古紙高騰の裏側。。。
5/23(水) 聞くところによれば、日本で古紙の価格が5年前から比べて、倍になっているんやて。。。そういえば、昔は新聞をひとくくり出したら、ボックスティッシュを1個、くれていた時代もあったのにね。。。それから、嘘のように古紙の値段が下がって、古紙回収の仕事の人が、廃業する人が増えたという話題もあった。そしてまた、この古紙価格の高騰である。。。
古紙はリサイクルされて、トイレットペーパーやらに再生されるのだが、今は、何と8割が中国に輸出されるのだという。。。世界の工場中国では、その製品を梱包するダンボールやら成形した緩衝材に、安価な古紙を大量に使っている・・・。ところが、製造業の増大に、ダンボールなどの材料調達が付いていかない場合が多くて、国内だけでは調達出来ないケースが出てきた。だから、少々高いコストをかけても日本からわざわざ古紙を輸入しとるんや。。。おかげで日本のトイレットペーパーの値段も上がっているのやて・・・。
紙は、もともと木材から出来ている天然資源や・・・。ところが、どんどん木材が伐採されると、地球上から緑が減ってくる・・・。緑は、二酸化炭素を吸収して、酸素を作るという、極めて、地球には大切な役割を果たしている。つまり、人間は、植物と共生するしか、生きていけないものなんや。。。ところが、どんどん森林資源を伐採していくと、この大事なバランスが崩れてくる。。。空気中の二酸化炭素、つまり、炭酸ガスが増えると、地球温暖化の大きな原因の一つになるとも、言われているのである。。。
つまり、環境問題は、一国だけの問題やない。世界中の国が関係している共通の問題というわけや。。。この点において、爆食大国・中国の存在は、脅威になりつつある。。。今や、環境問題は、日本にとっても、他人事ではない。隣の国、中国の爆発的な経済成長と共に、周辺国への多大な影響も懸念される一大事である。。。日本と中国は地理的にものすごく近い・・・。関東の人は、それほどでも無いかも知れないが、九州や関西の人は、中国から偏西風に載って、この時期やってくる黄砂に悩まされている。雨なんて降ると、車が黄砂を含んだ雨ツブのおかげで、ドロドロになる。。。一説によると、この黄砂には発ガン性物質も含まれているという人もいる。。。困ったもんや。。。
北京や上海の大都市では、豊かさと共に、今後爆発的にモータリゼーションが拡がる。。。朝夕の通勤ラッシュ時の上海では、あまりにも車が多くて、青空は見えないほどの排気ガスが停滞している。そりゃそうや。日本の排ガス基準の10倍の緩さらしいからね。。。向こうは。。。まして、中国製の自動車やろ。。。ものすごい排ガスを毎日出しまくっとる。。。
河川の汚染も酷い。。。工場の廃液を処理なんかせずに、大河に流しているからね。。。口上の煙突にも、向こうは排煙処理装置なんか付いていない。。。つまり、公害まき散らし状態。。。そんなところや。。。
日本にとったら、高度成長期を経験しているから、いつか来た道・・・・。日本は国土が狭い分、よりコンパクトで効率よく排煙、廃液、排気などを無毒化する技術が進んだけど、向こうは、そんなこと知った事やない。。そんな暇があったらどんどん作れ。文句が出たら、別の所にまた工場を引っ越せば良い。。。そんな考え方なんやろうからね。。。
中国国内だけで、公害問題をやってりゃ、日本は我関せずでええのやけれども、日本にまで影響のあるのは困ったもんや。。。中国から日本へは、ありとあらゆるものが輸入されている。汚染されているかも知れない畑で出来た作物を食べさされるのは、こっちの方やし、環境に優しくない安いだけの電化製品を買わされているのも日本。。。そう、思ったら、何とか日本は、中国に環境に優しくて、公害の影響の少ない、地球にローインパクトになってもらわんと、困る。。。そういうことになる。。。こっちにも、おはちが回ってくるのやからね・・・。やっぱり。。。
何でも、中国に、何でも物まねされる日本にとったら、あんまり、けったくその良い話ではないけど、最早、日本にとって中国は、困った隣人になりつつある。そぅ、あのゴミ屋敷のオッサンや、騒音オバサンと同じや。。。関わりたくなくても、あまりにも近くやから、こっちも迷惑する。。。だから、日本は、こっちに危害が及ばないように、中国のやっている無茶苦茶な環境破壊を止めさせたり、場合によっては支援して、抑制させなければあかんようになると思う。。。。
環境に配慮することと、経済成長というものは、時として、同じ線上には載らない場合が多い。相反する要素が多いのである。高額の設備投資の必要な汚染除去装置の設置は、確実に製品価格の高騰に直結するし、製品価格が上がることは、中国の唯一の強みである安い労働力・・・という価値を下げる。。つまり、工場がより条件の良い国に、逃げ出す事も懸念されるのである。。。ベトナムやらカンボジアの方が賃金も物価もまだまだ安いからね。。。
そもそも、公害の出る工場とか施設というものは、とかく、みんなの嫌われ者である。誰だって養豚場の隣には住みたくないし、どぎつい化学廃液を出すようなところの近くは、誰だって嫌や。。。だから、以前まちなかにあったそんな施設は、どんどん郊外に行く。それでも、また問題になったら山の中へ行く。。。こんな習性があるもんや。。。核廃棄物の処理施設だって、どこに作るのかで大もめになるやんか。。。東京のど真ん中に作るか?やっぱり、辺鄙な人のあんまり住んでないところに作るやろ?同じ事や。。。
この環境難民みたいな施設が、より後進国を求めて動くというのは、先進国側から見たら、勝手な論理なんだけど、後進国側から見たら、雇用とカネを落としてくれるから、生活改善と豊かさをもたらしてくれるという、せつなさがあるんや。。。つまり、強者が弱者に汚いものを押しつける構造が、経済的に出来上がってしまっているんや。。。悲しいことやけど、現実や。。。
これからは、ゴミや廃棄物なども、後進国にどんどん輸出されていく、環境破壊輸出というか、悪い輸出が増えてくると思う。。。瀬戸内海の無人島がいつのまにか、廃棄物だらけの島になってしもた。。。こんな事件があったやんか。。。これの国際版が必ず起きる。。。ここまできたら、国としての倫理観の問題にもなってくると思うんや。。。貧しい南海の孤島に、いくらカネを払ったからって、日本の核廃棄物や、最終処分ゴミをどんどん送り込んだらどうなる。日本はゴミの輸出で環境破壊をしていることになるやんか。。。
環境を守るためには、何とか自国内で消費したものは、自国内で処理するという国際的なルール作りが必要やと思う。それには、リサイクル出来ないものは、今後、一切、生産しない・・・という、究極の再生産リサイクルシステムの確立が必要になってくる。ドイツなどの環境先進国では、自動車を構成する全ての部品がリサイクルできるところまでやっているのだという。
限られた資源を大事に何度も使う。。やっぱり、これしか、地球の命を延ばす手は無いのやろうけれどね。。。