議員の値打ち | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

議員の値打ち

4/26(木) またまた民意の問題が浮上している・・・。兵庫県の加西市というところの市長さんが、議会と対決していて、混乱が続いているのやそうや・・・・。

ココの市長さんは、なかなか改革派と言うのが売りで、当選されたようで、今話題の夕張の市役所にわざわざ出向いて行って、向こうの職員さんを、加西市が雇ってあげましょう・・・と、個人の判断で約束してきはった・・・・。こっちも、財布の中身が寂しいときに、なんで、しょうもないことを勝手に約束して来たか???と、これに議会が反発して、こんな話は聞いていない。。。議会の承認も経ずに、勝手なことをやるのやったら、不信任決議案を出すぞ。。。で、決議案を出したら、反対派1名だけで、これが通ってしもた。。。。

 市長の方も、自分がまだ当選したばかりで、不信任案を出されてしもて、これがすんなり、通ってしもたもんやから、ルールから言えば、議会を解散して信を問う・・・。これしか自分が失職を免れる方法がなくなってしもた。。。。。なんだ、こんなで、こうなって、この前の日曜日に投票とあいなった。。。ところがまた、市長の反対派が過半数を獲得したもんやから、話がややこしい。。。また、この人ら、不信任出すのやろうかね。。。

 そもそも、この加西市というところ。兵庫県の山間にある町で、人口僅か5万人の小さなまちや。。。。もともと、サンヨー電機の発祥の地で、大きな工場があった。だから、大阪の門真市みたいなもの。あっちは、松下の企業城下町やったけど、こっちは、長い間、三洋電機のお膝元やったところや。。。それが、サンヨーの長引く不振で、工場が突然、移転廃止。まちじゅうが三洋電機の社員さんやったのに、それが、ごっそり居なくなった。。。残ったのは、昔ながらの農家だけ・・・。そんなところである。

 こんな小さな街やから、議会だって、20人そこそこやろう。。。こんな小さな市で、市長と、議会が、ごちゃごちゃと、いくらやっていても、何にも始まらないのやけれどね・・・。。夕張にしても加西にしても、企業が突然と居なくなってしまった・・・という点に置いては、似たようなもの。。。不況のどん底から、ずっと立ち直れないようなお土地柄やんか。。。喧嘩してる場合やないと思うのやけれどね。。。まさに不毛の論議。。。いっそのこと、またどこかの市と合併でもしてみたら。。。どうや。。。

 田舎における選挙というのは、都会におけるそれと、全く別のモノである。申し訳ないけど、楽しみの少ない田舎のリクレーションか、お祭り、みたいなところが、地方の選挙にはある。そこには、深いコミュニケーションが、もともとあり、あんまり、溝が深くなりすぎると、その地方のためにならん場合が多い。選挙終わってからも、いがみ合いや、ののしり合い、なんかで、とてもぎくしゃくしたままのとこが多いからね。。。だから、選挙戦もそれだけ濃い。。。

 あんまり、選挙の後遺症がキツイと、後々の人間関係にまで、ひびが入ることになる。。。だから、田舎の人は保守的な人がけっこう多いのや。。。お互い、あんまり、大きな喧嘩は、出来たらしたくないからやろう。。。でも、最近は、少し事情が変わってきている。。。いい意味で保守分裂が起こっているからや。。。だから、昔より、自分の意見をはっきり言う人が増えて来たのやないやろうかね。。。

 この田舎の都会化が、選挙なんかにも、はっきり影響してきている。。。今までは、その地域の長が、支持者を決めたなら、みんなは、それに従っていた。今は違う。。。個人で判断する人が増えてきている。。。だから、おかあちゃんが改革派、お父ちゃんが保守派なんていうのば、ざらに見られるようになっていて、こんなのが、あまり熱狂的ではない無党派的な人たちがキャスティングボードを握っていると言われる由縁やろうね。。。だから、選挙の度に、ころころ民意が動く。。。。

 今の世の中、「民意」という言葉に、実は、絶対的な権力を持たしてしまおうという、人たちが多すぎやないかね・・・。これって、ちがうやろう・・・と、私は思うんや・・・。日本は直接選挙制やないのやから。。。本来は、選挙で、選ばれた人だけが、優れた最適な答え、つまり政策を進める。。。こんなやり方が、議員選出方式の民主主義やんか。。。つまり、自分に意見近い、または、それ以上の素晴らしい優れた意見を持っていてる人を選ぶのが選挙民であって、けっして、市民自身が優れた意見の選択者である必要までは要らんのや。。。民意が100%反映されることが、われわれの目指す民主主義社会ではない・・・ということにも、我々は、目覚めないとあかんのやね。。。ええかげんに。。。

 今回、通ろうとしている、国民投票法案の趣旨が、どうも、私には、政治家の先生方の上げた白旗のように見えて、仕方ないんや。。。国民が直接判断を下さなければならないことなんて、よっぽどのことやんか。。。これを多用するとも何でも国民投票で決めればええことになるし、そんなことしたら、議会や議員なんていらなくなる。。。つまり、議員さんたちの責任放棄。。。言い換えたら、サボタージュ・・・これが、この情けない法案やと、思うのやね。。。

 日本を、他国と戦争が出来る普通の国にしよう・・・。こう言われたら、私は反対や。。。何か、物事を決めるのに、1億人の人の意見を聴いていたら、何にも決まらへんやんか。。。だから、100万人に1人ぐらいの代表が話し合って決めることにしたんやろう?これをまた1億人の人に決めて貰う事に戻す・・・なんていう、物事の決め方を変えてしまったら、ますます政治は落ちていくで。。。自分らだけでは、何にも決められない代表・・・こんなの議員さんでも何でも無くなるがな。。。

 小泉さんのやった郵政選挙、それ以降のマニュフェスト選挙。。。これって、政治家の堕落やね。。。選挙にうかるというのは、その地区の人の意見を全権委任してもらっているということなんやで。。。それなのに、なぜ、また個々の事について、みなさんのお伺いを立てるのや。。。

 これって、何か、自分たちのやっていることに、自信のない裏返しやないか・・・。そう勘ぐりたくもなるで。。。議員は、国民の代表や。信任を受けた人たちが、集まって、法律やらを決めるのが国会や。あんまり、情けない事を、言わんとき・・・。議員さんの値打ちがどんどん、下ってくるわ。。。