ちくはぐな京都の建築規制 | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

ちくはぐな京都の建築規制

2/4(日) 東京では1月に1度も雪が降らなかったのだという。。。暖冬も暖冬。事故が少なくなってええのだけれどね。。。

 サテ、早いもので、暦の上では、今日が立春。本当は、一年中で、一番寒い時期なのだが、今年は、どうも違う。。。京都では、節分祭が始まって居て、私の近くの壬生寺というところでも、たくさんの屋台が出て賑わう。真冬の数少ないエクスカーションやからね。タコヤキでも、こうてこようか。。。。

 先週の日曜日も、地域の餅つき大会と、防災訓練が有ったのだが、今年は暖かかったせいか、人出が例年よりかなり、多かった・・・。寒いとどうしても、家の中に閉じこもり勝ちになるけれど、これだけ暖かいと、ちょっと出かけて行こうかね・・・という気分にも、なるというものやからね。。。今年の壬生さんも、多分、多いのやないやろうかね。。。

 さて、京都市では、先日、大胆な建築規制や、屋外広告の規制プランが発表されて、各方面で、物議を醸している。。。都心部のビルの高さを、大幅に低く規制する内容だったから、去年末までの、滑り込み着工するマンションの多いこと。。。中には、建築主も決まってないのに、とりあえず、プランだけ出しておいて、建築確認申請済みにしてから、オーナーを捜そうなんていう、本末転倒の営業戦略まで、やってくる業者もいる。。。確認申請付にしたら、高く売れるのやろうね。。。収益物件は。。。

 そりゃ、今まで7階建てのマンションが建てられたところが、規制後は、4階建てしかダメ・・・なんていうところが、たくさんあるのだからね。。。3層も高さ規制が厳しくなった日にゃ、採算が合わなくなるから、マンションを建築する会社がいなくなる。。。部屋数が建築費に見合わなくなるからね。。。市内中心部のマンションブームも、これで、とどめをさされるかもね。。。

 それにしても、京都の市内の高さ規制は、法律が実施された時期によって、実に、バラバラや。。。烏丸通や御池通の大通りは、やっとこさで、揃ってきたというのに、またまた法律を変えたら、またスカイラインが揃わなくなるやんか。。。古い建物は、高いままで、新しい建物は低くしか建てられない。。。イコールそんな建物を中心部の土地の高いところで、建てても仕方ない・・・となると、将来的には、都心部が寂れてしまって、スラム化する可能性が出てくるやんか。。。昔のロサンゼルスのダウンタウンみたいに、古いビルは取り壊されて、駐車場だらけ。。。いったい、行政は何を考えているのやろうね。。。

 祇園や、岡崎、嵐山や、清水、嵯峨や、下鴨など、京都の原風景がしっかり、残っているところに、厳しい、建築規定を科すのは、私も賛成である。京都の京都たらんところを、後世の子孫にしっかりと、、残すのも今を生きる京都人の役目やからね。。。

 ところが、今回の京都市の規制は、あまりにも、広範囲で、非現実的なものが多い。例えば、家の「庇」(ひさし)である。全ての建築物に、50センチの庇を義務づけたらどうなるか??。京都は、鰻の寝床と呼ばれる間口が狭くて奥行きが長い家が多い。この町家を、建て直した時に、今のままなら、お隣との間に、各々80センチは間を空けて建物を建てなくては庇が出来ない事になる。

 3間間口の家なら、幅員が540センチ。両側に合計、160センチも取られてしもたら、実質建物を建てられる幅員は、380センチしかなくなってしまうやんか。。。つまり、これは、もう、家としては、成り立たない計算になってしまうのや。。。もうちょっと、現実的な案を出してえな。。。いくら良い案でも、みんなが、守れないような案やったら、全く意味が無くなってしまうからね。。。

 住宅を造るハウスメーカーにとっても、深刻や。。。都心部に洋風な家やら、シンプルモダンな家は、建てられなくなるのやからね。。。ここまで、行政が規制して、ええもんやろうなんやろうか。。。あまり、規制し過ぎると、不動産価値が下がってくるようなことにも、なる可能性がある。。。そのへんも、ちょっとは、考えてもらわんとなぁ。。。

 京都は、1200年の都である。ただ、143万人もの人間が、そこで住み、生活している大都市でもあるんや。。。保存と開発の問題は、長いテーマやけれど、メリハリの効いた政策を打ち出せないで、何でも共産党の言うような規制ばっかりやっていたら、街に活気が無くなって行く。。。旧市街地を保存重視にしたいのなら、南部に思い切って市役所を移転するとか、市民に判りやすい方向性を、もっとハッキリ示すべきやろうね。。。

中途半端なことばっかりやっているから、どっちつかずの、つまらない街になってゆく。。。京都は、もっと都市間競争の現実を直視すべきやろうね。。。