。。。

 銀行の統合の時もそうやったけど、経営統合には、いろいろなパターンがある。大手の外国資本などに対抗して、生き残りのために統合していった銀行業界に対し、百貨店の業界は、各店の売り上げがどんどん落ちていって、仕方ないから統合・・・ってパターンやんか。。。9000人+8000人という社員を誰もクビにしないで統合して、店はそのまま。。。で何が変わるのかね。。。百貨店という、商品の販売形式を、もっともっと見直さないと、百貨店売上高の統計発表が、他の小売業の売上よりどんどん小さくなっていっている現状を考えると、あんまり意味がないものにならないかね。。。

 いま、小売り業界で元気なのは、どうしてもGMSと呼ばれる郊外型の大型ショッピングセンターである。生鮮品を扱うスーパーマーケットだけではなく、全国展開をするファッションメーカーなどがテナントとして入る専門店街、本屋やCDショップ、無印良品や大型電気店、レストラン街やシネコンなどが全部その大型商業施設の中に入っていて、顧客は1カ所に駐車するだけで、その全てを利用出来る。

 朝からお気に入りのファッションをお買い物して、そのついでに映画。お腹が空いたらフードコートで食事。本屋で好きな本を探して、子供はゲームセンター。そうそう、ホームセンターでは、新しい観葉植物でも買おうか。。。帰りには夕食の材料を買って車で帰宅。。。そんな生活が休みの日の時間の使い方になっとる。。。つまり、消費者は、その施設内で、全ての用事を済ますことが出来る。

 私は、百貨店も、どんどんこんなのに入り込むべきやと思うのやね。。。いつまでも駅の近くのターミナルのような土地の高いところで、特別なお客相手の商売ばっかりやっていたら、先細りは見えている。。。それをやらないのは、私は、変な百貨店のプライドなんやと思うんや。。。あくまで、自分が主体になってないとあかん。。。そんな頭の固さが、百貨店という枠にはまりこんで抜け出せないでいる、最も大きな原因やと思うのやね。。。

 今、関西では、それぞれの百貨店が、店舗の建て替え合戦をしている。阪急が全面建て替え。三越が大阪駅。近鉄百貨店が日本一ののっぽビルを阿倍野に。京都でもリューアルがバンバン行われて、大丸が三菱銀行のビルにプランドショップのテナントを出す。。。。動かなければ、負け組になってしまう。。。そんな危機感があるのやろうけどね。。。

 そやけど、もういつまでも百貨店で物を買う時代やないやろう。。。私はこの10年で百貨店の店内に入ったのが10回以内しかない。。。それも、そのうち6回はここ1年や。。。無くても生きて行ける。。。そんな時代なんやろう。。。

 百貨店というところは、実は、4割から6割は、外商というところが売上を作っている。。。店がガランとして売れてなさそうでも、意外と売上が良いのは、それが理由や。。。つまり、一握りの富裕層が、いろいろ物を買ってくれる。それが売上に占める割合が高い。。。そういうこっちゃ・・・。まだまだこの傾向は続くやろうね。。。

 日本もバブルの時に、これに近いものがあった。今までに大金を持ったことのない人たちが、金を握った・・・。それで、高額なモノがどんどん売れた。。。この状況にちょっと近いと思うね。。。

シティバンクという銀行に行くと、面白い。。。大金持ちと、逆に若いお金のあんまり無い人。。。中間があんまり無いんや。。。それに近いかもね。。。どんどん、いろいろな競争があって、いろいろな意味での新陳代謝が進むのは悪い事ではない。。。ただ、それは、マラソンレースのように、トップランナーが入れ替わり出てくる状況を意味する。。。1つの会社がいつまでも、同じスタイルのまま、頑張り続けているのは、社会的にはあんまり良いことだ・・・ともいえない。。。時代に応じて変わり続けられるところだけが生き残っていける。これは、時代が証明しているからね。。。