日本という国の存在意義
7/3(火) どうも、安倍内閣には「ツキ」というのがあんまり無いようやね。。。参院選目前だというのに、久間初代防衛省大臣が、広島・長崎に落とされた原爆のことを、「しょうがなかった・・・。」と、原爆投下を容認するとも取れる発言をしたというので、野党と、被爆団体から、総攻撃を受けている。。。この人、長崎県選出の議員さんやのにね。。。「米国を怨んでいない・・・」という発言からも、アメリカに媚びる、今の日本政府の体制が察して取れる。。。なんでも、アメリカさまさまの、いいなりやもんね。。。日本の防衛省は。。。
まぁ、久間防衛相の発言も、ひょっとしたら、今の若い人の中にある、米国追従の保守的な考え方を、代弁している部分があるのではないかと思って、興味深い。。。今の日本人の過半数以上は、戦後生まれであり、ほとんどの人が、教科書の上でしか戦争や原爆のことを知らないからね。。。ほとんどの若者が、「もう済んだ話である・・・」として、今の日米関係を、完全に容認しているのに対して、戦前、戦中を生きた被爆者や、戦争被害者の人たちは、そんな非道なアメリカのやり方を、心の中では許してはいない。。。これが、こんな意見の食い違いに出てくるんや。。。
ほとんどが、平和惚けの世代になってきて、日本は、もう、終戦という、日本をリセットしてしまった歴史的なポイントを忘れかけている・・・。いみじくも、この問題は、このことを、もう一度日本人に問いかけていのるやないかね。。。私は、戦争が好きな人など、この世には存在しないと思いたい。。。それでも、なかなか、地球上からは戦争が無くならない。。。何でか。。。それは、相手を許すという、寛容な心が、当事者の間に無いからや。。。
自分と違う意見の人や、違う考え方をする人、違う宗教を信じている人、これらの人たちの存在を認めて、お互いにわかり合えないまでも、お互いがわかり合えるような努力だけはすること。。。これしか、無いと思うのやね。。。ところが、人間はなかなか、これが出来ない。。。イスラエルはアラブが嫌いだし、それを助けるアメリカは、イスラム教の国々からしたら、敵である。ここまで、仲が悪いことはないけど、日本、韓国、中国なんかは、ここ10年ほど、なかなかうまく行ってない。。。お互いに寛容さが足らないのやね。。
相手の発言にすぐ反応したり、反論し合ったり、我慢が足りなさすぎる。。。国と国の関係って、そんなもんやないやろう。。。もっと、おおらかに、少々のことは目をつぶる。。。相手のことも気遣う。。。少しは遠慮する。。。これだけで、うまくいく場合が多いやんか。。国の代表者同士が、言い合いなんてしてたら、国民はもっと、相手の国に嫌悪感を持つやんか。。。これが大きくなったら戦争にまでなるんやで。。。もっともっと、発言には慎重を期してもらわんと。。。
多くの歴史上の戦争は、文明と文明の衝突の中で起こってきた。これは、有名な歴史科学者の話や。。。西洋の戦争は、まさに、宗教と宗教のぶつかり合いが原因で起こってきたやんか。。ところが、東洋の戦争は、「メンツ」で起こってきたと思うんや。。。どちらが上か下か。対等を求めて、それをねじ伏せるために相手を責める。。。「日出ずる所の天子、日没する所の天子に手紙を送る」という話は有名やね。。。
つまり、極東では、メンツが、一番の優先順位。。。人に辱めを受けるぐらいなら死んだ方がマシ。。。日本の武士道的な精神も、このカテゴリーに入るのやないかね。。。つまり、相手より偉いとか、自分が優位、上位に立つ・・・というのが、東洋では、とても大事なプライオリティを持っているという事やと言えると思うんや。。。この手のことが原因で、起こった戦争は、実は根が深い。。。遣隋使、遣唐使、元寇ら、秀吉の朝鮮出兵、日清戦争・・・どれも、相手を懲らしめて、自分の前に跪かせるための戦争やったやんか。。。。いつまでも、昔に受けた屈辱は忘れない。。。何万年も・・・という国もいるぐらいやからね。。。まるで、ストーカーみたいなもんや。。。ものすごくひつこい。。。
日本はたぶん、戦後平和というものの恩恵を、世界一受けてきた国や。だから、もう二度と戦争をしないと、世界に宣言した「戦争放棄」という、世界でもユニークな憲法を持っている。ほな、他の国に攻められてきたらどうする・・・。それは守る・・・。これが専守防衛の基本的な考え方やんか。。。私は、このスタンスを、守れる間は、出来る限り、守っていた方がええと思うんや・・・。どこの国にも出向いて行って、戦争の出来る「普通の国」になる意味なんて、全くないと思うからね。。。どこに、いくら、言われても、これだけは頑なに、守っておいたほうがええと思うで・・・。
反核、平和だけは、世界に通じる、数少ない日本のアイデンティティやからね。。。