平和惚けの進化形 | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

平和惚けの進化形

3/28(水) どうも、最近の日本は、何かにつけて、極端になって来ていて、いかんわ。。。安倍晋三総理の誕生で、日本の政治志向は、大きく極右的に梶が切られてしまったと、私は、思うのである。

 私はもともと、自分では、少し右寄りな考え方を持っている人間だと思っている・・・。だから、今の日本の風潮は、どうも、とてもだらしなく、とても良くない方向に流れが向いていると思っている一人である。だから、安倍総理のように、一本筋を通してくれる人は、心地よく思う部分があるし、何事につけても、ピシッとしているとか、整然としている。とか言うのを好む方だと思う。

 先日、自衛隊の方のお葬儀に参列する機会があって、ほとんどの方が自衛隊員・・・というお葬儀を見ていて、大変、清々しいものを感じた。お焼香一つとっても、実にスピーディに、きびきびと行動される隊員の方たちに、さすが自衛隊員さんやなぁ・・・。と、思った。今の世の中、個性が尊重されすぎていて、団体や組織のことを考えて、行動する人なんて、なかなかいないからね。。。トイレへ行くにも駆け足で行かれる若い隊員さんを見て、はぁ~っと、思った。。。もちろん、良い意味で。。。

 私も含めて、今の若い世代の人は、リアルな戦争というものを知らない。映像や書物や親や祖父からの話でしか、第二次世界大戦のことは判らないのだが、その感覚が、だんだんと時代の流れと共に、変わってきているのではないかと思うのである。。。

 昭和20年の終戦から、昭和50年代の高度経済成長を経て、日本は平和であることが当たり前の世界で生きてきた。平和であるからこそ、奇跡的な経済成長が出来たと言って良い。ところが、この平和の有り難さが、だんだん薄れてきて、「奢り」に変わろうとしている。。。そんな気が、最近、するのである。。。いわば、平和惚けの進化形やね。。。

 日本は、現在、世界有数の経済大国になった・・・。だから、もっと、世界で大きな地位や、発言力を得たいと考える人たちが、増えてきたのである。確かに、日本の経済力を考えると、日本には客観的に見て、その資格が有るのかもしれない・・・。でもね、実は日本は、戦後60年間、ずっと、これを押し殺して生きてきた・・・。何故か・・・・。それは、より強国になることが、再軍備をして、戦争が出来る普通の国になるということと、同じ意味を持つからである。

 何や、カンや言っても、戦争をして、強い国が、他の国からは恐れられるし、軍事力というものは、その国の力を示すのに、まだまだ現役の力を持っているからである。。。残念ながらね。。。

日本は憲法第九条で他国と戦争することを封印されている。これを、米国から押しつけられた憲法であると考えるか、これ幸いに、戦争放棄を逆手に取って、それなら、米国さん、日本を守って下さいよ・・・。って、言い続けて来たのが日本の吉田茂以降の歴代ハト派の源流政治家たちである。

 私は、この戦争放棄を逆手にとって、戦争をしなくて良かった日本が、一番平和・・・という国益を享受してきたと考える意見に賛成である。こんなことを書くと、また、ネット右翼の人からの書き込みがあるかも知れないが、憲法改正論議の中で、憲法第九条に関しては、改正に反対である。今のままでよい。と、いうより、せっかくの平和でいられる言い訳を手放す必要なんて無いと思うのである。。。

 米国などでは、日本は再軍備すべきであるとか、核武装すべきである・・・という意見が出てくるやろう。。。でも、現在の憲法が米国の押しつけで出来た経緯を考えたら、もう、それ以上は言えないやろう。。。だから、この特権を使わない手はないと思うのである。まして、アメリカは、世界で唯一、2発も日本で大量破壊兵器である原爆を実戦使用している負い目がある。。。この好都合を維持していくのが、日本にとって大変有利であり続ける事に変わりがないのである。。。。

 安倍総理は、憲法改正に向けて、国民投票法という法律を通そうと考えている。これは、私は、戦前の国家総動員法と並んで、悪法だと思う。。。。日本は、戦前のだんだん戦争に向けて突き進んで行ったという経験をふまえて、なかなか、ハンドルが急旋回を切れるような仕組みにしていない。つまり、参議院は半分づつしか改選されないし、衆議院選挙も組み合わせれば、6年ほどの時間を掛けないと、なかなか政権交代が難しいように、わざと安全弁をこしらえてある。と、思うのである。

 ところが、国民投票法という法律は、何でもその時の国民の熱狂的な支持や、特別なカリスマ性で、大きく政治の流れを変えてしまう事が出来る危険性をはらんでいるのである。。。具体的には、小泉首相のように、大人気の政治家が出てきて、国民支持率80%なんて取ってしまうと、この人が独裁的な権力を一気に握ってしまって、この人が戦争するとか、言ってしまうと、それまでの安全弁がどんどん外されていってしまうことになるからである。。。

 まぁ、今の安倍首相の支持率は、かなり低いから、そんなことは出来ないと思うのだが、これが高いと、第二のヒトラーやムッソリーニが日本で誕生してしまうことを許してしまう危険もあると思うのである。。。

 今の日本人は、有る意味、平和ボケを通り過ぎて、刺激を求めすぎている。平和の有り難さを、忘れ過ぎている。。。。そんなところが無いか?

リーダーになれるための、大きい声、大げさな動き、派手なセリフ、人とは違う極端な意見。。。こんなのを、素晴らしいことであるなんて、過大評価したり、自分の個性であると、勘違いして、主張するくせが、みんなに出来てしまっているのやないやろうかね。。。本当は、そうでもないのに・・・。何かのキッカケで、どんどん、本当の自分の考えとは、違う方向に、ぐいぐい引っ張られて行く事って、あるやんか。。。そんな、本当の自分を持っていない、そんな人が増えてきているのと、違うやろうかね。。。これって、戦前に日本がどんどん戦争に向かって突き進んでいった状況と同じなんや。。。

 人間って、そんな単純なものやない。白か黒ではなく、その途中には、黒っぽいグレーもあるし、白っぽいグレーとか、ブルーっぽいグレーとか、チャコールグレーなんかもあるやんか。。。それを一律に白か黒かで判断するから、あかんのや。。。多様性は、有る意味、極端に走らないセーフティネットにも、成り得るからね。。。

 かつて、日本に、国際化の波が押し寄せて来て、どんどん欧米化した。。。でもね、欧米が自分たちの標準を押しつけて来たら、日本は違う・・・と言えば良い。それが通じないなんて、遠慮する必要はない。。。中国を見習ってみいな。。。自分流を絶対に崩さへんやんか。。。日本は、日本やんにゃから、日本流でええやんか・・・。多様性のあるのが日本なんやから、そんな画一的に決められても困る。もっと、日本は深みというか、厚みというか、懐の深いところのある国やからね。。。

今の日本に欠けているところ・・・。何でも右向け右・・・。これって、一番、怖い事なんよ。早く気付いて欲しいわ・・・。