平山赳夫の運命の分かれ目 | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

平山赳夫の運命の分かれ目

11/26(日) 平沼赳夫という人。この人の経歴を見ていると、安部氏と、似ているところがかなりあって面白い。東京の麻生中学・高校を出て、慶応ボーイ。養父が男爵で総理大臣までやった平沼麒一郎。ヨメサンは、徳川家の血を継ぐ名家。地元岡山では、盤石の地盤を持つ。衆議院当選9回。運輸大臣、通産大臣を経て、小泉内閣では経済産業大臣。

 ところが、小泉改革での郵政解散で、郵政民営化にたてついた・・・として、自民党を除名された16名の代表格になってしもた。この人の思想心情的には、自民党の王道である保守本流。師匠はあの中川一郎である。なぜ、ひょんなことから、運命が分かれてしまったか。。。。

 平沼氏の地元は、岡山である。なぜ、東京で生まれ育った平沼氏が岡山が地元かという変なところは、東京育ちの安部が山口が地元なのと同じ。代々の地盤がここにあるということなのであろう。。。平沼は養子だけれどね。。。

 岡山には、参議院自民党会長の片山虎さんがおる。つまり、地元の郵便局長会というのは、平沼の後援会の幹部。この人らを切ってまで郵政民営化に賛成出来なかった。そういうことや。。。何や、かんや言っても、日本の選挙は、人のつながりが基本や。。。若いボランティアが、無給で支えるなんていう、上辺だけの関係では済まない。。。

 ある人が言っていたが、議員は、地元に金をどれだけ引っ張ってこれるかが、その人の値打ちになる。まだまだこんな地縁、血縁が濃い。。。都市部のさらりとした人間関係からは想像も付かないような、コテコテの人間関係の上に、成り立っている。誰か有力支援者の息子の結婚式に出席しなかっただけで、落選の憂き目に遭うことがあるし、多選を続けている議員には、どんどんしがらみが増えてくるのは当たり前である。

 これが癒着につながるから、国会議員は再選させないでおこうと、もし私が言っても、誰も賛成してくれんやろうね。。。何故なら、支援者にとったら、何とかこの先生を育てて、大臣にでもなってもらって、地元に有利なようにしてもらおうという、地域エゴが出てくるからや。。。だから8回も9回も当選する議員が出て、そんな人たちは、大物議員と呼ばれて、大臣や総理候補になってゆく・・・。

 この平沼赳夫という人も、そういう人で、地元岡山では、圧倒的な支援者の組織がかっちりと固まっている。おまけにここは、資産家であるし、政治資金も潤沢に集まる。つまり、選挙が怖くないほど強い政治家の一人なのである。この平沼氏が郵政解散で自民党を、アッと言う間に追われてしまった。地元の人からしたら、びっくりである。。。

 何とか自民党に復党させてくれという、郵政反対派の16名の議員や元議員が集まって、この平沼さんを立てた。亀井と綿貫のように、新党を立てて、仕方なく別行動を取る人もいれば、古巣の自民党に何とかもう一度戻りたいという人も多い。

 ところが、まだまだ、小泉のオッサンのかけた催眠術は効きが強くて、マスコミはこぞって、今、復党させたら、この前の郵政選挙は何やったかと、なる。そうしたら自民は惨敗するで・・・と、脅しにかかっとる。この脅しは、あながち、嘘でもなくて、世論調査では、見事に国民は、復党反対が過半数になっておる。。。

 よくよく、考えれば、この郵政反対派の人たちも、民営化法案に結局賛成票を投じているし、首班指名では安部晋三に投票しているものだから、もう、自民党に戻るための要件は、揃っているはずなのだけれどね。。。ここらへんが小泉マジックの影響なんや。何故か、反対派16名には、もう、悪役のレッテルがペタリと貼られてしまっていて、小泉改革を邪魔したヤツらやと、見られてしまっている。

 あれだけ反対していて、いざ参院選が近いとなったら、自民党に戻って数合わせ・・・。これは、国民にとって、ものすごく判りにくい。。。今まで、仮面ライダーでショッカー役やった人が、急に良い役に変わってしまったようなもんやからね。。。今の政治は、ある意味、国民へのわかりやすさが、求められていると思う。これが小泉のオッサンは、ものすごく上手やった。判りやすかった。だから、ウケた。。。この影響がまだまだ残っておるということやろう。。。

 でも、このことを少し引いて考えてみれば、いつも、自民党は、政治ニュースの時間を独占していて、良きにつけ、悪しきにつけ、話題を提供し続けておる・・・。反対に民主党は、小沢の病気以降、大した話題が無い。あっ、女子アナとのキス事件もあったか。。。まぁ、大した事はない。。。つまり、自民の方が、国民の関心を集めるのがうまいということにならないか?話題づくりに、事欠かないからね。。。

 これって、ある意味、ものすごい自民に良い宣伝に、結果としてなっているやんか・・・。これで、平沼だけでも復党しなくて、自民はちゃんと、けじめをつけた・・・という評価になれば、かえって自民党の株は上がるやんか。。。ここまで、計算しておるとしたら、大したもんやんか。。。喧嘩別れまで、選挙に使いよる。。。誰かプロデューサーのような人でも着いているのやろうかね。。。世耕一人やないやろう。。。

 そう思ったら、ライバルの中川幹事長と、平沼の対決会談も、かなり白々しく見えてくる。中川が復党へのハードルを上げる。平沼が反発する。良くできたお芝居に見えなくもないやんか。。。どうせ、ほとぼりが醒めた頃、こっそり戻ればええのやからね。。。次の衆院選まで、別にこのままでも痛くもかゆくもない。。。この人ならね。。。

それにしても、小沢は何で、この郵政反対組を何とか民主党に取り込むのに努力せえへんのかねぇ。。。考えられへん。ほんとにね2大政党時代を作る気があるのかねぇ。。。菅や岡田、鳩山なんかの万年野党の負け犬根性が染みついているのか???仕事せんのやったら、政党助成金減らすぞ~ぐらいの気迫がないとあかんで。。。ほんま。。。