時代に法律が追いつかない。。。
3/27(火) 株をやっている人にとって、昨日と今日は、少し特別な日である。
上場している会社の9割ほどの多くの企業が、3月末を本決算日にしているのである。つまり、3月最後の営業日である3月30日が株主としての権利である配当を貰う基準日であり、株主優待も、貰う基準日である。株の世界では、一年の内、この3月末日1日だけある会社の株を持っていても、1年以上、あるいは、半年持ち続けている人と全く同じ権利が得られる日なのである。
ところが、株のルールがあって、この3月末の株主名簿に掲載されるためには、処理期間というのがあって、この名義を変更したりする日数として、中3日間という日を設定しているのである。つまり、3月31日が今年は土曜日にあたるので、3月30日が最終営業日となり、この4営業日前である3月36日の月曜日が、この権利を取るための確定日となる。つまり、別にいつも、この会社の株を持っていなくても、このたった1日だけ、この会社の株を持っていたら、晴れて株主様になれる特別な日なのである。
出来るだけ多くの会社の株主になりたい人は、この3月末の権利日の集中日にどの会社を持っていようかと悩む人が多い。もちろん、お気に入りの会社を持ち続けるのも、自由だし、ネット取引のお陰で、格段に株の売買手数料が下がったために、頻繁に株の売買をしても、そんなに負担にならないという考え方の人も増えてきたようぶある・・・。
そして、この3/26の翌日、つまり今日が、権利落ち日と言って、前日まで保有していた株をみんなが一斉に売ろうとするために、株がほぼ間違いなく暴落する特別な日なのである。株をやらない人は、ほとんどご関心が無いだろうが、そんな人も、今日の夕刊か、明日の朝刊の株式欄を見てみてほしい。そこには、権利落ちによる値下がりを示す。◇←こんなマークがならんでいると思う。これが、通常の株取引ではなく、権利落ちによる株価の大幅な変動がある銘柄であることを指している。。。
かなりの上場企業が3月末を決算日にしているので、今日は、間違いなく株価が落ちるということが、毎年決まっている特異日であると言えるやろうね。。。
まぁ、世の中の人の考えるような事は、みんな考えるもので、どうしても、株を売りたい時期は一致する。不思議なもので、相場は、その株を持っていて貰える配当や、株主優待の価値の分だけ値下がりしよる。。。これも、経済原則なのかね。。。それでも、元気な企業はいるもので、権利落ちの日なのに、逆に値上がりする会社もあるから不思議である。よっぱど、内容が良いのかね。。。
さて、株取引と言えば、最近、話題になったのが、ライブドアである。ホリエモンは、2億か3億の保釈金を払って、刑務所から出てきて、六本木ヒルズに住み、超高級焼肉店に通い、あいかわらずの生活を送っているのだという・・・。この前なんか、南の島のリゾートにお弁当持ち(女の子を連れての意味・・・)で、言ってたんやて。。。ええご身分やね。。。そう言えば、自家用ジェットも持っていたんやったわなぁ。。。
ライブドア株を大量に買って、大損をした人は、自己責任で済ますのに、それを画策しておったヤツが、のほほんとして、お詫びの一つもせんのは、やっぱり日本人の感覚からしたら、許せないやろうね。。。
そんななか、フジテレビが、ライブドアによる乗っ取り工作と、その防衛策で、多額の損出を出したということで、ライブドアを訴えよった。。。私は、これはダメやと思うで。。。株の損はオウンリスクというのが世間の常識やからね。。。そんなの全部織り込んで、みんな株をやっとるのに、一人だけダダこねられてもね。。。
ただ、そのために、ホリエモンの個人資産をはき出させることが出来るのなら、痛快やけどね。。。でも、本来は、この差し押さえ資産は、騙された人たちの救済に回されるべき・・・というのが筋なのかもね。。。
株式という世界は、残念ながら、まだまだ、ちょっと頭のよく回る、詐欺師のようなヤツが、生きてゆけるような、あいまいな部分の多い世界である・・・。勝手にどんどん株券を印刷して、他の人から投資資金を集めて、本当は儲かってもいない会社を、さも、儲かっているかのように見せかけて、またまた投資資金を集める。。。これって、誰が見ても詐欺やんか。。。こんなことをした犯人が、のうのうと生きてられて、再チャレンジ出来るのやから、世の中、ちょっと甘過ぎるのやないかね。。。二度と立ち直れないように、してもらわんと、嘘をつかれて、被害に遭った人は、気持ちが収まらないわなぁ。。。
情報が命のこの世界で、インサイダー取引・・・というのも、笑わせる法律である。自分の会社が今度、今までにないような爆発的に売れそうな新製品を出す。その事は、新製品を開発しとる人と、そのための広告の準備をしとる人だけが、知っている情報やんか。。。この人が家に帰って、このことをポロッと、嫁はんに言った。この嫁さんは、内緒やで・・・と、口止めしながらも、近所の奥さんにこのことを話した。。
この奥さんからその人のダンナに伝わった情報を元に、このダンナがこの会社の株を買って、新製品の発表と同時に暴騰した株を売って、大もうけしたとしよう。。。明らかにインサイダー情報による株取引なのだが、実際の所、このダンナと開発チームに所属するご主人の間には、一面識もない。。。つまり、立件がかなり、大変難しいのである。。。この情報を誰からか聞いた証券会社に勤める営業のご主人が、良い情報が有ります・・・と、この会社の株を買うように顧客に勧めた。。。それで大もうけ出来た。。。まず、こんなの、つかまえられへんやんか。。。
ある山の中に今度、高速道路が通る事になった。その情報を、代議士の口から知った人が、その土地が値上がりするだろうと、買いまくった。。。しばらくしてその道路のルートが発表されて、この人は買った値段の10倍の値段で、土地を買って貰えて、大儲けした。。。こんな話、そこいらじゅうに、転がっているやんか。。。株の世界だけインサイダー取引禁止っていう法律が出来ただけのこと。。。情報を早く手に入れたことは、「勝ち」につながる。。。こんな原則は、何にも変わっていないんや。。。
法律は、いろいろなことを規制する。それは、あまりにも不公平で、あまりにも、社会正義に反するから、制定されるのやと思う。。。まだまだ、時代の流れに立法が追いついていない時代やね。。。国会は、日本と言う国のルールを作るところである。もっと、現代の時代に則した、効果的な立法が求められているのやろうね。。。M&A関係では、ものすごい日本の法律制度の不備が指摘されている。。。
日本という国のルールは、何でもかんでも世界標準に合わすだけでは、日本の企業は、ことごとく、外資に全部乗っ取られてしまうで・・・。中国なんか、上手にやっとるで。。。日本が自分の国に一番有利になるようなルールを先に確立しておかんとあかんで。。。もっと、よう勉強せんとあかんで。。。
日本は、会社という概念は、欧米と違う。。。家族的な企業ほど、ドライでクールな外国人投資家とは、相容れない要素が多い。。。この辺は、何とかケアしておかないと、日本中の企業が、食い物にされて、おいしいところだけ、持っていかれて、ポイされるで。。。ほんま・・・。