ホーチミン紀行 | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

ホーチミン紀行

4/19(木) いゃ~。ベトナムとカンボジア。なかなか良かったです。今週の月曜日に帰ってきましたが、帰ってきて早々に、お昼から仕事。。。深夜便帰りは、つらいね。。。

 さて、今回の旅ほど、貧富の差を感じた旅行は無かったと思います。今まで行ったところは、何処へ行っても、比較的日本に近い物価にもうなっていて、まして、相手が日本人となると、日本人価格にするような所が多かったのやけどね。。。1ドルの重みが重かったわ。。。

 ホーチミンでタクシーに乗っても1ドル。カンボジアのシェムリアップでは、日本円の1000円の物売りが多かったね。。。これには、実は深い理由が有った。。。ベトナムでもカンボジアでも、もちろん現地の通貨が有るのだけれど、これがどちらも極めて弱い通貨なんや。。。だから、米ドルが幅員を効かせて流通しているのだが、米国のコインまでは無い。だから、1ドル使うと、ドンでおつりが帰ってくる。

 このベトナムドンというのが、ものすごいインフレレートの通貨で、これが、じゃまくさい。。。。細かいおつりのない時なんか、飴ちゃんが1握り代わりに還ってくる。。。この国には、まだブツブツ交換かいなぁ。。。カンボジアは、もっと貧しくて、後進国。お金の価値は、それに応じて低い。。。

 日本人は、この国でも、人の良いお金持ちで通っているようで、観光地でバスを降りると、すかさず子供の物売りがやってくる。始めは、これがうっとおしくて堪らなかったけど、慣れてくると、意外とあっさりしていて、ヤリトリをすると面白い。

 夕食のレストランで、ビールを飲んで、ほろ酔い気分のところを、向こうさんも、見逃さない。。。レストランを出たところから、いろいろなものを手にした売り子たちが、お兄さん、お兄さんと寄ってくる。同じツアーの人が何かを1000円で売りつけられたらしいが、これを見てビックリ。。。ハンモックやった。。。ハンモックが2個で、1000円。。。こんなの、どうしはるんやろう。。。みんなで大笑い。。。おもろかった。。。

 まだまだ売れると判断した人は、バイクでわざわざ追っかけてくる。。凄まじい執念の人もいる。。。でも、向こうも節度をわきまえていて、無茶はしないから、怖いこともない。。。

 扇子が10本で1000円、サングラスが5本で1000円、帽子が10個で1000円・・・。つまり、日本円の最低紙幣1000円に合わせて、商品の数を増やして売っているのやね。。。だから、ココでは値切るのではなく、相手に、数を増やさせるのが、交渉になる。粘っていると、いつのまにか、どんどん増えてきて、いかに、この値段がええかげんなものかが判る。。。

 始め、3個で1ドルだったブレスレットが、いつの間にか、一山1000円になっとるし、始め、店にある籐の腕輪100個ほどを全部で5000円と、冗談で持ってきたのが、4000円、3000円、2000円と、どんどん値下げしてくる。このやりとりを、向こうも結構愉しんでいるのやろうね。。。ただ、1ドルも、日本の1000円も、向こうの人にとったら、とんでもない大金。。。1ドルは、119円ほどというレート通りの感覚やなくて、使っている実感からしたら、その5倍ほどの感覚かなぁ。。。1000円も3000円ぐらいの値打ちがあるような感覚である。。。

 今回、このお値打ち度が、一番面白かったね。。。

 それにしても、炎天下のアンコールワットは暑かった・・・36度が40度ぐらいに感じた・・・。日本に帰ってきたら、またまた2月上旬の寒さ。。。これは堪えるわ。。。

 さて、ベトナムへ行った日本人が、一番驚くのが、多分、バイクの多さである。バスや地下鉄などの公共交通機関が未整備のこの国では、バイクが無ければ生きていけないほど大事な生活の足である。何処へ行くのも、バイク。だから、どこの道も、朝から晩まで、ほとんどバイクで埋め尽くされていて、これはもう、圧巻である・・・。でも、旅行者にとって、大変悩ましいのは、ほとんど信号らしい信号が無いことである・・・。現地の人は、大通りを平然と横断してゆくのだが、日本人にとって、これは、ほとんど自殺行為に思えて仕方がないほど怖い。。。

 多くのバイクと車が通行する通りを横断するのに、少しの隙間を見つけて、堂々と渡るのがベトナム式。これを会得するには、1ヶ月はこっちに住まないと無理やろうね。。。ただ、ホーチミンでは、観光客が多い所とか、大きな交差点には、現地の警察官がたくさん立っていてくれていて、一緒に道路を横断してくれるサービスをしている。団体の行動の時には、笛を吹いて、バイクの川もせき止めてくれるしね。。。

 泊まったホテルの近くには大きな市場があって、空き時間にはよく買い物に行った。そこで、少し印象的なことがあった・・・。ある小さなお店で、私は漆器塗りの小さな額を買ったのだが、その時、私はお尻で後ろに積んであった木製の筆箱のようなものを誤って押してしまって、落としてしまった。その筆箱と、もう一つの木製の何かは、見事に割れて、商品価値が無くなってしまった。。。気まずい空気が流れて、当然、私は、謝って、その分を弁償すると申し出たのだが、お店の女の人は、あなたは、商品を買ってくれたお客さんや。だから、弁償はしなくていいと、買った商品代金以外には、ガンとして受け取らないのである。。。私は、もう、これだけで、ベトナム人の誠実さと、優しさを感じたし、この国の人のファンになってしまったね。。。

世知辛い世の中で、このベトナムの人に、何か、人として日本人が、忘れかけているような何かを思い出させてくれたような気がした。。。