戦争する気か?
10/16(月) 北朝鮮への制裁決議案が、いろいろ取りざたされているが、この中で、日本にとって大きな壁があることが、浮き彫りになった。それは、「臨検」である。臨検は、その国の船舶が、大量破壊兵器であったり、麻薬、偽札など、体制側にとって、運ばれては困るものを積んでいないかを、軍事力によって、強制的に調べることを指す。
この「軍事力によって」と、いうところが、だだの船舶検査とは違う部分である・・・。船舶検査は、日本では、海の警察にあたる海保(海上保安庁)がやるのに対し、臨検は、海自(海上自衛隊)がやる。つまり、検査される方にとったら、警察に調べられるのと、軍隊に調べられるのの、大きな差がある。
その船舶が何を運んでいるかは、実は、その国あるいは、その船舶所有者の自由であり、ある意味主権である。臨検は、その自由を拘束し、主権を侵害する可能性のある超法規的措置、つまり異常事態であると言える。
ところが、日本は憲法第九条により、交戦権は無い。もし、臨検しようとする船に、停船命令を出したが、停船しなかった時、武器が使用できるか出来ないかで、全く意味が違ってくるのである。現在の日本の法律では、正当防衛の意味だけでしか、武器使用は認められていない。つまり、向こうが攻撃してこないかぎり、こちらは撃てないのである。。。これは、殺生な話やね。。。日本の周辺国の船は、この辺のところをよく知っていて、日本の海保は、よっぽどのことが無いと、ゼッタイ撃って来ないと、なめきっておる。。。
この前、北海道沖で、ロシアの警備艇が、酔っぱらってガンガン鉄砲を撃って来よるのと、えらい違いやね。。。
ここで、出てくるのが、法律改正の話である。周辺事態法という、いわば対処療法的な法律を作って、憲法改正をせずに、我が国領海内で起こったこのような事案に対して、国内法で、正当な武器使用が出来るようにするのを狙った法改正である。
つまり、目の前に、ひょっとしたらプルトニウムや核爆弾を積んでいるかも知れない北朝鮮の貨物船が航行していても、前ならその船の停船命令で出しても逃げられていたのだが、今度は、武器使用をしてでも停船をさせることが出来るようにしようという事なのである。
このことが何を意味するか。。。。このようなフィジカルコンタクトは、実は、相手の受け止め方によっては、戦争状態に限りなく近いと、取られる危険性が極めて高いと、言えるのである。相手の貨物船も武装している。そのような船と銃器の撃ち合いをして、これは、誰がどう見ても、客観的に、交戦状態である・・・という事になってしまうのである。。。
戦後日本にとって、大変、都合の良い「専守防衛」という言葉があるが、これは、きれい事であって、戦争は、攻めるだけとか守るだけというのは、有り得ないのである。相手が攻めてきたら撃つけど、逃げていったら追いかけない。。。こんな戦争があるか?まして、戦国時代やあるまいし、今は21世紀の時代である。爆撃機やらミサイルやらが飛び交うような戦争で、何処までが攻めで、どこからが守りだなんて、区別がきっちり出来る人がいるのなら、教えてほしい。。。
つまり、専守防衛なんて言葉は、絵に描いた餅なのである。実際に北朝鮮の潜水艦が我が国の領海外からミサイルをバンバン撃ってきよる。日本の各地にそのミサイルがボンボン墜ちる・・・。この状態で、日本の自衛隊は、この潜水艦に攻撃出来るのか。領海の外と中でどう意味が違うのか。。。そんな論議をしている場合や無い・・・。そこらじゅうで、人がたくさん死んでたりしたらね・・・。これが現実・・・そんなところやろ。
ミサイルをバンバン撃ってくるこの潜水艦を、何とか沈めないと・・・・、と、こうなるやろう。。。これが、もし、北朝鮮の本土にあるミサイル基地からやったらどうや。手当たり次第に北朝鮮が日本にミサイルバンバン撃ってきよって、日本が何も反撃しなかったら、国民世論は、やっぱり、政府になんとかせぇや。。。なんで、北朝鮮のミサイル基地に反撃しないのか・・・。普通、こうなるやろう。。。国民の生命財産を守るのが、国の基本的な存在理由やからね。。。。
つまり、どっちにしても、戦争になってしまうやんか・・・。実際に被害が出たら、ナショナリズムが吹き出すからね。。。何処の国でも、これだけは、仕方ないことや・・・。昔の日本もこうして、戦争に突入していったんや。。。いくら、戦争したくなくても、仕掛けられたら、黙ってられない。。。こんな現実もある。。。
でも、この時、一番大事なことは、どうしたら戦争を回避出来るのかということを、一生懸命考えることやと思う。日本は、60年以上平和やった。このおかげで日本は繁栄した。また戦争やったら、アホやんか。。。。だから、世界中から、腰抜けとか、弱虫とか、いくら罵倒されても、絶対に戦争だけはせえへん・・・・。こんな強い意志を持つ勇気も必要なんや。。。
これが、本当の強さなんやからね。。。21世紀の戦争は、核のボタンを持っている者が一番強い・・・。そんな幻想に世界中の人が陥っている。核の先制攻撃をしたら、必ず報復攻撃が来る。世界中で核兵器のボタンを押しまくったら、地球が29回も壊滅するだけの核兵器がこの地上にあるそうや。。。もし、そうなったら人類は滅亡や・・・。
ただし、それは、今までの核クラブのメンバーのように、失うものがある国のお話や。。。国民なんてどうでもいい。自分の体制維持だけが目的なんて、前時代的な国家が、核のボタンを持ったら、どうなるだろう。追いつめられたら、追いつめられるだけ、やけくそになって、暴発する可能性が極めて高くなる。
対話と圧力もええけど、もう一つ、金正日だけの排除という選択肢も視野に入れるべきなのかも知れないかなぁ・・・。暗殺や亡命・・・。またまた19世紀のような世界になるのかねぇ。。。そういえば、この金さん。もともと、北朝鮮の馬賊の総領やった。この人のオヤジをロシアが担いだ。。。今は、この体制がずっと続いているだけ。。。
担いだロシアや、助けたロシアに、なんとかこのケツ拭きをさせるような手は無いかねぇ。。。金正日の亡命を受け入れてくれたら、助かるのやけれどね。。。もし、幕引きを演出してくれるのやったら、日本も金出さないでもないで。。。安いもんや。金で平和を買えたら。。。
金で済ます。。。といえば、聞こえが悪いけど、巨大なジャパンマネーは、やっぱり他の国からしたら、大した武器やで。。。相手を黙らすのには、有効な手や。特にアジアではね。。。役人の袖の下、談合、賄賂、接待、アジアなら、残念ながら、これが文化になっとる。これは世界でも通じる。潘さんもカネで国連総長になったしね。。。
これが、絶対に、あかんと言っているのは、実は西洋文化なんや。ここでも文明の衝突が起こっておる。。。。日本がカネ以外で何とかしようとしたら、無理が出る。屈辱とカネを天秤にかけて、屈辱の方を、日本が取るようになったら、少し怖い時代が来ることになるのかも知れないね。。。