日本人が忘れてしまったもの | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

日本人が忘れてしまったもの

11/11(土) アメリカの中間選挙で、ブッシュ与党の共和党が、大敗。イラク戦争泥沼化の責任を取って、ネオコンの権化みたいやった、ラムズフェルド長官をスパッと、更迭した。2年後の大統領選では、クリントンのヨメサン、ヒラリーが大統領になるのかねぇ。。。この流れが続けば、アメリカ初の女性大統領の可能性も出てきた。

 どうも、ヤンチャでIQの低い、ブッシュを支持してきたアメリカの保守層も、ぼちぼち愛想を尽かした。。。そんな感じかね。。。事実上の政権交代への大きな流れが出来てしまったなぁ・・・。

 どちらかと言えば、共和党支持の考え方だった小泉・安倍路線は、ここで、ちょっと頭の切替をしなあかん時期を迎えたと思う。対中、対北朝鮮の強行姿勢だけでは、問題の解決は難しいからね。。。流れが融和派、デタント派に流れる・・・。そんな雰囲気や。。。

 日本の世論はどう流れるか。。。しばらく続いた自民人気というより、小泉人気。今のところは、安倍人気が引き継いでいるけど、核議論問題で、隠していた爪がチラッと見えたから、ちょっと、怖いと思う人も増えてくるやろう。。。まだまだ日本人は核アレルギーが強いからね。。たった60年前に、核の廃絶を誓ったばっかりやからね。。。

 さて、話は変わって、この秋から、NHKの朝の連ドラが「芋蛸南京(いもたこなんきん)」に変わった。NHK大阪の制作や。。。田辺聖子さんの自叙伝的が原作らしいが、ここで、けっこう、今の世の中に何か書けているものを問いたい。。。そんな制作者側の意図を感じる事が多い・・・。

 このドラマは、朝の連ドラには珍しく、若くてキレイではない(失礼)藤山寛美の娘さん・直美さんが、主人公なんやけど、多くの主人公の子供時代である、昔の回顧シーンが多く出てくる。ここでは、悪いことをしたら、親や、おじいちゃんに叱られる。言うことをきかなかったら、おやつがもらえない。夜遅くまで外で遊んでいたら、「かもか」が出てくる。嘘つきは泥棒の始まりや・・・と、正座させられて、とことん説教される。たとえ、どんなに安いものでも、人さまのものに手を付けることは、絶対にいけないこと。他の人の大事にしている人形など、物を大事にする心・・・。

 昔やったら、当たり前のことで、今の世の中やったら、ひょっとしたら、忘れられてしまっているのやないか・・・と思われるようなことが、よく出てくるのである。一軒の家の中に、おじいちゃん、おばあちゃん、父と母、多くの兄弟姉妹が同居するという、「サザエさん」のような家は、今はほとんどない。「昔は良かった」だけではなく、若い親が、今どきの子供に、教え切れていないのではないかと、思う事が、この物語には、どんどん出てくる。

 こんな番組が出てくる時代背景には、われわれ親世代の、「あせり」のようなものさえ感じる。子供たちに、人として、大切なものを、ちゃんと身につけさせられているやろうか・・・。我が子を叩いて怒ったことがないことが、良い親である・・・そんなアホな価値観に頭の中を占領されてないやろうか。。。それが、出来てないから、変な世の中になってきてしまっているのやないやろうか・・・。そんな自責の念すら、感じるのである。。。

 テレビ番組の影響力は大きいし、このテレビ番組を見て、親も子も、何かに「気づき」何かをを「感じ」て、少しでも良い世の中になってくれたら・・・なんて、下手な言い訳混じりに感じてしまう・・・。

先日、あるテレビの人気キャスターさんが、図書館へ行ったんやそうである。そこで、驚いたのは、貸し出される本の、あちらこちらが、切り抜かれていたという事実である。

 図書館の本は、無料でみんなが見られる。そこで、守られるべき事は、本を大事に見る・・・という、当たり前のことや・・・。本を汚したり、まして切り抜いたりするのは、とんでもないルール違反である。ところが、現実は、隠れて本を切り抜いて、何喰わぬ顔で、元に戻しよるヤツがおる・・・。これは、自分さえ良ければよい・・・の典型やんか。。。こんな人間に育ててしまったのは、明らかに、今どきの親の責任である。モラルというものは、堤防に空いた蟻の一穴のようなものである。あんなに小さい穴から、どんどん水は漏れていって、やがて、堤防は決壊して、街は浸水してしまう。

 どんな小さな穴も、絶対に見逃してはならないものなんや。。。本1冊ぐらい・・・。と、思うか。みんなで使う大事な本を、切ってしまったと、思うか。。。この差は、やっぱり大きい。弁償したらええんやろ。。。万引きした子供の親のほとんどは、こう言う。ちがうやろう・・・。今、この子に、やってええことと、アカン事をしっかり教え込む。そのチャンスやんか。

 誰かに、怒られるからやない。絶対にやったらアカン事を、やりよったから、子供を叱るんや・・・。それがこどものためやんか。。。親のストレス解消やない。恥ずかしい目に親が遭ったからやないで・・・・。いつまでも、大事にされ過ぎて、叱られないような子供たちを、このままのさばらすから、世の中がどんどん悪くなるんや・・・。痛い目に遭わない世の中が、どんどん子供たちを弱く、悪くしていっていることに、早くみんなが気付くべきやろうね。。。

 日本人は、戦後、戦前教育の全否定からスタートしている。そこには、軍国主義的なものと、日本人の良い部分までもが随分混同して、排除されてしまっていたのではないやろうか。。。国家の品格という本がよく売れているのも、うすうす、みんながそれに気付いているからである。日本の今の教育に、絶対的に欠落しているもの・・・。戦前教育アレルギー・・・。いろいろな問題があるね。。。

ブッシュは、潔く失敗を認めて、民主党の党首を祝福した。そして、自分の側近中の側近の首を切った。この潔さ、わかりやすさ。負けたら、さっと身を引くモラル感・・・。ちょっと違うけど、今の、日本人も見習わなあかんところかも知れんね。。。だから、本当の意味での心の教育が大事なんや。。。けっして右寄りではない愛国心・郷土愛とか、協調性、社会のルールを守る。守らない者には厳罰があること。。。このような厳しさが今の日本には欠けている。。。

早く気付いて軌道修正をする。これが教育改革やんか。。。手遅れにならないうちに・・・。