日本の医療体制は守られるのか
7/26(水) お店をやっていると、いろいろな場面に出くわす。。。一昨日も、通りがかりの男の人が血相を変えて、お店に入ってきた。ついそこで、初老の女性が倒れているというのである・・・。えらいこっちゃと、慌てて、店を飛び出して現場へ走って行ったら、60代ぐらいの小柄なおばあちゃんが道に倒れたはった。タクシーの運ちゃんに、救急車の連絡を頼んだらしいのだが、待てど暮らせど、一向に救急車が来ないのだと言う。
そんなことを言っている場合かいなぁ・・。急いで携帯から119番に連絡した。どうやら、現場の場所の説明がうまく行って無くて、救急車は、現場付近をうろうろしていたようである。電話している間に、救急車がやってきた。こっちや~と大きく手を振って、やっと到着・・・・。それにしても、周りに私とヨメさん以外に2人、合計4人も人間がいても、何にもしてあげられない。情けない事やね。。。おばあさんは救急車に乗せられて、10分ほど行き先を捜してられた後、病院へ搬送されていった。最初見た時には、少し動いていたので、大丈夫かと思っていたが、担架で運ばれている時には、あんまり意識が無かった。。。大丈夫やったらええのになぁ。。。
それにしても、日本という国は、ええ国やね。道を歩いているだけの人でも、誰かが見つけて、具合が悪くなっても病院へ連れて行ってくれる。こんな国は少ないで。。多分。。。病院へ行きたくてもお金がないから行けない国の人も多いし、その病院すら、近くにほとんど無い国も多い。そう思うと、日本は有り難い国やね・・・。国民皆保険やし・・・。
医療というのは、実は、一番有り難い行政サービスの一つである。治療費の負担の出来ない人でも、みんなの負担、つまり税金で安く医者に掛かる事が出来る。北欧の国にゆりかごから墓場まで・・・をスローガーンにした社会福祉がとても進んでいる国がある。いかにも社会主義的な考え方だけど、この面では、極めて先進的な社会システムでもある。
このような国では、病院に掛かる費用や、学校の授業料などは、全額を税金で賄っている。だから、収入の半分は税金に持って行かれる。でも、この国々の国民は、それはそれで納得している。高福祉高負担・・・それがこの国のコンセンサスであり、国民にとって国とは行政サービスそのものであると言うことを体現している。そんなところやろう。。。
ただ、こんな国は、世界では、極々稀で、ほとんどの国の人が高度な医療を受けることなく事故や病気で亡くなっている。これは不幸なことやね・・・。日本は、これらの北欧の国々には遠く及ばないけれど、負担はそこそこで、まあまあ高福祉を目指している方なのやろうか・・・。それでも、最近は、病院で払うお金は、昔は、1割負担やったのに、いつの間にか2割、3割と、じわじわと増えてきている。。。。
日本人が、かなり高齢化が進んでしまってきた、というのもあり、日本人が何でもないのに医者に通いすぎる。これも原因や。。。貰わないと損みたいに、飲みもしない薬を大量に貰っておる、おじいちゃん・・・。それも税金から補助されとるんやで。。。ホンマ。。。病院にはいろいろな人がいる。ほんとうにこれだけの人らが、みんな治療を必要として来ているのか。かなり疑問に思うときがある。交通事故で、休業補償を稼ぐために、ずっと長い間入院しているようなヤツ。こんな人らにも、何がしかの歯止めが必要やで。。。
ほんと、一部の人たちが、みんなの大切なお金を食いつぶしておる・・・。私は、本来、病院というところは、あんまり快適にしたらあかんと思う。ホテルのロビーと見間違うような待合室。エアコン、テレビ完備の病室。3食昼寝付のパラダイスのような病院にしたら、みんなが息抜きのために入院しに来ているのやないか・・・とさえ疑いたくなる。
1回病院に行ったら、1週間は痛みの残る注射を1本は打つとか。とてつもなくまずい病院食で、外からはゼツタイに食料を持ち込み禁止とか。午後8時には消灯。朝5時には、起床して、動ける人はリハビリ開始。けっしてさぼらせない。。。こんな厳しい環境に、病院をわざとしておくのである。1週間を超える入院患者は、さっさと山の中の土地の安い療養所に移転させて、病院は、重病の人だけを治療する場所に徹する。テレビもまともに映らないような辺鄙な療養所なら、早く出たいと思うやろう。そのぐらいせんと、あかんのと、違うやろうかね・・・。
モラルの崩れかけている現在、病院だけ聖域なんて出来ない話や。このまま放っておいたら、病院は浮浪者や極貧のプータローらの駆け込み寺に、なりかねないのやないやろうか・・・。日本の善意が大前提の良い医療体制も、いつまで続けられることやら・・・と、救急車のサイレンを見送りながら、ふと、心配になった。。。