土下座バラマキ外交からの脱却
2/16(金) 安倍政権の支持率が、就任以来、下がり続けて、ついに不支持率が、支持率を上回った。自民党からしたら、一番人気があったはずのエースの、意外な不人気に、困ったなぁ・・・と、思っているのは、今度の参議院選に出る自民党候補やろうね。。。
もともと、安倍ちゃんは、少し物事をハッキリと言い過ぎるところがあって、これが、悪いところなのだが、逆に小気味よい、ええところでもあったわけや。。。ところが、就任以来、いざ、自分が総理になると、そんなに下手を打てないというところから、どうしても、思い切った発言が出来なかったり、どこか、誰かに遠慮して、奥歯に物の挟まったような言い方しか、出来なかったのやないやろうか。。。
靖国参拝を本当はしたいし、尖閣や海底資源では、対中で、竹島やら反日教育では、対韓批判もしたいのだが、個人の発言と、国の代表としての発言は、根本的に違うから、そんな思い切った発言は、小泉のオッサンのように出来ひん。。。そんなところやないやろうかね。。。これが、大人の対応であると、少し勘違いしてないかね。。。まぁ、難しいところやけれど。。。
このあたりが、どうも、いろいろな人に不満になっている原因になっているのだと、思う・・・。ただ、一国の総理は、いつも、選挙目当てで、威勢の良い事ばかり言っていても困る。対立と融和。どちらを選べと言われたら、どちらかというと、融和の方に、軸足を置いてもらわんと、うまいこと、いかないと思うからね。。。
ところが、北朝鮮による拉致被害者は、そうはいかん・・・。自分らの身内が北朝鮮に捕らわれたままになっているのやからね。。。そんなところに、日本が税金で援助されたら、たまらん・・・。これが本音や。。。では、もっと多くの拉致被害者を抱える韓国は、どうやろう。。。ところが、ここは、日本とは、全く感覚が異なっていて、やっぱり、北は、同じ民族の国だから、相手の国に、誘拐された・・・という感覚までは、持たない・・・。これが、実のところやろう。。。南北離散家族と、同じような感覚や。。。
でも、日本からしたら、拉致は、完全に国家がやった誘拐事件・・・。としか、取れないしね。。。北朝鮮は、とんでもない国や。。と、こうなる・・・。この辺が、日韓の温度差になって、現れて来る・・・。日本にとっても朝鮮半島というのは、実は、ものすごく近いところである。九州の人からしたら、北海道へ行くより、釜山に行く方がずっと近いのやからね。。。平壌でやっと、北北海道ぐらいの感覚かね。。。
こんな至近距離に、別の言葉を話して、自分たちとは、全く別の考えを持ち、全く違う生活をしている、似たような顔をしている人たちが生活していることに、日本人は、本当にあまり、意識していないし、ひょっとしたら、気付かないふりをしている。これが、現実なんやないやろうかね。。。
北朝鮮外交は、実のところ、安倍政権の命綱になってきている。6カ国協議の合意で、安易に北への援助を口にしたら、安倍批判が爆発するし、参院選大敗北、政権交代なんてことにも、成りかねない。。。だから、対北政策では、いくら他国が言っても、バスに乗り遅れる、孤立すると、言われたって、引くわけにはいかないからね。。。
一歩引いて考えたら、この外交戦略は、日本にとって、久しぶりに成功した外交事例であるとも、取れる。。。今までの日本の外交と言えば、アメリカの言われるがママ、他国から批判が有れば、それ、見たことかと、日本政府が批判されてきた。他国と波風を立てないのが、良い外交であると、思われ続けていたからね。。。
でもね。もう、そんな時代やないやろう。。。お互いに、言いたいことは、言って、主張するところはして、その上で、合意点を見つける。こんな外交スタイルに切り替えていってもらわんとね。。。別に、どんどん喧嘩をせえと、言っているのではない・・・。日本は、日本の主張をちゃんとして、その上で、国民が納得できる結論に落ち着かす。そんな先進国として当たり前の分相応な外交を、日本も、もう、ええかげんやってほしい。。。これが、国民の真の気持ちなんやないやろうかね。。。
振り返って見れば、戦後の日本の外交は、第二次世界大戦で敗れたため、かつての日本の占領地や、戦勝国へ、謝罪しつづける外交やったと、言わざるを得ない。。。奇跡的な経済復興に成功した後でも、経済支援という名の、戦争賠償金をばらまくだけの、土下座外交。。。つまり、カネで友好を買い続けていた・・・という史上まれに見る、情けない外交やった。。。こんなことをやっていたのは、地球上で日本だけやったのやないやろうかね。。。
でも、このお陰で、日本人は、お金持ちで、気前がよい。。。という、日本人観が、世界に定着した。このことは、良かった部分と、悪かった部分があると、思うのやね。。。良かった部分は、日本の経済発展とともに、日本企業の世界進出にもつながったし、より日本が豊かになるための「良循環」が出来たことや。。。どこの世界でも、気前の良い人は、歓迎されるし、羽振りの良い人の周りには、人が集まってくるしね。。。
その反面、これを、快く思わなかった人たちもいた。日本のお陰で戦争被害を被った人たちや、僻み、やっかみの目で見ていた国も、多かったはずや。欧米でも、黄禍論、つまり、黄色人種が、世界を牛耳ってしまうのではないかという、白人たちの危機感があったりした。。。
だから、ココでも、日本は、何とか西洋社会に取り入って、世界の一等国の地位・・・これを得ようとしたんやね。。。でも、このなりふり構わない日本の外交のおかげで、失ってしまったモノも多い。それは、日本人としてのプライドである。土下座、バラマキ、エコノミックアニマル・・・いろんな蔑称が、日本人に付けられた。。。日本人の中にも、このことを快く思っていない人は多くいて、このことが、今の日本外交の転換期につながってきているのだと思う。。。
日本は、中国へのODA打ち切りを宣言したし、韓国の竹島近海への調査船派遣や、中国の春暁などの日本近海での天然ガス田開発にも、文句を言い出した。。。これは、気付かない人も多いかと思うけど、実は、戦後、初めての事なんや。。。今までの日本なら、抗議はするけど、形だけ。。。波風立たないように、机の下では、握手しとったからね。。。
安倍氏に期待したのは、今までの土下座・バラマキ外交から、ちゃんと普通に、主張する戦略的日本外交に、舵を切ってほしい・・・。そんなところやなかったんかね。。。ところが、もひとつ、歯切れが悪い・・・。喧嘩にまではならないようにして、それでもって、日本の国益は、しっかり守る。。。日本も、なかなか、したたかになって来よった。。。うかうかしてられないぞ・・・。このくらい、世界から思われるぐらいで、今は、丁度良いぐらい・・・だと、思うのだけれどね。。。どうやろ。。。