イラク原油という踏み絵 | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

イラク原油という踏み絵

9/15(金) 日本の外交姿勢が今、岐路に立たされている・・・。実は、イラクは世界第2位の産出国である。少し前まで、1バーレル10ドルちょっとだった原油価格を70ドル近くまで、引き上げてしまった張本人は、実はアメリカのメジャーである。危機を煽ってボロ儲け。。。。やることがえぐいわ。。。日本は、中東地域に90%も原油の供給を頼っている・・・。中でもイラク原油には、日本はキルクーク近郊の油田に75%もの権益を持っている。

 ところが、今、これがピンチなのである。資源確保戦争は、もうとっくに始まっていて、中国、インドが虎視眈々と後釜を狙っておる。アメリカメジャーは、イラクには全く権益がない。だから、イラクに、安価で豊富な原油を国際市場にどんどん出されたら、せっかく高値維持でボロ儲けしとる現状を、維持できなくなる。

 イラク戦争は、実は、もっときな臭い原因があると指摘した人がいるが、その人の意見は、米国の、特に石油利権を握っておるユダヤ人が、自分らの思い通りにならない勢力を封じ込めるために、戦争を始めさせたという意見もあるぐらいである。

 アメリカには9.11の復讐という大義名分があった。アルカイダやら反イスラエル勢力が犯人やと決めつけて、テロの報復という言い訳を使って、イラクのフセイン政権を叩いた。ところが、今は、フセイン政権とアルカイダなどのイスラム過激派組織の関係が、実は全くなかったというのが、明らかになった。。。つまり、アメリカは、イラクに言いがかりをつけて、反米というだけで、何の罪もない国であるイラクのフセイン政権をつぶしたということになる・・・。

 日本は、アメリカの尻馬に乗って、イラクに自衛隊まで出して、忠犬ポチぶりを発揮したまではええが、振り上げた拳の持って行き場が無い状況・・・。何のために部隊を出したのか、何のための戦争やったのか・・・。小泉のオッサンは、このことには、だまりこくっとる。。。もう、済んだことで、済ます気か。。。

 イラクの石油担当大臣は、日本には、まだまだ友好的だが、対米追随の方針と、イラク原油の権益との難しい選択を迫られていることになる。つまり、「原油」という日本の生命線である踏み絵を、踏めとイラクから言われているのである。踏まないのなら、インドでも中国でも、他に権利を渡すぞということや。。。

 イラクでの日本の権益を守ることは、日本の絶対的な国益である。ところが、イラクから原油を買うことが、イラクに豊富な資金を与えることになり、この資金が反米のための核開発などに使われると米国は反対しているのである。。。よくよく考えたら、勝手な意見である。イラクの核開発疑惑も、本当のところはどうか判らないし、アメリカの本当の狙いは、親米政権を打ち立てて、原油価格を自由にコントロールして、資源戦争で、イニシアティブを獲ることにあるのやろうけどね・・・。

資源を制する者が、世界を制する。資源獲得戦争は、とっくの昔に静かに水面下で始まっているのである。。。