結局ババつかみしたのは投信か?
8/24(金) 甲子園の決勝戦は、広島・広陵と佐賀・佐賀北の対決。。。大逆転で見事優勝した佐賀北の監督が言っていた、「うちにはプロに行くような選手はいない。でもこれが高校野球なんです」と、いう言葉が清々しかったね・・・。特待生問題とは無縁の普通の公立高校の甲子園制覇。。。ほんま、痛快やね。。。
さて、株をやっている人は、先週末は、思いっきり、ひっくり返ってた人も多かったやろうけど、今週は株が少し戻って、ほっとしているやろうね。。。この頃の相場は、ほんま、滅茶苦茶や。。。乱高下が酷すぎるで。。。でも、実は、本当に今被害を受けているのは、投資信託をやっている人・・・っていうのを皆さんはご存知だろうか。。。
今回の株安の一時的な原因は、アメリカのサブプライムローンのこげつき・・・と言われている。このサブプライムローンっていうのは、低所得の人でも住宅が持てるように、比較的信用力の無い人にまで、どんどん金融機関がお金を貸し出すのが問題視されていたんやね。。。つまり年収の低い人が高額のローンを組んで、その借金を返せなくなって、その家を競売に掛けられるというケースが続発しているんや。。。
アメリカという国は、「貯蓄」という言葉を、全く知らないのか・・・と思うぐらい、消費の国である。貯金の無い人は、借金までしてプラズマテレビを買ったり、パソコンを買ったりする。つまり、将来に入ってくるであろう収入を、先食いしてまで、今の消費に向けてしまうという、とんでもない国民性を持っているのである。今の日本も、ちょっとその傾向はあるけどね。。。
高額なモノを買うのには、旧来の日本人的な感覚なら、まず貯金してお金を貯めてから、買えるだけのお金が貯まってから、やっと買い物をするのが普通やった。。。ところが、どこの誰が推進した政策なんかは、知らないが、資金の行く先が窮したのか、どこの誰にでもお金をどんどん貸したい人が増えて来たのや。。。普通、借金と言ったら、返すアテのある人、返す能力のある人、しか出来ないものやった。ところが、今は、収入の低い、借金を返す能力の低い人にまで、バカバカ、金を貸すアホが増えて来よったんや。。。
その結果、返済不能に陥って、自己破産、禁治産者になる。。。こんなのが日本でも増えて来よった。。。アメリカだけやないわなぁ。。。そもそも、そんな奴らに金を貸す奴らが悪いのやけど、奴らは、この債権を他の人にツケ回しすることで、どんどん金を回すという、倫理的には許されないけど、今のルールでは通ってしまうという矛盾したオペレーションで、どんどん売上を伸ばしてしまいよったんや。。。
アメリカでも、サブプライムローンの債権は、他の投資家からの資金によって高利で運用されていて、利息は高いが、リスクも高い、という、金融商品に化けさせていたんや。。。米国でのサブプライムローンで受けた直接の損出を日本の各金融機関は発表しているが、その金額は概ね、そんなに大きなモノではない。ところが、これがキッカケになって、他の投資信託が総崩れ状態になっているのや。。。狼狽売りやね。。。
投資信託というのは、日興アセットメントなどの投資会社が、いろいろな国の債権や株式、不動産債権のリートなどに投資して、運用益を投資家に還元するスタイルの金融商品だが、この商品が実は、素人にはものすごく判りにくい。。。。どこの国の株式に何パーセント投資するとか、いろいろ書いてあるけど、実際、どれだけの運用益が上がったか。。。というのは、今までの実績しか見るモノが無い。おまけに、元本は保証されていないし、為替や株の暴落、債券相場の悪化などで、1000万円預けていても、平気で600万になっちゃいました。。。で、終わりにされることもあるんや。。。
もともと、日本の金利は世界一低い。これに目を付けよったヤツが、調達コストの低い日本で資金調達をして、その金を欧米の高金利の投資商品に回しておったんや。。。その悪魔の金融商品であるサブプライムローン関連の高金利債権を仕込んだ投資信託が、今回、どうもヤバイ・・・となったから、慌てて、この信託から手を引いて、儲けが出ているうちに資金を引き揚げ、日本から調達した資金も返して、精算してしまおう・・・という動きに出たから、一気にものすごい勢いで円高が進んで、118円とか119円だったの円/ドルが116円、そして先週末には何と111円まで動いたんや。。。1日で円/ドルが5円も動いた・・・なんて、最近では、あんまり記憶がないね。。。ほんま、お金儲けとは、えげつないもんや。。。素人が手を出したら、ケツの毛ので抜かれるで。。。
ほんで、この騒動で、一番損をしたのは誰や。。。株が暴落して何十兆円もの資産価値が下がった企業は、まだこれから先戻るから良いとして、一番バカを見たのは、一般投資家。それも、老後の資金を、誰かの薦めで、わけのわからん投資信託につぎ込んだ人たちなんや。。。
投信はもともと長期的な資産運用が目的だから、こんなクライシスを想定していない。解約を申し込んでも早いものでも3~4日待たされるのやないかね。。。今の御時世で4日も待っていたら、もう資産の2割は持って行かれる。。。このへんが、素人騙しの部分やからね。。。いつも損をするのは、騙されやすいアホな人たち。。。この世界では、残念ながらこれが常識になっとる。。。痛い目に遭った人は、もう二度と投資信託なんかせんこっちゃね。。。本当に全く不必要な資金で、資産が半分になってしもてもええ・・・。そのぐらいの覚悟が無い人は、やらんほうがええ。。。
それと、もう一つ。投資信託の中に、分配金を売り物にしているのが多い。これも要注意や。。。スタートして時間がたった投資信託は、分配金を毎月出す毎に、元金がどんどん減ってくる場合が多い。これは、その投資信託の評価が分配金を出す毎に下がることが原因なんやろうが、これが、日本人の定期預金的な感覚とは全く異なる・・・。1000万円有った元金が、毎月、分配金が出て、年に2回のボーナス分配などを経て、元の評価額が850万円にまで下がった。今までの分配金の合計は80万ほど。。。結局総額930万ほどに、よく見れば値下がっていた・・・というのが、けっこうある。。。思っていたのと違った。。。消費者相談窓口に寄せられた投資信託に関する相談件数で、こんなのが多いそうや。。。
かく言う、私も、大分、凹んでいる一人や。。。難しいもんやね。。。トホホッ。。。