お金持ちの中国人が増えた理由 | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

お金持ちの中国人が増えた理由

4/10(火) やっと、選挙が終わって静かになったと思ったら、京都中に中国の首相が来るための交通規制の看板。。。大層なことやね。。。。またまた、京都の街は厳戒令下みたいになるのやろうか。。。。

 さて、その日中関係だが、恐らく、ここ数十年で、最悪の関係や・・・と言われている。日本も悪いし、中国も悪い。。。いつかは、ぶつからなければならないから、今の内にぶつかっておくのがええのか。。。それとも、騙し騙しで、関係改善に取り組むのがええのか。。。

 安倍首相が就任直後に行ったのが、「氷を砕く」訪中で、温首相の訪日が、「氷を溶かす」のが目的。。。いかにも、中国人が好きそうな表現やね。。。。でも、この言葉がやっと、出てくるまで、5~6年もかかっているのやから、日本は、あんまり喧嘩したくないのが本音やろうね。。。喧嘩して喜ぶ人はいるけど、喧嘩して損する人の方が、圧倒的に多いしね。。。

 日本は、今、いろいろな意味で分水嶺に来ている。米国べったり政策を続けるのか、大人の距離を置く政策を進めるのか。対中関係を進めていくのか、ブレーキをかけるのか。。。その辺りが、なかなか日本の中で、コンセンサスが生まれていないのや。。。

 日本は、地勢的に中国の隣だから、好むと好まざるとに関わらず、中国を無視は出来ない・・・。何せ、日本の十倍以上のマーケットであり、何十倍もの国土を持つ、世界一の工場集積地やからね。。。日本は、近い将来、米国同様に、中国と切っては切れない関係になるのは、目に見えている。。。つまり、互いに無くては成らない関係になると、ある種、運命共同体的な関係になるやんか。。。つまり、中国は、日本が必要だし、それ以上に、日本は、中国無しでは生きていけないような関係になる。。。。これが見えている。例え嫌でもね。。。

 既に中国の富裕層の数は、日本を遙かに抜いていて、ほんの一握りだったはずの億万長者も、人口の分母がデカイから、あっという間に、何十万人、何百万人・・・ものボリュームになっとる。。。だから、並みの日本人なんか、足下にも及ばないような生活をしている中国人は増えてきているし、もう、日本人が貧しい国民として、見下してきた中国人は、どんどん生活を豊かにしていて、まるで、日本の昭和40年代のようなもんや。。。どんどん会社が出来て、どんどん金持ちが生み出されている。チャィニーズ・ドリームが起きているのやね。。。

 もちろん、このお国の中には、大変貧しい人がほとんどで、その比率はものすごく高い。。。でもね。貧富の差が大きいのは大国である証拠であって、その国の実力とは、全く別問題や。。。日本が世界から見たら、以上に経済格差の少ない国やからね。。。こっちの方がよっぽど特異や。。。

 ここで、これから、気になってくるのが、日本人の気持ち・・・やと思うんや。。。日本人は、今まで、自力で、アジアの代表として、世界経済をも、引っ張ってきたという自負がある。その証拠に、米ドル、ユーロと並んで、日本円は、かなりの国で通用する国際通貨である。ところが、この地位を中国元が急速に奪いつつある。何せ、中国の外貨準備高は、日本をもう抜いているのやからね。。。

 つまり、これからの日本は、常に中国に負け続けなければならない。。。こんなジレンマと戦う必要があるんや。。。スポーツの世界なんかでは、もうすっかり中国に抜かれとるけど、これが様々な分野で、日本は中国に、連戦連敗することになる。このことに、日本人のプライドやら、気持ち的な物が、耐えうるかどうかなんや。。。

当然のことながら、日本にとっては、面白くない事ばっかりになる。いくら、日本が作ったインフラであると言っても、いくら、日本が移転した技術であると言っても、中国という国は、有る意味、ブラックホールのようなもので、ありとあらゆるモノをどんどん飲み込んで行ってしまう。。。そこには、国という概念をとっくに、超越してしまっていて、自分こそは、世界の中心である・・・という中華思想しかないんや。。。

 これからの中国は、日本や韓国の経験した倍以上のスピードで、効率的な発展を続けるやろう。。。失敗も成功も、日本というお手本があるから、無駄がない。。。つまり、日本の成功例ばかりやっていたらええのやから、中国は恵まれているわなぁ。。。これが、日本に取ったら、おもんない。。。日本のメーカーは、中国で製品を作って、世界に輸出しているから、日本の国内はより空洞化して、構造改革に失敗すると、大恐慌になる可能性すらある。。。

 結局、企業は、より効率的な土地に動くし、より利益を上げられる体制を求めて、進化し続けるものだから、世界の金融は、この利益と効率に向かって、これからも、一直線の流れを作っていくやろう。。。この結果、どうなるか。。。これを、町の商店街に例えると面白い。

 かつて、駅前にあった商店街は、その駅の乗降客が駅を利用して、そのついでにお買い物をすることで成り立っていた。ところが、車を持つ人が増えて、商店街にはろくなパーキングが無い。商店主も高齢化して、魅力が無くなって、どんどん閉店する商店。反対に、大手のショッピングセンターやらスーパーは郊外にデカイモールを建設し続けて、大勢の人たちを集客するのに成功している。

 つまり、今のままでいくと、今までの商店街や、繁華街というのは、効率性、利便性という化け物に負けて、衰退してゆく・・・かも知れないのである。つまり、これが日本の古い体制であるということなんや。。。。海外からの外資は、より儲かるところに投資し、利益率の低い所からどんどん撤退する。この作用を繰り返していくと、どうなるか。。。つまり、中小企業は、より力を持った大資本によって、どんどん淘汰されていって、どんどんコンビニなどのように系列化するか、廃業するかという、究極の選択を強いられて行くのである。

 日本は、実は、台湾などと同じで、中小企業の比率が、とてつもなく多い国なのである。とてもたくさんの社長さんがいて、その一人一人が、少しでも利益を上げよう、会社を大きくしようと、努力しているのである。。。ところが、こんな努力なんか、大手資本に取っては、敵では無いのである。無視出来るほど、競争相手にならないほどちっぽけなもの・・・なのである。。。

 構造改革は、町の酒屋さんを、ほぼ全滅にしてしもた・・・。今まで酒屋さんの持っていた独占的に酒を売る権利である既得権益を、完全に手放させたからね。。。これから、どんどん、こんな事が続くと、商売人を継ぐ人が減ってきて、世の中の人は、みんながサラリーマンになりたがって、自分で起業しようという人がどんどん減っていってしまうのやないやろうかね。。。その結果、どういう世界が拡がるか。。。それは、まさに、米国や中国のように、日本とは比較にならないぐらい大きな格差社会が進んでいくことになると思うんや。。。

 つまり、そうならないためには、日本は、中小企業が元気な国であり続ける・・・これが答えになるんやないやろうかね。。。つまり、脱サラして、蕎麦屋を始める人、独立して小さいながらも、世界一の技術を売り物にした会社を作る人、個性的なセンスを売り物に、アパレル企業を立ち上げる人。。。何でも良い。この多様性が、画一的ではない、日本の強みとしてその力を発揮出来るのやないかね。。。

 今の中国は、こんなミニ起業がわんさか出来ている状況である。日本の比やないぐらいや。。。1000に1つも成功するのは無いかも知れないけど、10000に1つぐらいは、ものになる。。。この万に1つがまた1万個集まれば、凄いことになる。。。それが今の中国なんやろうね。。。

世界のお金は、どんどん早く大きく動く・・・。これに併せて、国と国との競争も、どんどん激化する。日本もそんな生き残り社会を生きているのだが、他の国と同じ事をやっていたのでは脳がない。日本は日本なりの成功事例を積み上げるだけ。。。そんな、智慧が必要な時代なんやろうね。。。