ハゲタカ外資を恐れすぎやないか? | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

ハゲタカ外資を恐れすぎやないか?

3/31(土) 3月も終わりになると、テレビの番組も最終回が続く・・・。NHK朝の連ドラ「芋たこなんきん」も、今日で終わりやね。。。ちょっぴり、寂しい・・・。でもこれで少しは、田辺聖子ファンになったね。。。健次郎さんも死んじゃったね。。。

 日本では、3月は、年度末でいろいろなことが終わる月である・・・。4月が全てが始まる月やからね。。。政府の教育審議会が、大学の9月入学を検討しているみたいやけど、なかなかこれは難しいやろうね。。。世界では、ほとんどが、9月入学というのが常識らしいけどね。。。

 日本のように四季のある国で、入学・・・と言えば満開の桜の中。。。というイメージが出来てしまっている。これが、残暑厳しき中・・・入学式、入社式。。。となると、ちょっと勘が狂うやろうね。。。私は、4月入学も9月入学も、どっちも有りにしたらええと思うけど・・・。何でもかんでも、日本中が同時・・・である必要は無いからね。。。学習机やランドセル、リクルートスーツが年中まんべんなく売れたら、ええやんか。。。販売集中が緩和されて、経済効果も、ちいとは、上がるかも知れないからね。。。

 9月入学という、提案には、私は、もう一つの別の意味があると思うんや。。。。それは、多分、安倍政権の、役人の決めた普遍的なルールへの挑戦という意味である・・・。予算や審議のルールというのは、実は役人たちが自分たちの仕事がやりやすいように、決めたルールである場合が多いやんか。。。例えば、国家試験だって、国が年一回って決めていて、1度失敗した人は、1年間を棒に振って、また1年後に再挑戦するしか無いやんか。。。これって、実は、ものすごく、おかしな事やと思わへんか?

 誰が国家試験は1年に一回だけって、決めたんや。別に半年に一回にしてもええやんか。。。このしょうもないルールのために、掛け替えのない青春時代を一年間も無駄にするのは、とても、もったいないことやと思うのやね。。。

 年間予算の執行ルールかてそうや・・・。予算申請をしたら、3月31日までに使い切らなければならないルールって、馬鹿げていると思わないか?これを個人に置き換えて見たら判る。。。ある家庭で、今年の文房具代の予算を3000円って決めたとするやんか。。。4月の1日から次の年の3月31日までにこの3000円を使うから、と決めたからと言って、絶対にその通りになるはずがないやんか。。。2500円しか使わなかったからと言って、あと、500円、使いもしない消しゴムや、のりを買う・・・なんて馬鹿なことするか?

 逆に、突然コピー機が潰れたので、要るのに、3万円のコピー機を買えないやんか。。。こんな不自由なこと無いで。。。本当に必要なものだけにお金を使う。予算が余ったら、勿体ないから、次年度に持ち越す。。。こんなのは、普通の社会やったら、当たり前のことやんか。。。ところが、役人たちの世界は違う。。。理不尽やね。。。

 年度としての概念は、普通の感覚からしたら、使った分だけ後から計上して、あくまで、いつからいつまでの、計算期間というだけの意味やんか。つまり、9月に始まって8月に終わる会計年度でもええ訳や。。。

 ところが、日本人というのは、他の人と違う・・・。という感覚を、とことん嫌う・・・というか、恐れる・・・というか。。。そんな感情を持つ人の割合が、まだまだ多いのかね。。。一番面白い例が、株主総会の集中日やと思うんや・・・。ものすごい数の企業が、口裏を合わせたように、全く同じ日時に同時に株主総会を開くやろ。。これって、なんでやと思う?これって、まだまだ、日本に株式会社という制度が、本当の意味でしっかり定着していない証拠やと、私は思うのやね。。。。

 日本人の頭の中には、まだまだ会社というものは、創業者のもので、その社員は、その社長さんに、雇ってもらっている・・・。そういう感覚を持っている人が、依然として多いということの、裏返し・・・やと思うんやね。。。株式会社という制度が、欧米の発想で、その考え方が世界的な標準になっているから、そのスタイルに従っているだけ。。。そう思うんや。。。

 欧米では違う。起業家は会社を興す資金を、出資という形で集める。そのお金の証文のようなものが、株券やんか。。。だから、会社は株主のもの。。という感覚が欧米では常識や。ところが、日本は違う。。。会社をやろうという人間は、まず、全額を自腹で賄う。だんだん儲かっていって、売上が伸びて、利益が出てきたら、個人事業主のままでいるより、会社を株式会社にして、そこから、給料という形で取った方が、税法上、有利になる。だから、自分で発行した株券を自分や家族で持って、形だけ、株式会社にする。。。

 会社の創生期では、多くの会社がこのように、自分の会社を形だけ株式会社にして、大きくしてきたんや。。。それがもっと大企業になったら、株券は、銀行から事業資金を借りるための担保の意味合いを持つ。多額のお金を貸した銀行は、この会社の一部を株式という形で保有しながら、自分たちの利益の拡大のために、パイを拡げてゆく。。。

 そして、もっと大会社になった企業は初めて、上場という形で、広く自分の会社の株式を他人に買って貰うという、本当の意味での、資金調達目的で株券を増資したりして、市場への流通を図るのである。。。

 ところが、大企業になったところでも、まだまだ中小企業的な感覚が抜け切れていない企業がほとんどで、株券をどんどん発行するということは、実は、株の自己保有比率がどんどん下がっていると言うことに気が付かない事が多い。だから、敵対的買収のように外資が、自社株を買い占めてきたら、なかなか有効な対抗手段を執ることが出来ないんや。。。いわば、株券という、自分の会社の借金の証文をどんどん印刷して、楽にカネを集めておったツケが、思わぬところで出た・・・。そんなうまい話に乗りすぎて、あほのように踊っていたのに、やっと気が付いたのやね。。。

 このことに気付いた企業は、自社株を市場でどんどん買って、つまり、市場からの借金をどんどん返して、自分の会社を、自分の物に、取り戻すのを始めた企業も出てきた。。。自らが、上場廃止を選択することで、積極的な外資からの企業防衛策に出た訳やね。。。

 もともと、お金持ちの企業は、株式市場みたいにヤクザな世界で、リスクの高い資金調達なんてする必要がない。。。有名企業で上場していないサントリーなんて、社内留保だけで、立派に回っているし、自分の会社がどれだけ儲かっているかなんて、公開すべき相手の株主がいないのやから、必要ないんや。。。こんな意外と日本的な企業もいるんや。。。

 明日からいよいよ、4月・・・。。。企業同士の三角合併とかが、日本で解禁される。。。このことを話題にすると、いつも、ハゲタカ外資が日本に乗り込んでくると、日本中の大企業が戦々恐々のパニック状態になるかも知れない。。。企業の総務部門の人間は、どうしたらM&Aに対抗出来るかのセミナーに毎日のように通っているのやと。。。

 日本企業が何故、外資を恐れるのか、どんなところが来ても、ハゲタカやと、色眼鏡で見るのか。。。実は、これが極めて日本的な企業体質を物語っていると思うのである。。。つまり、未だに日本の企業そのものが、同族経営を基盤にした、「会社は自分の持ち物」というオーナー感覚から、抜け切れていない・・・そういう事なんや。。。

 世界では、企業という物は、器でしかない。そこで働く人やノウハウ、生産される商品や提供されるサービス・・・それこそが、本当の企業価値であって、土地や建物や設備はあくまで出資者のものである・・・という感覚が、そもそも無いのやね。。。だから、必要以上に外資を恐れよる。。。ゴールドマンサックスやシテイなどの巨大資金を持ったところは、確かにカネに向かって、突き進む。それは、利益をその支持者から要求されるから、当たり前のことなんや。。。ところが、日本は、いつまでも浪花節とか、情というので人が動く。。。本当の意味での西洋化は、まだまだ日本人には遠いことなのかも知れないね。。。

時は春・・・。明日から、新しい季節の始まりである。。。日本人のほとんどは、桜の季節が好きである。。。外人さんとは違ってね。。。